藤井聡太という怪物 | 悠釣亭のつぶやき

藤井聡太という怪物

とうとうやりましたねぇ。
28日、プロ棋士で中学3年生、14歳の藤井聡太4段が
デビュー以来29連勝を果たし、それまでの記録であった
28連勝を30年ぶりに破るという快挙を果たした。
年少記録を破竹の勢いで更新中。


小学生のころからその強さには定評があったようだが、
一段と凄さを増しているという。
今後は、どこまで連勝記録を伸ばすのかに注目が集まって
いる。

子供のころからゲームが好きだったて言うけど、将棋に
目覚めて以来、コンピュータ将棋などでも腕を磨いてきた
ようだ。
それにしても相手のある将棋において、冷静な対局なんて
そう簡単にできるものではなかろう。

データ分析を行ったAI将棋の開発者は、その場面で
最適の指し手との一致率がダントツに良い上、つけ込む
隙を与える悪手の率が他に比して相当に低いことが
強さの秘密だという。
また、追い込まれたときに、傷口を広げず、我慢の将棋に
徹する所も勝ちにつながっているという。


ワシ自身は将棋はアベレージ以下の腕だから、指し手を
云々するのはおこがましいけど、特徴的には大きく二つが
目立つ。

一つは仕掛けが非常に上手だということ。
一見無駄な指し手に見える駒が何手も後になって有効に
効いてくるから、相手が気づいた時には一転して一気に
不利に陥ってしまう。
粘るというけど、単なる粘りではなく、計画したところへ
誘い込んでくるようにすら見える。

もう一つは終盤の怒涛の攻めだ。
詰将棋指しの人と話したことがあるが、詰将棋の要点は
指し手を何手も先まで読むというより、ここで詰むという
場所が感覚的に分からないと、時間ばっかり掛かって
詰まないという。

彼の指し手もそんな気配があって、詰みそうとなれば
どんどんその場所へ追い込んでゆくような将棋に見える。
子供のころから詰将棋を作成していたというから、その
当たりの感覚が非常に鋭いのかも知れない。

しかし、そういう棋士はいくらでもいるんだろうから、
彼が本当に強いという理由にはならないんだろうな。
ま、子供のころから人一倍その部分を伸ばしてきた結果と
いう事かも知れないが。


彼のインタビューも凄いな。
これが中学生の発言かい!と唸るようなところが言葉の
端々に伺える。
望外の幸せとか、僥倖に過ぎないとか、中学生はまず
使わないな。
超ラッキーって言うのなら分かるけど。
一説には、よく本を読むからボキャブラリーが豊富というし、
一説には母親が教えるともいうが、教えて使えるなら誰でも
そんな話しっぷりが出来るだろうて。

思うに、この世代の子って、物心ついた頃からゲームに
親しみ、好きなものがあればとことん突き詰める。
AI将棋に慣れれば、AI頭脳が形成されるんじゃない
のかな。
ひょっとしたら、脳の中にAIチップが生えてきてるんと
チャウか?
そのうち、一致率99%、悪手率1%以下なんてことに
なりはしないかと気が揉める。


連勝記録の延伸が大いに期待されるが、マスコミが騒ぎ
過ぎやな。
あれこれ憶測をめぐらすのでなく、静かにそっと見守り
報道するようなことは出来んのか?

一度負けるまで際限なく続くんだろうなぁと気の毒になる。
ま、聡太君には頑張ってちょというしかない。
日本人も物凄いことになってきてるなぁ。