悠釣亭のつぶやき -211ページ目

何でも欲しがる独裁者

人間の強欲はとめどが無い。
ま、小市民の強欲くらいなら、カネが尽きたり、周りが諫めたり
することで、大きなことにはならないけど、これが権力者となると、
誰も諫めない、というか、諫めるような人を近づけないし、カネは
いくらでも調達できるので、とても始末が悪い。


トランプのジジィがカナダは米国の第51番目の州になれば良い、
グリーンランドは米国の統治にすべきだ、パナマ運河の運営は
米国がやる、と言い出した。

どこまで本気なのかは計り知れないが、単なる気まぐれでは
なさそうだ。
んで、言う事を聞かなきゃ高関税を課すだとぉ。
何とも上から目線だけど、周りにはこれを諫める人は居ない。


元々、米国は独立以来、領土拡大に努めてきた国ではある。
西へ西へと原住民を駆逐しながら拡大し、仏国からルイジアナを
買収、スペインからフロリダを買収、墨国からテキサスを独立させ、
米墨戦争でカリフォルニアを奪取、太平洋岸まで行き着いた。
その後もアラスカをロシアから買収し、ハワイ諸島を併合した。

領土ではなく、国に編入はしていないが、強い影響下にある多くの
島嶼群もほとんど領有しているに近い関係にある。
グアム、ヴァージン諸島、マーシャル諸島、プエルトリコなどがそうだ。
それぞれが自治を行なっているが、米国の強い影響下にあるから、
何か米国に不利な事態が起これば即刻編入も有り得たし、今後も
有り得るわけだ。

パナマ運河に関してはこれらと同様な位置づけにある。
ただ、カナダやグリーンランドはそれぞれ独立国や自治政府の治める
国であり、歴史的にも、米国の比じゃない古い歴史がある。


トラジィのMAGA思想はとにかく米国が良ければそれが全て。
他の事情なんぞくそくらえって考えだから、国防上必要なら、
北の守りは自分でやるのが妥当と考えてるんだろうし、中露が
台頭してきたり、資源を占有したりするのが許せないんだろうな。
グリーンランドは安全保障上、非常に重要だし、レアアースの宝庫
でもあるからな。

地球温暖化で、極地が減少して来れば尚更重要性が高まる。
トラジィが温暖化を阻止する気が無いのはこの遠謀があるから
かも知れないと思うのは考えすぎか?

普通なら、協同歩調を取ったり、同盟を結んだり、投資をしたりして、
相手の同意のもとに事を進めるんだろう。
今回のやり方は他の気持ちを逆なでするばかりか、反発を呼ぶだけ
の結果になる。
それを分かっててごり押しするのは独裁者のやりようだ。


関税、関税って何とかの一つ覚えみたいに吠えてるが、関税を課す
のは国内増税と同じ事な事を分かってるんかいな。
自国製品が魅力的なら、関税ゼロでも他国製品なんか誰も買わ
ないんだ。
GAFAMに関税を課さないのは便利で有効だからなんだ。

関税と吠える前に、自国製品の魅力を増大するのが国内政治って
もんだろう。
このままでは、反米同盟が出来るだろうし、世界の平和さえ乱す
結果となってしまいそうだな。
少なくとも、他国の事情も勘案しながら国際関係を進めないのは
おバカの謗りを受けて当然だ。
8年前の下記記事と少しも変わっていない、ってか、酷くなった。
その政権が明日発足する。