需給ギャップ
9日、内閣府の発表によると、日本経済の需要と潜在的な供給力の
差を示す「需給ギャップ」が2024年1~3月期はマイナス1.4%
となり、金額にして年換算で8兆円程度の需要不足だったとのこと。
23年7~9月期から3四半期連続でマイナスだったという。
一方で、厚労省の発表によると、今年5月の働く人の基本給など
にあたる所定内給与は、前年と比べて2.5%増加し、およそ31年
ぶりの高い伸び率となったとのこと。
4月に大企業の賃上げがあり、それを受けて中小企業などの
賃金見直しがあった結果であろう。
しかし、物価を反映した実質賃金は1.4%の減少となり、26ヶ月
連続のマイナスとなった。
依然として物価の上昇に賃金の伸びが追いついていない状態が
続いているという事。
実感として、6月も物価上昇は著しかった。
賃金の上がらない労働者や年金受給者にとって、何とも暮し難い
世の中の状況が延々と継続中である。
身近なところで、毎月購読している文春だけど、今まで1,000円
程度で、特集のある月でも1,200円程度だったのが、今月のは
普通に1,450円になった。
ホットニュースはネット記事で読めばよいし、深掘りも様々にあるし、
わざわざ紙の本を読み続ける必要はあるのかなと疑問に感じて
いるので、もう購読は辞めようか、あるいは興味記事の有無で、
購買を決めようかとも思っている。
面白い例を挙げてみよう。
ワシは毎日ゴルフ練習場で課題を決めて練習を続けてきた。
もう何年前になるかなぁ、一球の玉貸し料金が5円→7円に40%
値上げになった。
それまでは100球/日ほど打ってたけど、体力の衰えもあり、
無駄打ちもあったから、球数を減らすことにして、100→50球と
したんだな。
一球当たりの真剣度が違って、この方が自分に合ってると思った。
6月から、7円→10円と再び40%の値上がりとなった。
で、今までは毎日行ってたんだが、惰性的な練習になる傾向が
あったので、今後は課題を絞って集中的な練習に変えようと思った。
で、月水金+土日のどちらか、に限定することにした。
即ち、7→4日にして、玉数も50→30~40球にする。
常連仲間にも聞いてみたが、皆さん球数を減らすと言う。
んで、「素振りはタダだからね」と笑う。
1発打つ前に2回素振りすると集中度が違うって(^-^)
事程左様に、所得が上がらず、可処分所得が減る一方の人は、
消費を減らすしか対応策が無いのが現状なのだ。
だから、企業は値上げして業績を維持しようとしてるんだろうけど、
ワシから見れば、そうすればするほど売り上げが落ちるという結果
にしかならないように思う。
このメンタルが需要の減退を招いているのは確かだろう。
高いものは買わない、安い方にシフトする、数を減らす、回数を
減らす、不要な物や稀にしか使わないものは買わないとなるのだ。
これこそが需要ギャップを生む。
だから、この状況から抜け出すには、寧ろ値を下げる事の方が効く。
企業は原材料や光熱費が上がるから、値上げせざるを得ないと
考えるんだろうから、そこに手当てをしなければならないんだが、
それが出来るのは政府だけ。
デフレになるという輩も居るが、今は物価高のデフレ状態だって事
くらいはシッカリ認識して欲しいもんだ。
実質賃金が下がる中で需要を喚起するにはどうすれば良いか?
消費税を無くすか半減すれば、物価は確実に下がる。
これだけでも消費意欲は上がる筈。
もちろん企業側の努力は必要だが、売れないのに設備投資は
出来ないからね。
下手すりゃ、更なる人件費削減に進むだけ。
政府は今のところ、そのような政策は考えてもいない。
という事は、今後も物価上昇は止まらず、実質賃金は下がり続け、
需給ギャップは拡大して行く事になる。
それが長く続くと(もう十分に長いが)、どうなるのかはこの数十年で
既に実証されているんだけどねぇ。