悠釣亭のつぶやき
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梅雨明け2024

18日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられるとの報があった。
ま、確かに、前線は北の方に押し上げられてきたし、今後も再び
下がってくるような気配ではない。
しかし、この湿っぽさは何なんでしょうねぇ。
ワシなりに考察してみた。


ワシの梅雨明けの基準は
①梅雨前線の北上または消滅
②太平洋高気圧の増大(目安は1020hp)
③セミが鳴くこと
そして、
④タチアオイの花が天辺まで咲くこと

そういう目で見て行くと、前線はかなり北に押し上げられてるし、
今までのような活発な前線ではない。
大陸が暖められ、全体的に気圧が低い傾向にあるから、再び
南下しそうにもない。




ただ、ようやく出現した太平洋高気圧はまだまだ弱く、梅雨前線を
蹴散らすほどの勢力にはなっていない。
でも、これからは台風に吹き込む風によって高気圧が発達して行く
可能性は高い。

セミの初鳴きは19日に聞いた。
セミは羽化の途中に雨に当たると羽が十分伸び切らなくなるから、
雨模様の時や、すぐに雨が降りそうだというような時には、決して
土中からは出てこない。
そういう点では、今後は雨の時間が少なくなるんだろう。

タチアオイの花は既に、1週間も前に天辺まで開花して、今や
花が散り始めてる。
今年は早くから気温が高かったせいでもあるんだが。


上記基準に満たないのは太平洋高気圧の勢力が少し弱いという
事だけだが、勢力が強まるかどうかは、微妙なところ。
とにかく太平洋の海水温が全然下がらない、どころか最近はまた
高温化し始めている。




下記記事に書いた時はメキシコの方から少し水温の低いエリアが
拡大して来ていたが、最近はまたすっかり高温化している。
特に日本の南方やフィリピン近海の水温が非常に高くなっている。


 

 


今年は台風が多く発生しそうな気配を感じる。
それはまさに、この高温部で発生し、海からエネルギーを得て
発達しながら、北上するからだな。


梅雨明け宣言があって以降、気温は連日35度に達する程の
高温だし、夏らしいカラッとした天気じゃなく、じっとりと湿った
梅雨末期のような気候になっている。

これも、太平洋の高温域から蒸発する水蒸気が台風とともに
北上し、高気圧のヘリに沿って南西風となって日本列島に押し
寄せてくる結果なんだろう。
日本海側ではフェーン現象も加わる。


前線が北にあって日照が強く長いことも気温上昇を後押しする。
だから、関東以西の地域では暫くこのような高温多湿が続くと
思われる。

1週間後、台風が北西に去る頃にならないと、カラッとした気象状態
にはならないように思う。
何とも過ごしにくい日々になりそうだ。
熱中症にはくれぐれもご注意願いたい。





 

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