悠釣亭のつぶやき -31ページ目

取り木

今となっては古い話なんですが、作年夏のこと、知り合い
から、「ゴムの木が伸び放題なんだけど何とかならない?」
って相談があった。




悠「なるかも知れないが、確率50%でも良い?」と答えた。
伸びた枝から上だけを分離する取り木をやってみようと思った
からだが、この作業は初めてのことなので、うまくゆくか
どうかは自信がなかった。


植物を増やすのにはいろいろな方法がある。
「実生「は種から育てるやり方で、極く一般的。
「挿し木」は小さな枝を土に挿して根を出させるやり方。
「接ぎ木」は台木に穂木を接合する。
これらは経験済みで、実績もあったが、取り木は未経験。

 

 


枝を誘引して根を生やさせるやり方もあるようだが、今回は
枝の途中から根を生やさせるやり方に挑戦することにした。
枝の途中の樹皮を一部除去し、水苔で巻いて発芽を促す。





ここまでやった後、ワシの方が体調を崩して入院騒ぎとなった。
ゴムの木はそのまま放置しておくしかなかった。
今年の秋になって、体調も回復してきたので、続きをやる
ことにした訳だ。

保護に巻いたビニール袋は劣化してボロボロ(上の画像)に
なっていたが、さて、根は出ているのか?
ビニール袋を除去すると、少ないながらも発根はしている

(黄色矢印)ようだ
さて、この程度でちゃんと根付くのかしら?




ダメもとで作業を続けることにした。
根に近い方を切り取り、分離する。
植込みは水苔も一緒にやるので、このまま解さないでおく。




切り取った更に下の方の茎も、徒長しているので除去する。
30cm以上は短くなったかな。
樹液がたくさん出るんだが乾燥させれば固まって、下側は
元の木が短くなっただけで、成長には問題なさそう。





上側の木を植えこむ。
何しろ根が少ないものだから、自立が出来ないので、支柱で
倒れないように保護しておく。
これにて、一応はヒョロ伸びた1本の木が適度な長さの2本の
木には分離できた。




ここまでがこの秋までの作業。
遅くまで暑かったので、日陰でたっぷりの水やりをして
今に至っている。
下の木は何の問題もなく今まで通り育つのは当然として、
上の木も何とか根付いたようには見える。

寒い時期になったので、室内保管は必須だが、本当に根付い
たかどうかは春先に新しい芽が出て来るかどうかだろう。
それまでは注意深く見守るしかないかな。


下の木は寸を詰めたけど、まだまだ高すぎるので、途中から
新しい枝が出たら、もう一度取り木して寸を詰めてもよい
かも知れないな。
暖かくなって知り合いに返却するのが楽しみだな。