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 ハーイル編、いかがでした? 次回からカンチャナブリ編の続きですが、その前に…。

 

 僕は、サウジアラビアで働くことになった。

 サウジを内側から見たその様々な「魅力」の記録第28弾

 今回は、単身赴任中の僕が、どのような生活をしているかを紹介。

 

 バンコク派遣時代は、屋台めしで生き延びられたのだが、ここサウジでは屋台・露店など一つもなく、夜の街?もない。バンコクのようなアヤさん(お手伝いさん)もいないし、企業の方々のような配給車や運転手さんもいない。

 毎日の飯は? 掃除は? 自由時間に何してる?(皆さんは興味ないでしょうけど…。)

 

 興味がなくても、書いちゃいます。

 

 まずは「衣食住」の“衣”

 サウジは暑いと思われてると思うけど、これを書いてる日の夜明けは5℃まで下がりました。日中は17℃。この年末年始は、珍しく5日間、雨が降ったりやんだりしました(サウジでは通常ほとんど降りません)

 なので、現在の服装は厚手の長そでを着ています。街ではダウンを着ている人も見かけます。サウジは年中暑いと思ってる人、間違いです(かくいう僕もそうでした)

 ※サウジも日本と同じで、1月が寒くて、7月8月が暑いのです(いや、サウジは熱い?)

 

 床屋は、日本人は家族に切ってもらったり自分で切ったりしてる人が多いけど、僕は地元の床屋に行ってます。20リアル(=600円)です。

 

 次は“食”

 奥さん連れの方たちは、家に帰ればご飯ができてるけど、僕は単身赴任なので、当然自分で作ります。朝夕はもちろん、昼の弁当もです。

 タイ派遣時代の弁当は、アヤさんがいたときはアヤさんに、3年目は学校の用務員さんに作ってもらってましたが、今はメニューを考えるのも一苦労。休日にごっそり肉じゃがを作っておいたり、インド料理店で買ってきた惣菜を小分けにしておいたりと、いろいろ工夫しています。ご飯を炊くのも1週間に一度で、冷凍保存でしのいでいます。

 

 料理をしている中で、一つ特記しておきたいのが「タヒナ」です。タヒナとは、白ゴマのペースト状のもの(サウジではよく使われる)。僕の好物のフムス(ひよこ豆のペースト)にも入っています。基本、僕はペースト状のものが嫌いで、ゴマもあまり好きじゃありませんでした。だから、奥さんが以前、タヒナを買ってきたときは、「ゴマくさい」と言って食べませんでした。

 が、一人になって自ら料理をしなければならなくなったとき、「サウジにいるからにはサウジの有名な食材を使おう」と思い立ち、自らタヒナを買ってきてチャレンジ。最初は慣れませんでしたが、いろいろな料理に少しずつ使っていたら、今では欠かせない調味料になってしまいました。

 特にうまくいったのは、日本の漬物を作るとき。ゴマ油の代わりに使ってみたら、これがとっても合うのです! サウジと日本の味の融合として料理本に載せられるほど?です。皆さん試しにやってみてくださいませ。

 ※<下記>サウジの有名な食材。左からタヒナ、フムス、ラブネ(ヨーグルトのようなクリームチーズ)

 

 11月までは、外食はいっさいせず、休日に仕入れた惣菜や自分の調理したものばかりを食べていた生活でしたが、12月になって趣味の仲間ができ(後述)、4~7人で毎週、食べ歩きをするようになりました。おかげで、12月だけで3㎏太ってしまいました(泣)

 ※<下記>12月に行った店。左から中国料理、タイ料理、インド料理、トルコ料理

 

 最後に“住”

 外国人の多くはコンパウンド(高い塀に囲まれた外国人居住区)に住んでいます。うちのコンパウンドの壁は周囲1.7kmほどかな?(大きいコンパウンドだと2km半のとこもあります。) 

 コンパウンド内には、運動場やスポーツジム、映画ホール、ボーリング3レーン、小さいスーパーや公園などがあり、プールも大小合わせて7つあります。

 その中に、Villaが253棟とApartmentが2棟あり、僕はアパート住まい。広さは60㎡の1ベッドルーム(リビングと寝室とキッチンとバストイレ)です。小さいので掃除が楽で、僕は気に入ってます。

 

 おもしろいのは、家の寝室のドアだけは、中に鉄板が入っており異常に重いこと。なんでだと思います?

 このドアの鍵のすごさ、見てください! なんとテロ対策だそうで、全ての家に必ず一つあるらしい?です。

 

 さて、余暇をどう過ごしているか?ですが、日本人会の集まりで、サッカーや野球、ゴルフなどがあり、それぞれ皆さん、毎週趣味に興じておられます。

 僕は、それらには参加せず、このブログ書きはもちろん、ブログでも紹介している曲づくりや、ビデオ編集など、引きこもり趣味を楽しんでいます。

 ※現在、うちのワンコロ、クマちゃん・ゴマちゃんをテーマにした曲づくりをしています。詞も曲もできたのですが、パソコンによる伴奏づくりに時間がかかっています(その後、歌を多重録音)。そのうち、ブログで紹介するので、聴いてくださいね。楽しく悲しい歌です。

 

 また、半年前から、ピアノでクラシック曲の練習を、40年ぶりに始めました。なんせ、自由時間がたらふくあるので、“何か老化を防ぐものを”と思い、ショパンの「ノクターン」にチャレンジ。大学時代でさえ逃げていたピアノ(※)に、自らチャレンジするなんて思ってもみませんでした。

 ※大学では、1年次と2年次に授業でピアノレッスンがありましたが、楽譜を読むのが超苦手な僕は練習をさぼってばかりいて、毎週のレッスンでは、ケーキを持って研究室に行き、コーヒーを淹れてそれを教授と一緒に食べてレッスン時間をごまかしていました。

 不思議なもので、自らすすんで弾いていると、指が勝手に動くようになるもので、2ヶ月もすると暗譜してしまいました。

 そこで、この12月中旬からは新たにショパンの超難曲「別れの曲」(エチュード№3)に、無謀にもチャレンジ。楽譜通り弾いたことがない「コード弾き」が基本の僕としては、半音階での考えられない超難解譜面に四苦八苦。それでも毎日欠かさず練習しています。もちろん片手ずつ。のったときは3時間たってしまうことも。この僕が反復練習をするなんて!

 人生はじめて、クラシックが楽しいと思い始めてますでも、いまだに弾ける気がしないフレーズも!

 

 また、バンド練習に誘ってくださる方がいて、11月末から2週に一度の合わせ練習に参加するようになり、クラシックとは別に、ポップスのピアノも練習するようになりました。

 僕自身、学生時代や20代には、バンドを組んで、歌ったりギターを弾いたりドラムを叩いたりしてたので、久々に人と合わせる音楽は至福の時間ですバンコク時代も組んでいましたこちらはコード弾きが通用するので気楽です。

 今までやったことのない‎BoøwyLUNA SEAの曲はついていくのもやっとですが、30代40代のメンバーに負けじとがんばっています。

 

 以上、僕の現在の生活メモでした。お付き合いありがとうございました。

 

 次回のブログは、1ヶ月お休みしてた「カンチャナブリ編」です。カンチャナブリの見どころをいっぱい紹介します。