
消費税減税で物価は下がるのか?
今回の総選挙は、ほとんどの党が何らかの形での消費税の
減税を訴える奇妙な選挙になっている。
ということは、どこの党が勝っても、何らかの形で減税が
行なわれるということになるんだろうね。
で、問題は消費税が減税されたら物価は下がるのかという
ことになる。
普通の感覚なら、ある食品の税込価格が1080円だと
して、税率8%→0%になれば、新価格は1000円に
なると思うわな。
だけど、価格は消費税の有無にかかわらず、需給関係で
決まるものだし、消費税分だけ値下げせよという法律も
無いわけだ。
だから、今まで通り1080円で売っても何らオカシクは
ない。
しかし、隣の店で1000円で売ってれば、そちらに行く
から、買い手市場の場合は値下げせざるを得ないかな。
それでも、減税を機会に950円に値下げするというような
奇特な店はなかろう。
今まで、お店で食べれば1100円、テイクアウトすれば
1080円だった店では、今後はテイクアウトは1000円
になるから、持ち帰る人が増えるんかな?
通販なんかだと、輸送費減額などと言って価格据え置き
する所が増えるかもね。
一方で、輸送業者を泣かせるとか。
消費マインドは上がるんだろうけど、減税分がそのまま
消費拡大になるかどうかは微妙だろうね。
可処分所得が僅かに増えても、安い物志向は変わらない
だろうし、物価高の感覚は相変わらず残るんだろうね。
財政状況悪化とか言って金利が上がったり、円安が昂進
したりすれば、わずかな消費税減税なんぞは吹き飛んで
しまうだろうし。
あれこれ考えるに、消費税減税は物価高是正には大きくは
効かないように思われる。
ちょっと長い目で見た景気向上には寄与するんだろけどね。
可処分所得を直接的に増やせるのは、給付だろうけど、
制度を作り上げるのに時間が掛かるって事のようだ。
今回、減税が一段落したら、次に取り組むことになるんだ
ろうけど、選挙結果にも寄ろうが、まだまだ時間が掛かり
そうに感じるな。
名目賃金が上がっても物価高で消えるようでは生活は
良くならない。
物価が安定したうえで景気が良くならんことには生活が
向上したとは感じられないんだろう。
両方を実現するのは、相当大胆で難しい舵取りが必要と
思われるが、目先の減税や給付だけでなく、長期的な
道筋を描いてる人は居るのかしらねぇ。
今回の選挙を見る限りではそんな気配は感じないんだが。