悠釣亭のつぶやき
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ギンバイカ酒_いろいろな疾患に効く?

庭木としてはあまり馴染みのない木だが、花は可憐でキレイな
もので、香りも良い。
別名、マートルとも呼ばれるようだ。
今年もギンバイカ(銀梅花)の実が熟した。

ウチにある木は小さな苗から育てたものだが、今は3本立ち
になっていて、高さも2m程の大きな木になっている。
毎年、晩春~初夏に花が咲くんだが、その数が半端なく多い。
一斉に咲くと、真っ白な花の塊になって、良い香りが漂う。





で、それぞれの花に実がつくから、大量の実が生ることになる。
外見はブルーベリーのようなので、食せるかと思うんだが、
味は薄く、苦味もあって、食用としては如何なものかって具合。
鳥さえもあまり食べに来ない。




ただ、香りが良く、果実酒にすると濃い紫色になり、炭酸で
割るとピンク色になるから、ま、そこそこ楽しめる。
そして、薬効も強いという。

抗菌、抗ウイルス、鎮痛、沈静効果があって、免疫低下による
疾患を予防する効果もあるという。
病気を治すというよりも基礎体力増強に資するということか。
また、香りはリラックス作用をもたらすので、心が安らぐと。
ということで、ウチでは毎年ではないが、薬用に果実酒を作る。


昨年秋以降、体調が優れなかったので、剪定が疎かだったから、
枝が伸び放題なので、剪定も兼ねて、大きな枝ごと卸してきて
実を収穫することにした。
枝から実を一つずつ取る手間は大変だけど、1時間もやれば
結構な量が取れる。




これをザルに取った後、枯葉や葉柄などの混じり物を除去し、
軽く揉み洗いして汚れを落とす。
こんな感じにピカピカに輝いた実となる訳だ。
大量に作っても飲みきれないから、およそ1kg程度とした。





漬け込み用の材料を揃える。
果実酒用リキュール1.8L、氷砂糖1kg(糖分控え目
なので使うのは500gほど)を用意する。




果実酒用の瓶を用意し、実を底に入れ、上に砂糖を積み重ね、
最後にリキュールを注ぐ。
ヒタヒタか少し多めで漬け込み完了。
内容を記録した紙を貼って涼しい場所に紙袋をかぶせて暗くし
保管する。





2ヶ月程で飲めるようになるが、その前に、サトウの溶け具合
を見ながら、何度か攪拌が必要だ。
ウチでは3か月後に試飲して、甘みの再調整するが、水割り、
お湯割り、炭酸割り時に調整しても良い。

効能は顕著には表れないが、心なしか、呼吸が深くなるような
気がするし、風邪などに罹り難くなったようにも思う。
単に気のせいでも良いんだが、独特な色合いと味わいを楽しむ
だけでも得した気分になるから、漬ける甲斐も有るってもんだ。
春には新酒を楽しめる。




 

 

 

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