めー子のブログ

めー子のブログ

どうぶつまるごと。

口腔内の扁平上皮癌でした。

保護した時から、エイズによる重度の歯肉炎がありました。

歯肉炎は、ステロイドを使い経過を見ている時期もありました。

ステロイドを長期間使用すると副作用として、糖尿病になることがあります。

そんな経緯もあり、犬歯以外を全抜歯してます。

 

抜歯しても、歯肉炎は治りませんでしたが食事は問題なくできるようになり

体重も保護した当時の4キロ弱→7キロまで増え、すごく良好でした。

エイズを抑えるため免疫を上げるために、アガリクス(免疫力を上げます)をおやつに混ぜ毎日与えていました。

 

保護した当時、脱水を起こし片目は腐り、エイズ、重度の歯肉炎、巨大食道症、腎不全で

体重3.75キロでした。

巨大食道症のイタズラもあり、誤嚥性肺炎にも2度なりました。

誤嚥性肺炎は、命落とす子も少なくない中、持ち直し、

保護した当初から短命と言われる中、4年間元気でいました。

 

あまり痛がらず食事出来ていた歯肉炎部分を夏が始まる頃からかなり痛がるようになり

鎮静剤を使い、組織を取り検査に。

2021年8月4日、検査結果「口腔内の扁平上皮癌」でした。

重度の歯肉炎が悪性になり、扁平上皮癌となったようです。

 

扁平上皮癌の寿命、3か月と言われています。

 

癌を取り除く手術となると、顎を切除、食事は胃ろうとなります。

抗がん剤投与の選択肢もありましたが・・・

 

外での生活する中、家の猫となっても病気のいたずらで

これまでいろんな苦痛に耐え、がんばってきた子です。

生きる選択肢というより、負担が少なく、ストレスを感じずに済む治療方法を選びたいと思いました。

これまで通りの生活に、食べたいものを食べ、苦痛やストレスをかけない環境を作り緩和ケアを選びました。

 

 

2021.8.28

口腔内右側にあった歯肉炎がここまで大きくなり、扁平上皮癌に。

 

8月~10月ごろまでの医療処置は、定期的に消炎剤注射、捕液(点滴)をしていました。

食事は、液状のものはしみる様で、パテ系やドライフードを好んで食べていました。

(ad缶、オリジン6フィッシュ、カナガン、ニュートロナチュラルチョイスのパテ系など)

 

11月に入ると、出血がひどくなりました。

口から滴り、口元を前脚で拭い、前脚の毛が血でカチカチに固くなっていることが多くなり。

毎晩、ホットタオルで拭き上げました。

 

 

出血がひどくなるにつれて、痛みで食べることができなくなりました。

食べたいけど、痛みで食べれないのが見ていてわかりました。

食べ物を見るたびにニオイを嗅ぐ、嗅ぎに来るんです。

口の中の痛みだけで、内臓は元気なんです。

このままだと餓死させて死なせてしまうと思いました。

 

胃ろうや食道チューブを入れることは、まったく考えたことがなかったのですが

餓死を避けたいと考えたら、胃ろうか食道チューブとなるのです。

先生に相談し、胃ろうだと大きな手術になり負担になってしまうので

あまり負担なくできる食道チューブにすることになりました。

食道チューブは、やめようと思ったとき、管を抜けば辞められるんです。

食事も少しなら口からも摂れます。

 

食道チューブ、胃ろうの処置というと・・

延命処置ととる方が少なくないと思います。

(私もそうでした)

結果、食道チューブにして良かったと思っています。

 

 

死ぬときは、弱っていき、食事がとれず餓死する子がほとんどと聞きます。

内臓の数値もそんなに悪くないんです。

そうなると、餓死させることはとても苦痛と思いました。

食道チューブに入れるリキッド

常温のものを入れた方がいいと先生に聞いていましたが。

常温でも冷たいと思い、私は写真のように小さい器にリキッドを入れ、

大きな器にお湯を入れて、湯銭で人肌まで温めチューブに入れていました。

リキッド1本を一度では使いきれないので、冷蔵庫で保存します。

その時も湯銭で人肌にしてから使っていました。

 

チューブに入れる量の分をシリンジに入れ用意しておきます。

シリンジもいろんな量のものがありますが

私は小さなものを必要な量分を用意し使っていました。

 

リキッドを入れ終わったとき、チューブ内をきれいに保つために

水を流し込みます。

これも私は水では冷たいと思い、白湯をシリンジに1本用意してました。

 

食道チューブに使用するシリンジのこと

食道チューブの扱い方など、当時いろいろ調べましたが

参考になるものがありませんでした。

試しながら思いついてのが私のやり方がこれです。

粘着タイプの包帯とネット、バンダナ(布)を

半分に切ったものでチューブの固定と格納をしてました。

(写真:上)

チューブが出る食道の口をガーゼと粘着包帯1巻半位で固定。

粘着包帯、一度つけてしまうと包帯の端がわかりにくく

マジックで印をつけました(水色)

チューブを簡単に取り出せるようにチューブをネットに

入れ別に格納(写真:下)

(写真:下)

格納したチューブの上からまた1巻半粘着包帯をし、

端に印をつけ、半分に切ったバンダナで固定。

 

病院や通常ですと、ネットをかぶせネットだけでチューブを

固定します。それですとネットを頭からかぶせるので

かぶせる際、口内の腫れで頬が腫れた部分に触れてしまうので

かぶせる際、痛みを伴うし負担と思いネットをかぶせる方法はしませんでした。

 

image

口内の腫れがこんな感じに頬の方まで腫れていました。

image

image

 

チューブから入れている動画です。

(ゴロゴロ喉鳴らしてます)

チューブをするとお腹いっぱいになり、そのあと寝てしまうことがほとんどでした。

巨大食道症のため、常にお腹に空気が溜まりお腹が張っていたのですが、食道チューブを入れてからはチューブから空気が抜けるのか張ることがありませんでした。

そんな姿を見ると、食道チューブを入れてよかったと思いました。

チューブを入れていても水を飲んだり、ちゅーるを舐めることもありました。

 



写真:11/27 後半外を眺めることが多かったね。

 

---------------

 

入れていた食道チューブ、11/30の夜、

チューブにリキッドを入れるとき、チューブの入る皮膚が大きく避けていました。

11/26に化膿と皮膚が少し避けていて、少し縫合したばかりでした。それでも11/30にかなり大きく避けていたのを見て、その日はとりあえず20時と2時にチューブに入れ、皮膚が避けているせいか入れたチューブも中身が逆流してしまい。

避けた皮膚も自分ではどうすることも出来なく、もうこれ以上は無理と、

それを見て安楽死を決めました。


12/1あさ10:50ごろラック逝きました。

安楽死というかたちで。

夜19:20、火葬。

 

今回、扁平上皮癌のこと、食道チューブのやり方、安楽死のこと、調べましたが辿り着かなかったです。

この記録が扁平上皮癌をもつ飼い主さんの情報源になればと思い綴ってます。

 

2021年12月1日にラックは逝きましたが

当時のことやラックの写真を見ると、なかなか先に進まなくブロク開いては辞め開いては辞めで

約1年半が経ってしましましたがようやくブログにできました。

 

安楽死のこと、また別に綴ります。

 

------------------

最後に、「おつかれさま」の言葉はやめてください。
最後1ヶ月、ラックの出血に対して1日何時間もの拭き掃除、ラックの顔や体を拭うの繰り返しで大変ではありました。でもすべて私が好きでやっていたことです、してあげたくてやっていたことです。
「おつかれさま」は、やめてください。
ラックのいない日はまだまだ慣れません🐈‍⬛