何でカード決済会社が破綻するんですか?
6日、クレジットカード決済代行会社「全東信」
(大阪市)は大阪地裁に破産を申請し、同日付で
破産手続きの開始決定を受けた。
13日時点で少なくとも21の地域金融機関で計
465億円超の融資が回収不能となり、焦げ付く
恐れがあることが分かった。
未公表の金融機関もあり、実際はさらに多い可能性
がある。
東京商工リサーチは8日、全東信が業績悪化を隠す
ために、少なくとも20年前から決算を粉飾して
いた疑いがあると発表した。
600億円以上の債務超過に陥っている可能性が
あるという。
粉飾は預金残高の水増し(約170億円)や
架空債権(約154億円)などによるもので、
加盟店に対する未払いの立て替え精算金
約217億円も未計上だったとしている。
全東信の債権者は全国の地方銀行や信用組合など
60社超に上るようだ。
近畿産業信用組合(大阪市)が219億円で最も
多く、東京スター銀行(東京)と東和銀行
(前橋市)がともに80億円で続いた。
関東から九州まで幅広い地域金融機関の名前が
挙がっている。
客が決裁したおカネはカード会社が手数料を引いて
店に還元するだけの話で、どうしても、標題の疑問
が湧くんだな。
要するに、社員の給与や決済システムの維持などの
コスト以上の手数料が入れば破綻する筈がないと。
原因は分からないけど、いろいろと想像は出来る。
大手カード会社の審査に通らない店でも、カード
会社と業務提携している全東信と契約して専用端末
を利用することで、カード決済ができるようになる
というが、この辺りに問題があるのかな。
20万店という膨大な数の専用端末が必要になり、
店ごと、カード会社ごとの仕分け作業があり、
カード会社からの入金処理と店への還元処理等々、
普通のカード会社より相当複雑な処理をやる必要が
ありそうだ。
カード会社が手数料を取るし、代行会社も取ろう
とするが、店は大きな手数料は払えないとなると、
泣くのは代行会社しかなさそうだ。
結局、複雑なオペによるコスト増>手数料という
ことになって、損失が累積していったってことか?
持続性が確保できない事業なら、早々に撤退を
模索すればここまで酷くはならなかったんじゃない
のかなぁ?
客の決済とカード会社の支払いとの間には相当の
時間差があろうから、店に還元する資金は他の
銀行の融資を得なければならない。
赤字続きでは融資は受けられないから、粉飾
せざるを得ない。
簿外の累積赤字が膨らむ一方で、とうとう
耐え切れなくなったのが今回の破綻ということ
なんだろうね。
それにしても、20年以上も、上手く回らない
仕組みを頑なに継続するって、どういう神経
なんでしょうね。
売上は立ったがおカネが入金されない多くの小店舗
への影響は大きいだろうなぁ。
金額によっては破綻に瀕するかも知れない。
社会的な影響も大きい、不道徳な倫理欠如の
やり方に、ただただ腹が立つ。