7日目最終日。
長らくお付き合いいただいた旅行記も最終回となりました。
最終日は、タイが初めてのA家のために、「ここに来ずしてチェンマイに来たとは言えない」と言われている、有名なドイ・ステープ寺院へ。
第7-8日 ドイプイ村~ドイステープ寺院~帰国
ホテルを10:20にチェックアウトをし、ソンテオを2~3台交渉し相場を見極めてから、5時間1,000฿でチャーターした。
今日は山の上のドイステープ寺院と、そのさらに奥にあるメオ族の村へ行く。
※メオ族はモン族のこと。一般的にはメオ族と呼ぶことが多いが、本人たちはそれを嫌いモン族と名乗っている。
※ドイステープ行きのソンテオは旧市街の北門チャーンプアック門から出ているので、二人旅くらいなら、そこから乗ったほうがお得。
まずは、ドイステープ寺院を通り越して、50分かけてドイ・プイ村に到着。
11:20 ドイステープ寺院から20分ほど山奥へ進むとあるこの村は、昨日のカレン族・首長族の村のように政府の助成により、観光地として山岳民族の生活様式を公開し生計を立てている村。僕らは3年前にもここを訪れたが(下記参照)、
その時は、うちの奥さんが奥にある庭園で転げ落ち、けっこうな怪我を負ったとこ。今回はその庭園をこんどこそじっくり味わおうと足を運んだ。
ところが、昨日の雨でぬかるんでおり、庭園についた途端、中学生の息子がすべって転んだ。そして、近くの洗い場で洗っている息子を見ようと、園児の女の子が走り寄ったら彼女もこけた。大泣きしている子を慰めながら、奥さんの転んだ場所を見学する際は絶対気を付けようと思った一行であった。
3年前の転倒現場は奥のウォーターフォールの右手にある階段であるが(詳細は上記記事の中にイラストビデオで紹介してあります)、なんとそこには、3年前にはなかった〝手すり”がつけられていた。うちの奥さんだけではなく何人かが同じようにこけていたのだろうか? おかげで誰もこけることなく?上の展望台に上ることができた。
12:25 ドイ・ステープ寺院に戻ってきた。
今まで何度も来ている場所であるが、ここに来るときはいつもソンテオをその都度交渉して利用していたのが、今回はチャーターなので、ソンテオが待つ寺院前の道路の奥にある無料駐車場に初めて乗り入れた(けっこうわかりにくい場所にある)。
だから、そこから寺院前の道路脇にある露店街を通って寺院に向かったのだが、ここの店には一度も入ったことがなかったので、ここでカオ・ソーイを食べることにした。
カオソーイは、タイ北部でよく食されているソウルフードで、ココナッツ風味のカレー揚げラーメンのこと。
実は僕は今まで食べたことがなく、今回初めて食べた。しかしそれほどの感激はなく、一緒に食べたソーセージのうまさしか思い出せない…。
その後、ドイステープ寺院への階段を上がっていった。
ここはチェンマイを代表する寺院で、本堂まで306段の階段を上らなければならない。ただし、階段わきに老人用リフトが有料で設置されており、僕はそれを初めて利用しようとしたのだが、息子に邪魔をされてけっきょく歩くことになった。
上りきったところで、外人は30฿の入場料を払う。タイ人は国内の寺院は無料だが、外人は有料の場所もけっこうあるのだ。
※動物園や遊園地も、タイではタイ人価格と外国人価格があり、3~7倍ほど開きがある。昔は日本と違い自国を優先するこのタイシステムに憤りを感じたが、よくよく考えると、税金を収めている自国民を優遇するこの措置の方が理にかなっていると思うようになった。
境内は一周でき、チェンマイが一望できる展望台があったりして楽しいが、今日はあいにく曇っており、何も見えない。
境内の中央には、靴を脱いで上がる一段高いところに本堂がある。ここは、仏舎利が納められた塔やエメラルド仏の大きなレプリカがあったり、お経を実際に読んでもらってる一画があったりする神聖な場所だ。
※バンコクのエメラルド寺院のエメラルド仏が、ここに一時保管されていたため、今はそのレプリカを置いている。
タイでは、誕生〝曜日”ごとにお参りする仏陀の形が異なり、僕らは各々、自分の誕生曜日に当たる仏陀にお賽銭を入れてお参りをした。
ここから降りて下の境内に戻ったところで、先ほどからパラパラしていた雨が本格的な大降りになってきた。すごい勢いだ。
夕方ならすぐにやむことも多いのだが、これはやみそうになく、雨の中、露店で買い物をし、その後、僕が駐車場のソンテオを呼びに行き、皆を迎え入れた。ソンテオに駆けこむ子供たちは皆裸足になっていた。
15:30 一時間かかってホテルに着き、ちょうど5時間たったのでソンテオと別れた。
着替えたり休憩した後、ホテルの目の前にあるパンチャッププラザでタイクレープを食べ、ビックCで最後の買い物をした。
18:00 まだ雨がぱらつく中、ソンテオで空港へ。
20:40発の飛行機でバンコク経由で帰国の途へついた。翌朝には懐かしの日本だ。今回も充実しすぎの日程を楽しんでもらえたかなあ。
翌年はプーケット9日間の旅へ。
長きにわたるご愛読、ありがとうございました。