3月ボサノヴァ(闘病と子育てブログ) -84ページ目

【実母】忘れていく

入院中の母。


入院は激しい腹痛がきっかけだったが、いろいろ検査して内臓に器質的異常はなく、原因は精神的なものとされた。

(ちなみに若いころから精神疾患があり、いろんな病状でたびたび入院していた病歴あり)


私は基本的に毎日病院に行っている。母は病院食を食べないので、食べられそうな好物を届けに行っている。

一時はそれも食べなくなり衰弱していたが、病院から提案された「電気けいれん療法」という治療を実施し、現在は食欲が戻りつつある。


そして、腹痛もおさまっているの、だが……。


週一回の面会で、

会うたびに記憶が抜け落ちているのが分かる。


すごい勢いで、いろんなことをどんどん忘れている。

父が亡くなったことはもちろん忘れているし、

「おとうちゃんは?おかあちゃんは?」と言い出す始末。祖父母はとっくに亡くなっている。それも忘れたのか。私のことや孫の記憶もあやしい。私のことは病院スタッフだと思っていそうな感じがする。


「電気けいれん療法」の副作用として一時的な記憶の混乱があるらしい。しかしこれは一時的なものなのか……?どう見ても認知症だ。

先生から話があり、今度認知症のシンチグラフィー検査をするとのことだった。(ここ数年は物忘れがあったが、「認知症」という診断名はまだついていない状態)


激しい腹痛症状よりはマシなのかもしれないが、母が母でなくなっている。

もう高齢だし、仕方ないことだ。

母には恨みつらみがたんまりあったのだが、こうなってしまうと、もはやどうでも良い。


母は、あとどれくらいだろうか。

残された時間、私は

穏やかで優しい娘でいようと思う。

(我ながら人間できてる!自画自賛!!!) 


【娘】【核心】ついにこの質問が 2

続き。



うめ「私、なんでひまわり級にいたの?」


私「うめてん、低学年の頃、苦手なことが多かったよね。大きな音とか、食べ物とか」

私「ひまわり級は、苦手なことがあって普通のクラスで過ごせない、過ごしたくない子のためのクラスだよ」

私「上の学年にいたAちゃんのこと覚えてるかな?しっかり者で優しかったよね。でも、Aちゃんは普通のクラスが嫌で、自分からひまわり級にうつったんだって」


うめ「Aちゃん覚えてる。自分からひまわり級にうつるなんて出来るんだ」


私「うん。そういう子もいる」

私「Bくんはお話するのが苦手で、ひまわり級にいる。苦手なことは人それぞれ違うけど、みんな理由があるんだよ」

私「うめてんも、苦手なものがあって、それでも過ごしやすい場所としてひまわり級にいたんだよ」


うめ「苦手な物がある子はひまわり級なの?」


私「うーん、正確には、入学前に教育委員会がやる行動テストがあって、そのテストの結果でひまわり級がいいということになったんだよね」


うめ「覚えてない」


私「泣いたり、先生の言うこと聞かなかったりしたみたいだよ。就学前検診でも泣いてたし……覚えてないか」


うめ「覚えてない」

うめ「……もしかして、私、ハッタツショウガイっていうやつ?」


私「発達障害って言葉、知ってるんだ。誰かに言われた?」


うめ「ううん、動画で見た。私、ハッタツショウガイ?」


私「うん、そう、それ、あると思う。でも発達障害は珍しいものではなくて、クラスに3人くらいいるって言われているし、そんな特別なことではないよ」


うめ「えーーーショック、私、ハッタツショウガイなんだ。みんなに言った方がいいかな」


私「言わなくていいよ。発達障害っていっても人それぞれだし、うめてんは苦手な事がずいぶん改善されてきているし、あえて言う必要はないよ」

私「ひまわり級を卒業して普通のクラスにうつったのも、苦手なことがだんだん大丈夫になってきて、普通のクラスで過ごせるようになったからだよ」


うめ「ハッタツショウガイって何でなるの?何が原因なの?」


私「原因は分からないんだよ」


うめ「えーーショック……」


私「発達障害って、一括りにできるようなものではなくて、ホント人によって苦手なものも、程度も違う。改善していけるし、ショックに思わなくて大丈夫だよ」


うめ「……」




※うめてんの受け答えは文章に書くと流暢そうにみえるが、実際はもうちょっとたどたどしい。


うめてんからの質問は

けっこうグイグイとくるものがあったが、

こんな感じで答えた。

就学前検診で泣いたとかは余計な話だったかも……




今度、児童精神科の先生からも話をしてもらいたいなと思う。


しかし児童精神科。

なかなか予約が取れない。


まあ、またそのうち……。

【娘】【核心】【発達障害】ついにこの質問が 1

娘・うめてん。小学5年生。

小学校入学時は支援級で、3年生の途中から普通級に転籍した。


1年 ずっと支援級で過ごす

2年 科目によっては普通級(交流級)で過ごす

3年 全交流→転籍


先生や周りの子供たちに恵まれ、いたってナチュラルな流れで転籍した。本人も特段の疑問を持つこともなさそうだった。




真顔「今日さー、○○くんから、『なんでひまわり級(支援級)にいたの?』って聞かれた」


びっくり「!!」


真顔「分かんないって答えた」


そうか、

ちゃんと説明してないし、分からないよね。

(というか、分かっていたとしても○○くんに本人から説明できるのか?かなり難しいぞ!!)


真顔「私、なんでひまわり級にいたの?」



これはもう、

ちゃんと説明

しないといけない

時期だ!!!


どうする!!!




1.私から軽く説明する

2.後日、児童精神科を受診し、先生からうまいこと伝えてもらう(他力本願)



よしこれだ!!!



つづく(引っ張ってしまいすみません、うまく整理できない)