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 ちょっと間が空いてしまいましたが、幼稚園児から中学生までの6人の子供を含めた3家族での旅記録の4日目。(今回は途中に出てくるビデオの編集に時間がかかって遅くなりました。)

 

第4日 オーキッドファーム~エレファントライド~ラフティング~トレッキング~サンデーマーケット~ナイトバザール~チェンマイキャバレーショー

 今日は日本で予約をしておいた現地ツアー。A家は初めてだがN家は象やボートの通常コースは経験済みなので、今回はそれらをショートコースでこなしつつ、メインは山奥の滝までのトレッキングという少し変わったツアーを予約しておいた。

 

 ※チェンマイでエレファントライドをしたい場合は、現地ツアーに入った方のがよい(日本で予約できる)。純粋にエレファントライドだけしたいなら直接現地へ行ってしまってもよいが、ツアーに入ると、象以外にいろいろなメニューがついてくる。有名なのは、チェンマイ市外から25kmほど北に行ったところにあるメーサー地区と、50kmほど北にあるメーテーン地区。メーサー地区には、象以外に、虎や蛇、猿、昆虫・植物園などが集中し、ツアーではそれらのメニューがセットされる。メーテーン地区は山奥なので、大きな象園だけでも6か所余りあり、それにラフティングやバギー、滝へのトレッキングなどがセットされる。メーサーのが近くて人気があるのでツアー代が高い。

 

 ※今まで僕がエレファントライドを中心とした現地ツアーを体験したのはチェンマイでは2回。1回目は、奥さんと出かけた観光付きツアー「タイ4大王朝の旅7日間」。メーテーン地区へ曲がらずさらに北へ行ったところにあるチェンダオ村(現在は閉業)まで行って、エレファントライドやいかだ乗りをした。2回目は、このブログでも書いたチェンマイ&アユタヤ&BKK9日間の旅⑤~サファリツアー編~でメーテーン地区の「メータマンエレファントキャンプ」へ行った。

 

 8:00 ちょうどに運転手とガイドの二人組が迎えに来た。こういうツアーはロットゥなどで使用するワゴンタイプのバスがよく使われるが、今回はなんとソンテオが来た。現地っぽくていいのだがお尻が痛くなるのを覚悟して乗り込んだ。

 

 ツアー客は僕らだけだった。滝までトレッキングするというメニューが入っているので、このコースを選ぶ人は当然少ないのだろう。

 僕らのグループは4歳を筆頭に幼稚園児が二人もいるので、ガイドさんは本当にトレッキングに行くのか、と何度も聞いてきた。かなりたいへんな道のりらしい。ワクワクする。

 

 メーサー地区のオーキッド&バタフライ・ファームへまず寄った。ここはメーサーのコースでもメーテーンのコースでも必ず寄るところ。そう特筆する場所ではない。

 

 10:10 メーテーン地区からさらに10km奥へ入ったエレファントライドの場所に着いた。

 チェンマイのエレファントライドは、多くが山や川を含む大きな敷地内に専用施設が造ってあり、そこで象のショーや象との写真撮影、他のもろもろのイベントなども行われるのだが、今回着いたところは、上記写真のように道の途中の空き地に象に乗るための乗り場が組んであって、山道っぽい村の道を300mほど行って戻るというちょい乗りコースで、ショーも何もないシンプルなもの。

 それでも子供たちは、あらかじめバナナを買い込み、ライド中に象にやったり、象使いの代わりに象の首に直乗りさせてもらったりと、ライドをめいめい楽しんでいた。

 グループで行くと、4頭の象が一緒に抜きつ抜かれつ歩くので、一頭で歩くよりもずいぶん楽しさが増す。自分の象にあげようと思っていたバナナを隣の象が持っていってしまったり、一頭だけ道草をくって(文字通り道の草を食べていて)他の象においていかれたりと、小さなアクシデントがいっぱいあるからだ。ちょい乗りだが満足いくメニューだった。

 

 11:10 今度はメーテーン川のラフティング。といっても、ラフティングは荒れた急流下りでこそその醍醐味が味わえるのに、僕らの乗ったコースは流れがずっと穏やかで、おまけに前夜の雨のせいで川の色はまっ茶色だったため、ただただオールを漕ぐだけの苦行?だった。

 

 11:45 ラフティングを終えたところにソンテオが待っており、乗り場へ戻ってそこの店で昼食。なんとメニューはパッタイのみ。安いツアーではあったがこれには閉口した。最後にパイナップルのデザートが出て、少しだけ気が晴れたが。(※でも、あとで考えたら、ここでお腹いっぱい食べていたら、トレッキングで挫折者が出たろうな。)

 

 12:30 さらに山道を奥へと進んだところでソンテオを降り、いよいよ今回のメインのトレッキング開始。

 

 ガイドさんが言うには、大人で40分ほどの距離だそう。川の中を歩いたりもするかなりの悪路だとのこと。2名の幼稚園児が心配ではあったが、僕らだけのツアーなのでだめだと思ったらそこでやめて戻ればいいということで、とにかく行くことにした。

