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 旅の6日目。チェンマイ滞在4日目は、いよいよ楽しみにしていたチェンライ・ツアーだ。

 チェンライは、タイ最北端の県で、北にミャンマー、東にラオスとの国境を有し、アヘンの密造地として有名な“黄金の三角地帯”を含む。僕も初めて訪問する場所。

 

第6日 チェンライツアー~チェンライ温泉~Watロンクン~ゴールデン・トライアングル~メーサイ国境~カレン族と首長族の村~ナイトバザール

 今朝は早い。7時にツアーワゴンが迎えに来た。一昨日のツアーとは比べ物にならないくらいの距離、540㎞走る。

 一昨日とは異なり、ファラン(西洋人)客が2グループ計6人が同乗だった。僕らと合わせて12名のツアーだ(あとツアコンと運転手。ツアコンは“おねえ”らしい)

 今日のツアーは、実は具体的な日程はよく覚えておらず、とにかくチェンライ国境をはじめとしてたくさんの観光地を回るツアーぐらいの認識しかなかった(YASUツアーのツアコンとしては失格だが、旅行中のコースや時間を常に管理している僕としては今日は気楽な一日なのだ)

 

 8:35-9:00 チェンライ温泉

 70kmほど走ってチェンライ県に入ると、最初の目的地「チェンライ温泉」に着いた。

 ここはドライブインになっていて、たくさんの土産物屋があり、天然温泉の足湯が無料で楽しめた。下記の記事を読むと、個室で温泉も楽しめるらしい。

 

 10:30-11:20 Watローンクン

 さらに1時間半走って、白の寺院「Watローンクン」に到着。

 観光地として有名になりつつあるが、別名ホワイト・テンプルと呼ばれるここは、正式な寺院ではなく、タイの前衛作家による“芸術作品(寺院)”らしい。僧は一人もおらず、寺院として機能はしていない。

 白に統一された建物や装飾は、とても精巧で美しいが、何百もの“手”で表現された“地獄”は、ある意味「地獄寺」(下記参照)よりも不気味だ。

 トイレの中にも装飾が施され、“芸術作品”となっていた。奥の方にはまだまだ広い敷地があり、そこにさらにホワイトテンプルを増築していた。

 

 12:40-14:10 ゴールデン・トライアングル

 昼食はおあずけで、ボートツアーの時間に合わせて「ゴールデン・トライアングル」の見学を先にすることになった。

 黄金の三角地帯と呼ばれるこの場所は、アヘンの密造地として映画の中でもたびたび出てくる。タイとラオスの間を流れるメコン川と、タイとミャンマーの間を流れるルアック川が合流し、3国が国境を接する。

 ボートツアーはオプションで、実際は300฿でメコン川遊覧ボートをチャーターし、二つの国境をクルージングする1時間のコースを、一人1000฿で勧められたが、雨がひどくなってきたこともあり、僕らはパスしゴールデントライアングル公園付近を散策することにした(ファラン4人はボートツアーに行ったが、彼らは散策の時間はなくなった)

 ここには、ゴールデントライアングル仏陀(プラ・プッタナワラーントゥー)と呼ばれる幅10m、高さ16mの黄金仏も鎮座しており、観光の目玉となっている。

 この近くには、アヘン博物館やマーケットなどもあるらしいのだが、公園を大きく離れるのはやめて、公園内の散策や三角地帯を見渡せるスポットを楽しんだ。周りには露店も出ていたが、メーサイ国境で買うつもりだったので見るだけで買い物は控えた(※これが失敗だった! 理由は後で)

 

 14:30-15:15 やっとランチ・ビュッフェ。メーサイ国境近くに移動し、中華料理店に入った。おもしろかったのは、センミーやバミーを自分で作って食べられるコーナーがあった。一昨日のツアーのランチに比べて確実においしかった。

 

 15:25-15:55 メーサイ国境

 最北地点「メーサイ国境」では30分だけ散策。

 ここはけっこうな雑踏でたくさんの露店が並んでおり、ミャンマーとの国境なのでタイとは一風変わったものがいっぱい並んでいてすごく楽しそうだ。

 さあ、いろいろ見て買うぞ!と思ってたら、ここは自由散策ではなく、記念撮影後、おねえツアコンについて12名でいっしょに回ると言われた。過去に勝手に国境を越えてミャンマーに入ってしまい、こちらに戻れなくなった観光客がいたそうで、その予防策らしい(※実は僕もできれば入ってしまおうかなと思っていた…)。一番楽しそうなところで驚きの行動制限で非常に残念であった。

 中途半端な気持ちで国境を後にした。

 

 16:35-17:25 カレン族と首長族の集落

 チェンマイへ戻りつつ、途中で「カレン族と首長族の集落」に寄った。

 チェンマイやチェンライには、政府の擁護の元、観光地として山岳民族の生活様式を公開し生計を立てている場所がいくつかあり、ここもその一つ。

 カレン族の集落は無料で入れるが、その奥にある首長族の集落は有料だった。首長族はカレン族の亜種で、女性は首の長さが美の証ということで成長するにつれ首輪を増やす種族。男性はつけない。実際は首が伸びるのではなく肩が落ちるだけらしい。首を伸ばさずとも首長族の女性は美人が多いのが特長。

 

 21:30 やっとホテルに帰着。

 約4時間の帰り道でしっかり身体を休めておいたので、ホテルに荷物を置いてすぐにラストナイトのナイトバザールへ出かけた。

 

 きっかり2時間歩き回り、23:30 ホテルへ戻ってきた。(※年中幼稚園児がいるのになんとハードな日程!それも連夜!)

 そういえば僕らはまだ夕食を食べていない。

ということで、帰り際にコンビニでカップヌードルを買ってきた。チェンマイ最終夜の夕食としてどうかなと思いつつも、ホテルの部屋で皆で食べるカップヌードルも楽しい思い出となった。

 

 明日は、チェンマイ最終日。“ここに行かずしてチェンマイに来たとは言えない場所”へ行く。