悠釣亭のつぶやき
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アメリカとイスラエル、イランを攻撃(その3)

1ヶ月にわたる米軍による攻撃と、それに対する報復
としての周辺各国の米軍基地や石油施設への反撃は
今のところまだ沈静はせず、インフラへの小規模の
応酬が続いている。
仲介国による停戦協議が動き出した結果、米軍は
大規模な攻撃は避けているということであろう。



一方、米軍は新たな空母を地中海に派遣する模様だが、
既に同区域に展開する空母2隻に合流補強するのか、
あるいは交代するのかは分かっていない。
また、地上の施設を掌握するための強襲揚陸艦と兵員、
地上制圧用の空挺師団をイランに向けて移動させている。
数日中には現地に到着するだろう。


24日、交渉ではそれぞれが停戦条件を提示した。
イラン側からは
・侵略と暗殺の完全停止
・戦争再開を防ぐ仕組み
・賠償金の支払い
・親イラン武装勢力を含む戦闘終結
・ホルムズ海峡の主権承認

米国は15項目を提示し、この案を協議するため1カ月
(のちに4月9日まで)の休戦も提案しているという。
・イランの核施設の解体
・ホルムズ海峡の解放
・親イラン武装勢力への支援停止
・ミサイル数と射程の制限
・濃縮ウランのIAEAへの引き渡し
・イラン制裁の全面解除
・原子力発電への支援
等々

イランは核施設について触れず、米国は核とミサイルを
辞めろと言っているから、基本的な所で真逆である。
裏で何が行われているかは別として、イランは米国の
提案を拒否、米国はノーコメントだが飲めるはずがない
という状況であろう。


イランは米国の新たな攻撃があれば、ホルムズ海峡を
完全封鎖すると言い、また、アラビア半島を挟んだ対岸
イエメンとジブチの間の、バブ・エル・マンデブ海峡
を通る船に対しても攻撃を加えるという。
中東からの石油を完全封鎖するということ。

親イランのイエメンのフーシ派を巻き込む算段のようだ。

米国はイランがホルムズ海峡を封鎖すれば、イランの
電力インフラを完全に破壊すると脅す。
お互いに相手の弱みを突くための、ののしり合いが続いて
いる状態で、まだ当事国同士の話し合いには至ってない
ようだ。
どちらかが大きく妥協せぬ限り、交渉決裂、戦闘再開
への道に転げ落ちるしかない。


思うに、米国とイスラエル国にとって、イランの核保有
の阻止は「絶対目標」になっていると思われる。
長年の紛争の種を根絶するためにはイラン国をズタズタ
にしてもやらねばならない目標で、それも夏までに終し
て、「中東に平和をもたらした」と宣言したいのだろう。

だとすれば、イランには言いたいことを言わせておけ、
4月になれば、一時的な混乱はあろうが、やるべき事を
やるだけということになる。

イランは米国の覚悟をどこまで理解してるかは分から
ないし、本気の米軍にどこまで抵抗できると考えてる
のかも分からない。
国内世論は反米一色のように見えるが、反政府勢力は
今は鳴りを潜めているしかないのかな。

 

米国は、成否はともかく、やることをやると決めた
ようにみえる。
この戦争、落としどころが無く、行く所まで行きそうに
感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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