 最初こそ普通の山道だったが、すぐに一本橋があったりぬかるみがあったりと悪路が始まり、川の中を通るところは、大人でも流されそうなほどの激しい流れだった。

 小学生や中学生の男子は楽しそうにどんどん進んでいってしまうのだが、僕を含む一部の大人は登り道なのでだんだん息が切れてきたし、思った以上の悪路に本当に中断することを考えた。でも幼稚園児たちは、泣き言を一切言わず真剣な表情で、年上の子たちについていこうとがんばっており、僕らは逆にその姿に後押しされた。

 ※では、ビデオメモリーから少しだけその悪路の一部をご覧ください。本当にすごい道?です。

 

 13:45 けっきょく70分ほどかかって目的地の“滝”に到着。

 滝の勢いも予想以上にすごくて、30m離れていても水しぶきが飛んできて顔もビデオも水浸しになるほどだった。

 ※これも少しだけビデオを見てみてください。

 

 日本だったら絶対に遊泳禁止だろうな、と思われる滝の勢いだ。滝の中に子供が入っていくとおぼれているんじゃないかと心配になる。でも、その分、特に男の子たちは最高の思い出ができたようだ。

 

 帰りは40分で下り、15:00 ソンテオに乗り込んだ。

 

 途中、山岳民族の露店に寄ったあと、ソンテオで皆、眠りこけながらチェンマイへと戻った。

 チェンマイ手前で、この時期よくある夕立がすごい勢いで降ってきたが、17:10 旧市街の東;ターぺー門に着いたときはすっかりやんでいてラッキーだった。

 

 Nファミリーは仕事の関係で先に帰らねばならず、ここでお別れだ。

 当初の予定ではサンデーマーケットを少し回ってから空港へ向かうつもりだったが、けっこう時間が押したのと、トレッキングの疲れが残っているため、彼らは目の前のマーケットを名残惜しそうにしつつも、そのままソンテオで空港まで送ってもらうことにした。

 

 急に5名減りさみしくはなったが、YASUツアーのツアコンとしては手抜きはできない。今夜はまだまだたくさんのメニューがあるのだ。気持ちを入れ替えて歩き出した。

 

 サンデーマーケットは、ターペー門から旧市街内側を以西に伸びたラチャダムノン通りを歩行者天国にして開催される。

 昨日一度歩いた道ではあるが、今日はすごい混み具合だ。昨日のサタデーマーケットより歴史のあるマーケットだから当然か。

 昨日のサタデーMで見かけた露店もいくつか軒を並べていた。

 こういう場では、やはり英語よりもタイ語の方がずっと安く買える。“買いたたく”のではなく、“交渉を楽しむ”のがコツだ。

 おもしろいのは、路上フットマッサー店。2年前のパタヤでも見かけたが、ここは30分80฿と超安い。

 

 トレッキングで疲れているはずなのに、いつの間にか2時間弱も歩き回っていた。

 そろそろトゥクトゥクをつかまえようと、通りをまっすぐ行かずに昨日のWatチェディルアン方面へ左折した。

 Watの前では、特設ステージが設けられ、暗いなか、小中学生たちが舞台に上がって踊っていた。

 

 19:00 トゥクトゥクをつかまえ、ホテルへ(3人乗りに6人乗って)

 チェンマイのトゥクトゥクは、バンコクと違って、運転席の左側に客用の小さな座席が1つ設置してあり、子供たちはそこに乗りたがった(この詳細は翌日の記事で)

 

 ホテルに着き1時間休憩をはさみ、20:30 ホテル前のナイトバザールに繰り出した(うちの奥さんだけはホテルでダウン)。園児は中学生に背負われて参加。元気な一行である。

 今夜は大通りでなく南の一区画アヌサン・マーケット(服や飲食店が多い)を歩いた。なぜかというと、この後、この奥にある「チェンマイ・キャバレー」へ行くからだ。いわずと知れたニューハーフショーである。

 

 一時間弱散策をし、入館。

 21:45 のキャバレー・ショーの前に、いかつい給仕がドリンクを運んできた。入場料にドリンク代は含まれているのだが、こういうところではチップを渡すのが通例だ。ところが前の座席の客が細かいのがなくてほんの少ししか渡さなかったらしく、給仕のいかつい“おかま”がどなって怒り出した。客は6組ほどしかいないし、ここには幼稚園児もいるのにだ。

 ショーで踊っている“ニューハーフ”の踊り子さんたちはがんばっているのに、ショーの規模はとても小さかったし(セットなどの大道具はなし)、こういう従業員がいるようじゃ、この場末のチェンマイキャバレーも長くは続かないかなと残念に感じた。

 

 22:40 ショーが終わり、ホテルへ。今日はさすがに疲れすぎてマッサーヘは出かけず就寝。

 

 チェンマイ日程はあと三日。明日は自転車でボーサーン地区へ向かう。<続く>