ダウンの羽は生きたままむしり取られる?パタゴニアが明かした「アパレル業界の闇」
http://irorio.jp/onakanaka/20141219/189289/
先日、パタゴニアがダウンジャケットに使われる「ダウン」の採取方法について説明した動画を投稿し、SNSを中心に話題となりました。
動画の内容は、現在製造されているダウンの多くが、強制的に餌を与え、生きたまま羽をむしりとるという残酷な方法で行われていると説明しています。
ダウンは非人道的に採取されている
本来、ダウンは食用に利用した水鳥の副産物であるべきと解説するパタゴニアでは、2014年から、追跡可能はトレーサビリティの基準を導入し、100%人道的な扱いを受け鳥のものだけを使うことを宣言しています。
「従来のダウンは恐ろしいビジネス」と題した説明動画では、現在の状況では、動物福祉を保障するものではないことを訴えています。
プラッキングとは一体? - 従来のダウンは恐ろしいビジネスです:パタゴニア
パタゴニアの100%トレーサブル・ダウン - 生きたままの羽毛採取も強制給餌もなし
6週間に一度、5年間何度もむしり取る
NPO法人アニマルライツセンターによると、ダウン(羽毛)とフェザー(羽根)はガチョウやアヒルから採取され、多くは中国とハンガリーから輸出されています。
従来は肉や卵、フォアグラをとるために強制的に餌を与えて生後1~4ヶ月で無理やり太らせます。成長した水鳥を工場に運び、首の動脈を切って血を抜いたあと、ベルトコンベアーで運ばれ機械にかけて、死んだ水鳥から羽をむしり取ります。
ところが、羽だけを欲しい場合には、「ライブハンドプラッキング」と言って生きたまま羽をむしり取る方法があります。そうすると、4~5年の間に、約6週間おきに羽をむしり取ることができるからです。
ネットユーザーからは賛否両論
これについて、ネットユーザーからは、賛否両論の意見が聞かれました。
<賛同意見>
- ダウン着るならパタゴニアにするわ。
- (パタゴニアの)取り組みには本当に頭がさがります
- 目指すべきは人工の代替物だけどトレーサビリティ確保はまず第一歩だね
<否定意見>
- 動物を殺して羽をむしっていることに変りはない
- 偽善にしか聞こえない
- 結局羽毛を取ることまで計算に入ってるなら、それ以外の家畜からの羽毛と大差ない
動物愛護や動物福祉の問題はいつでも難しいことではありますが、暖かいダウンを安く手に入れられるその裏側に、どんなことが行われているのかは知っておくべきではないでしょうか。
~転載終了~
「ダウンの真相」 http://bit.ly/jLldjS
「ダウンの真相:アップデート」http://bit.ly/thDqiY
そして、この残酷なダウンに代わるダウン以上の素材があります。
パタゴニアでも取り扱う「プリマロフト」
http://www.patagonia.jp/patagonia.go?assetid=63310
---プリマロフトの特性---
・羽毛のように軽い
・羽毛並みの保温力
・清潔
・洗濯可能
・速乾性あり
「パタゴニアとダウン(羽毛)の関係」 ダウンに代わる素材”プリマロフト”
http://amba.to/UwrcjX