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(④の続き)

「子供たちに非日常をいかに楽しませられるか」というテーマで始まったこの旅行。

 チェンマイではやはりサファリツアーへ行かないと。エレファント・ライドは、タイでは欠かせないメニューだ。

第4日「サファリツアー~ナイトバザール」 

 チェンマイ2日目は、昨日予約したサファリツアーへ。

 ※タイの現地ツアーは、こういう一日ツアーや半日ツアーはもちろん、ショーを見るだけの予約でも、ホテルからの送迎がついているのが普通。

 8:30 ピックアップバスが予定通りホテルへ来てくれ、約50分で「メーテーン・エレファント・パーク」に到着。

 ※チェンマイ北部には、いくつかの象に乗れる観光地がある。レンタルバイクでも気軽に行けるのは、近郊の「メーサー」。1時間ほど北へ行くと、「メーテーン」の手前に「チョクチャイ」、さらに北には歴史のある「チェンダオ」など、有名どころでもこれだけ。これらは観光地であると同時に、象の病院や静養地を兼ねていたりもする。直接行って入ることもできるが、ホテルの予約と同じで、現地ツアー会社で予約したほうのが安い。これらの近くには、スネーク、タイガー、モンキーなど、いろいろな動物観光もでき、子供連れには最適。

 

 「メーテーンEP」では、象ライド~牛車ライド~象と写真~象の水浴び~象のショー~ビュッフェランチ~いかだ川下り、というメニューをこなし、帰る途中で「ランと蝶園」に寄る6時間半のツアー。

 

 エレファント・ライドは2~3人で乗るが、乗る前にバナナかサトウキビを買っておくと、乗ってる最中や降りた直後にご褒美としてやることができる。僕らもそうしたが、N先生の子が買って、やるのを楽しみにしていたバナナを、象使いのおじさんが「ちょっと貸して」とばかりに受け取り、それをそのままやってしまい、すごくショックを受けていた。

 ※象に乗ってる写真は、途中、係の人が撮って、終わった後、きれいなケースに入れられ2~300Bほどで売り付けられるが、現在は、象使いさんがこちらのカメラをとって、降りて取ってくれたりする場合もある(こういう場合はチップをはずむべきかな。でも、象使いがいない写真よりいたほうのがやっぱりいいけどね)。また、グループで楽しむ場合は、互いの象を撮れるよう、象使いさんに頼むなどの方法もあり。

 僕らのグループは5頭の象に分かれて乗ったので、互いに写真やビデオを撮ったりして楽しむことができた。丘を登ったり下ったり、川を渡ったりと、いろいろなコースを行くが、一番怖いのは、坂を下るとき。象の背はとても高いので、その傾きにまじビビる。上の座台がずり落ちそうになるのもそれに輪をかける。川の中で前の象がウンチをボタボタ落とし、それが流れる様は何とも言えない。僕らの象は川を渡り終わった後、川で吸い込んできた水を前の象にブワーっとかけ、前の友人たちはびしょぬれになっていた。

 

 牛車ライドはなんてことないイベントではあるが、絵面(えづら)はとてもいい。

 

 象との写真撮影は一回ごとにチップがいるが、10Bと安く、いろいろなポーズを提案してくれて超お得であった。僕は、子供たちのビデオを撮ろうと、象のすぐ横の土手に上り象の間近から撮影。撮りながら数歩下がったところ、土手がなくなり、下に落下というアクシデントにあったが、それでも何とか撮り続けたのであった(親の鏡?それともただのドジ?)

 

 象の水浴びやショーは、どこでもやる定番メニュー。僕は見飽きてはいたが、子供たちは一生懸命見ていた。象がキャンバスに絵を描き、それを即売するというコーナーもあるのだが、日によってはかなり高く買う人もいるそうだ。

 

 目まぐるしくメニューをこなしてきた午前中が終わり、ビュッフェランチでやっとゆっくりできた。オープンレストランで、気軽なランチを済ませ、売店でお土産を見ていると、エレファント・ライドの僕らの写真をすすめられた。はじめ買うつもりはなかったのだが、やはりプロの構図は素晴らしく、ケースもきれいだったので、全員買ってしまった。

 

 13:10 2艘のいかだに乗り込み、川下りへ。ときどき流れが速くなるところもあるが、全体的にはなんてことないイベントだった。でも船頭さんが、途中で子供たちにオールをわたして漕がせてくれたのが楽しかった。

 

 降りたところから、そのままツアーバスに乗りチェンマイへ。途中、メーサーに続く脇道に入って、「オーキッド&バタフライ・ファーム」に寄り帰路へ。

 

 15:00 ホテル着。着いた途端にすぐプールへ。今回は僕も入った。あったかいジャグジーもあり、快適だった。さすがに皆、1時間余り遊ぶと三々五々あがり、次の外出に備えた(といっても、子供たちは部屋で元気にずっと遊んでいたが)

 

 18:30 昨夜はタイスキ・ビュッフェだったので、今夜は「ムーガタ・ビュッフェ」へ。

 ムーガタは焼肉と鍋が同時にできる独特の鍋で食べる料理(バンコクにはいくつかの店があるが、プーケットにはほとんどない)。チェンマイには大きな店が2店? その老舗の方の「チュンペイ」にソンテオで出かけた。昔は旧市街の北東角にあったが、移転したのかそこよりかなり北の方にあった。

 ※ムーとは豚肉のことだが、現在は牛肉を指す“ヌアガタ”という店も出てきた。チュンペイへは、ソンテオの運転手に言えば連れてってくれる。

 ムーガタ店はタイスキレストランとは違い、かなり気楽な店だ。どこも、だいたい超広いオープンレストラン。いやレストランと呼ぶのは少々ちがうかな。タイスキはちょっと高級感があるが、こちらは現地庶民の店だ。店内には遊具やゲームが置いてあるのが普通。バイキング形式で、シーフードも取れるコースにすると高いが、タマダー(通常)コースだとたったの120Bだった(初めてバンコクでムーガタ店を知ったH23は89Bで冗談かと思った)。子供は60B。これで、肉以外にいろいろな料理が食べ放題。アイスもフルーツもなんでもありだ。子供は食べるのに飽きると、隣にあるブランコや滑り台で遊んでいた。

 

 20:45 ナイトバザールにやってきた。はじめてきたが、すごい人込みだ。昨日のワローロットと比べてかなり長く、全部回ろうと思っていたのだが、1時間半もすると、一人、また一人と、座り込む者が出始めた(実は僕も)

 今回は泣く泣く、ナイトバザール制覇はあきらめ、22:30 ソンテオでホテルに戻った。

 子供を寝かしつけた後、N先生だけは昨日の無念を晴らすように、一人フットマッサーへ出かけて行ったのだった(僕は残念ながらダウン!)

チェンマイ最終日へ続く>