悠釣亭のつぶやき -6ページ目

イラン戦争の行方と石油の枯渇は時間勝負

一向に、落としどころというか、収束点が見えない
イラン戦争。

米国の主張、というか、トラジイの主張とイランの主張は
真っ向からぶつかり合っている。

米国はイランが核開発を辞めることが必須条件だが、
イランは手放す気はない。
米国はイランの友好国(レバノン、イエメンなど)との
連携を断てというが、イランは反イスラエル同盟を壊す
気はまったく無い。
そして、攻撃があれば、ホルムズ海峡を封鎖するという。


米国は今度は兵糧攻めに入った。
ホルムズ海峡を逆封鎖して、イランへのあらゆる輸入物資
を止める挙に出た。
これはすぐには効かなくても、イランにとって相当な痛手
というしかない。

これに対して、イランは海峡を特定の船舶以外は自由航行
させることにするという。
特定とは米国とその協力者という意味だろうけど、日本の
立ち位置は微妙だな。
漂流機雷があるようだから、迂闊に通ることも出来ないし。


いずれにせよ、2週間の一時的な停戦期限は21日に
迫っている。
第2回の交渉の開始も微妙な状況だし、やったとしても
双方の歩み寄りがあるとは思えない。

トラジイは国内からの反発が時間と共に拡大している
ことやインフレが昂進していることを懸念しているから、
やるならさっさと片づけたい所。

イランは真逆で、時間がたつほどに有利になることを
自覚して、ホルムズ海峡を人質に、主張を曲げようとは
しない。
最早、再衝突しか道が残されていないようにすら感じる。


最大の問題は、この状態がいつまで続くのかということに
尽きるんだが、それは、イランの事実上の消滅か、米国が
撤退するかの2択しかないんだろうか?

巻き添えを食っているのは、ホルムズ海峡経由の原油に
頼る東アジアを中心とする国々。
まだ日本は大量の備蓄があって、これを放出しながら
他の手を考える時間があるが、そうでない国では、運送用
燃料の節約、電気の削減などに着手しはじめた。


日本は備蓄を過大評価しているように感じるが、燃料販売
を制限したり、電気を使用制限したりする気はないようだ。
しかし、長引けば、そうも言ってられない訳で、少なくとも
そうならぬように事前の対策を始めねばならぬ時なんじゃ
ないのかな。

前のオイルショック時もそうだったが、ホルムズ頼みの
状態をほとんど放置し、備蓄だけを増やした結果が今で、
この騒ぎが収まればまた、何事もなかったように今まで
通りの活動を続ける積りなのか?


ラスカ原油をと言えば、油種が違うから云々、ベネズエラ
原油は節度がない? あれこれと出来ない言い訳ばっか。
無理してでもやれば、今後の糧になるのは明らかだろって。

脱石油や脱ナフサも直ぐにすべては無理だろうけど、
やれること、やるべき事はいっぱいあるはずだな。
その中で、少しはコスト高になっても、国産化できる
ものもたくさんありそうだ。
脱プラスティックの良い追い風になるだろうに。


短期的な対策ばかりに目が行ってる現状は仕方ないに
しても、将来の持続性を考え始める良い機会だろうと
思う。
膨大な燃料補助金は便乗値上げを潰してれば不要だった
はずだが、票にならないこちらにこそ使うべきだった。
今となっては、すぐにでも補正予算が必要だと思う。
徹底的に対策案を追求し、出来るものから始めるべき時
だろう。