悠釣亭のつぶやき -173ページ目

韓国、大統領弾劾成立

4日、韓国の憲法裁判所は「非常戒厳」を宣言した尹錫悦(ユン・
ソンニョル)大統領の弾劾が妥当だとする決定を言い渡した。
ユン大統領は直ちに罷免され失職、60日以内に大統領選挙が
行われることなった(6月初めに大統領選挙となる見通し)。


裁判官全員一致の判決だったが、あの行動は誰が見ても
行き過ぎであろう。
政治的問題を力でねじ伏せようというのは民主主義を蔑ろに
する行為に他ならないんだから。

大統領支持者たちは不満を顕わにしているし、野党支持者たちは
喝采するなど、韓国世論は二分されており、暴動を警戒して、
警察が総動員体制で憲法裁判所近辺の防護に当たっている状況。

ま、それはそれとして、尹大統領は比較的親日、というか、極めて
中道的な大統領であったと思う。
日韓関係は重要な関係であって、将来に向かって良い関係を維持
してゆこうという強い意志を感じていただけに、こういう形で終焉を
迎えるのは日韓関係にとって不幸というしかないのかな。


では、次の大統領はどうなるのかが次の関心事となる。
25年4月第1週の世論調査では、最大野党「共に民主党」への
支持率が41%、与党「国民の力」が35%と、事案発生時と比べて
与党側への支持が回復傾向となっているが、野党との差は歴然。

これが今後どのように変わって行くかは計り知れないが、韓国の
大統領は右派と左派が交互に地位に就く例が多く、今回は
尹氏への反発勢力の勢いが衰えるとは思えない。


現時点で、候補者として人気が高いのは野党「共に民主党」の
代表である李在明(イ・ジェミョン)氏。
与党側の候補も何人か取り沙汰されているが、支持率は圧倒的に
李氏に傾いている状況。
公職選挙法違反の疑いも無罪判決が出て追い風になっている。

李在明氏はこれまで日本に対して厳しい発言を行ってきたが、
外交は現実的に対応するというが、韓国世論を受けて、再び
反日的な姿勢で日本に臨むことも大いにあり得ると危惧される。


普通に考えれば、反日などしている余裕はないはずで、北の
敵対攻勢に対して、今まで何度も挫折してきた融和路線など通じる
筈も無いし、日米韓の連携がこれほどに求められている時代も
過去には無かったからな。

いずれにせよ、韓国では民主主義が強権に打ち勝ったし、次期
大統領が民主的に選ばれる訳で、その行動に対して日本国と
しては現実的に対応するのみだろう。
今後の選挙の成り行きに注目するしかない。