悠釣亭のつぶやき -8ページ目

東大教授のたかり収賄事件

24日、東京大学大学院、医学系研究科教授の佐藤伸一容疑者
(62)が収賄容疑で警視庁捜査2課に逮捕された。
東京大学大学院での共同研究の見返りに高級料理店やソープ
などの高額接待を繰り返し受けていた収賄容疑。

東大教授らを接待していたのは日本化粧品協会という団体で、
東大との共同研究成果というブランドが欲しかったようで、
宣伝にも使っていたという。
一説によると1.5年間に3千万円程を接待に使ったという。


接待は東大側からの申し入れで始まり、化粧品協会側は
東大の名を将来開発する商品に活用できたら、簡単に回収
できると思って継続していたようだ。

最近になって、共同研究が進まず、研究講座も閉鎖されたため、
協会側から損害賠償が提訴された。
結果、国立大学教授は国家公務員とみなされるため、収賄が
発覚し逮捕となった。


ワシはこの事件を聞いて、さもありなんと思った。
これまで付き合ってきた多くの大学教授達やその統治機構には
大きな不信感を持ってきたからね。
人間的にもバランスのとれた社会的に立派な人は、そうね、
10人に1~2人ほどかな。
一般的に言うと、

①自分の専門分野以外のことには無関心で、世間的な常識すら
 持たない人が多い。
②自分は優秀だと思い込んでいて、周囲に対して横柄。
③自尊心が高く、反対されたり意見されたりすると弾ける。
④自説に固執し、他の意見を真摯に聞く態度が無く、間違って
 いたとしても改めることはない。
⑤長い間同類としか付き合いが無いからか、自分のやり方で
 しか対応できない。
⑥個人の権限が強く、決めたことに他が口をはさめない。
⑦性善説でチェック機能が無く、告発も出来にくい組織。


ま、付き合いにくい人種だということ。
そして、日本国では金銭的に優遇されていないこともあるん
だろうか、結構カネにうるさい。
この佐藤容疑者の報道を見る限りでは、ワシが感じていた
欠陥のすべてを持ち合わせているように見えるな。

接待側ははじめは「このくらいなら」と思って始めたんだ
ろうが、際限なくエスカレートして行き、一方で期待通りの
成果が得られないとなれば、犠牲者を出しても「損切り」する
しか逃げ道が無くなったってことだろうね。


高位にあるものの犯罪で、容疑者が地に落ちるのは世間の
快哉を受けやすいから、報道も面白おかしく取り上げるん
だろう。
しかし、少ない研究費の中で必死に効率よく研究を続けて
いる多くの研究者にしてみれば、忸怩たるものがあるだろう。

特に基礎研究や開発研究は国の支援が潤沢でないと成果が
出にくいし、企業がカネを出すとなれば、渡りに船って
ところもあろうからね。


この事件、イカレたたかり屋事件かも知れんが、一方で、
あたら、立派な研究者を潰してしまったという側面もある
わけで、日本国が基礎研究分野にもっと金を出すとともに、
個人の権限で何でもできちゃう仕組みをこそ変えて行かねば
ならんのでわと強く思った事件でしたな。