今回は昨年に引き続き一時帰国の行き帰りのレポートです。
昨年は帰国時にいろいろあったけど(下記参照)、今回はサウジに戻るときに、まさかの事態に?
今年度は、職場の引っ越しなどが重なり、毎日が忙しく、ブログ更新をさぼってきました。
※この一大行事の引っ越しがレポートできればとてもおもしろい記事になるのですが、前上司とそのはるか上の御上から「ブログに職場のことは書かないように」と強く念押しされておりますので、残念ながら書くことができません。
おまけに前回、スマホを落としてしまい、意気消沈。
しかし、7月から8月にかけての4週間、一時帰国をしたおかげで、やっと気持ちが充電され、こうしてブログ書きに向かっています。
ではまず、日本への帰国レポを簡単に。
日本入国時に必要な書類は、昨年同様、まだPCRの陰性証明は必要であるが、昨年より随分簡素化されました。
「ファスト・トラック」という検疫事前登録が導入されたことと、ワクチン3回接種済みというのがその理由です。
昨年度は厚生労働省の質問票WEBにアクセスし、質問に答えるとQRコードを発行されるという形だったのが、今年度は事前にアプリ「MySOS」でワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明を登録することで、アプリ画面が青色になり(これにより僕自身は昨年度のトラウマから解放されることになった)、空港での手続きは格段に速くなりました。
飛行機を降りてから45分ほどで解放されました。(昨年度の恐怖の5時間とは段違い・・・)
では次に、サウジへの再渡航レポ。
こちらは、昨年度はスムーズだったので特に心配もしていませんでした。
事前に「マキーム」というサウジ保健省の検疫登録を済ませておくだけで、昨年度は必要だったPCR検査もサウジ入国ではすでに必要ありません。
(※これって大きい変化。サウジでは検査代は、昨年7,000円弱、今年はその半額だったが、日本での受検は、2年前は45,000円、昨年は33,000円だった。おまけにリヤドでは市内で受検できスマホに結果が来るのだが、日本だと市外へ受検しに行き、翌日また結果を取りに行かなければならない面倒さがあった。)
その上、リヤド空港では、降機後15分で解放です。
ところが、今回なんと、エミレーツ航空の“乗員交代”により(おそらくコロナ感染だろうな)、日本発ドバイ行きが4時間の遅延との連絡が、当日昼前に来ました(ただしそれに気づいたのは午後、関空へ向かう途中でした)。
ただでさえ23:45発と遅い時間だったのに、3:50発に変更となりました。
これだけならたいしたことはないのですが、問題はドバイでの乗継。2時間後の乗継便には乗れなくなるのは当然ですが、新しく指定されたのは乗継時間10時間の便でした。これにより、リヤド到着は予定より12時間後になります。丸一日つぶれてしまうわけです。
でも、文句の言いようもなく、一応、もっと早い便はないかと掛け合ってみましたが、空きはないそう。
で、こういうとき、エミレーツのようなFSC(フルサービスキャリア)は必ずその補償があります。今回はそこんとこを詳しくレポします。
(※以前、LCC(ローコストキャリア)のエアアジア便遅延の際は、補償は一切なかった(下記参照)。)
4時間遅延にはなったけど、チェックインは予定通りの20時からだったので、それまで関空ラウンジを利用することにしました。
関空には制限エリア内にいくつかラウンジがありますが、そこは昼の時間に限られているのと、コロナ禍で閉じているところがほとんど。
今回利用したのは、空港ターミナルから駅ビルを隔てたエアロプラザ2階の24時間営業のラウンジ。ゴールドクレジットカードで2時間無料です。お菓子はないけど飲み物はフリー。マンガ喫茶のような横になれる個室もあり思いがけずゆったりできました。
20時から長蛇の列に並びチェックイン。その際、1,500円分の飲食チケットをもらいました。
本日限り有効ということですが、コロナ禍であり夜でもあることから、やっている店は制限エリア内のレストランが一つ。ここは22時までだそうで、あと一時間あるけど、エリア内に入ってもし混んでたりしたらチケットが無駄になってしまいます。
あと使えるのはエリア外のマクドナルドのみ。けっきょくこれ一択ということで、ハンバーガー3つとナゲット2セットに交換し、ドバイでの10時間に備えることにしました。
その後、制限エリアに入り、手荷物検査やパスポートチェックを行い、搭乗口でうとうとしてると、カステラとジュースの配付がありました。
ドバイには、現地時間8:15到着。リヤドへの出発は18:35です。
関空職員から「ドバイの待ち時間が長いのでホテルを無料で手配する」と聞いていたので、すぐにコネクションデスク(トランジットデスクのこと。ドバイではこう言う)へ向かいました。
係の人は航空券を見ると、僕のつたない英語を聞くこともせず、すぐにホテルバウチャーを発行してくれました。
しかし、問題が・・・。
そのホテルは、空港から1.8㎞離れたところ。つまりイミグレを通って、いったんドバイに入国しなければならないのと、シャトルバスがどこから出ているかがわかりません。
本当だったら、英語の話せない僕は動かず待ちたいところでしたが、せっかくの10時間、「ブログ取材」も兼ねてやれるとこまでやろうと思い、通りすがりの何人かの空港職員に声をかけてみました。
が、人によって指示する方向が違い、けっきょくはじめとは違う、奥にあるコネクションデスクを紹介されました。さらにそこでも、はじめの人は隣のイミグレデスクへ行けと言い、イミグレへ行くとまた同じコネクションデスクへ案内されました。
そしてやっと光が・・・。
一人の職員が、「このパスポートはオフィシャルだから」と他の職員に言っているのが聞こえ、僕には「11時にもう一度来て」とのこと。どうやらホテルを変えてくれるらしいことだけ理解できました。
11時に行くと、このターミナルの5階以上にある「ドバイ・インターナショナルホテル」のバウチャーをくれました。
すぐ近くの専用エレベーターで5階に着くと目の前がすぐ受付で、無事ホテルステイができたのでした。
昼には、ビュッフェランチもついていました。(実は2度の機内食で、おなかがいっぱいでした。ハンバーガーもあるし…。)
ということで、関空ラウンジでもドバイのホテルステイでも、横になってゆっくりできた旅となったのでした。
次回、リヤドに到着後の白タクの運ちゃんのお話で完結です。