悠釣亭のつぶやき -511ページ目

藤井聡太氏、8冠

11日、京都で行われた王座戦は、タイトルを持つ永瀬拓矢氏
との五番勝負に、2勝1敗で臨んだ第4局、藤井氏は終盤、
苦戦を強いられたが、形勢を逆転して勝ちを収め、王座の地位
を獲得した。


藤井氏は2020年に初めて棋聖のタイトルを獲得したあと、
他のタイトルを次々と奪うとともに防衛にも成功し、今年は棋王
と名人を手にして七冠となっていた。
残るは王座だけとなっていたが、それも制し、史上初の8冠に
着いた。

この人、6年前に書いた下記記事の頃から、負け知らずだった
のが、また一段と磨かれてきたようだ。
ここぞという勝負を逃さないしぶとさも兼ね備えて。

小さい頃から詰将棋に夢中で、詰め方を身に着け、AI将棋で
様々な場面を積み上げてきたという。
驚くのは、何の変哲もない指し手が後々で重要な働きをする
という布石ともいうべき手をいつも準備している事。

また、双方の持ち時間が切れた後の短時間差しでは絶対的な
強みを見せる。
短時間に読む手数が他の棋士に比べて圧倒的に多いという事
なんだろうか。
劣勢になっていても、時間切れ以降で逆転する場面がとても
多いんだな。


これにて8冠になった訳だが、今後はいかに長い期間、タイトル
を保持できるかが問われてくる。
ライバルやこれから現れる新人たちが彼の棋譜を研究し尽くし、
思いもよらぬ手を打ってくることになろうから、どの勝負も気が
抜けない勝負になってくることだろう。

でも、彼の順応性というか、場面場面での最良手を打つ力は
他の追随を許さないから、相当長期にわたってタイトルを保持
し続けるような期待感が大きいと感じる。