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 ⑧からの続き。さあ、今からは、僕と息子の二人旅の始まりだ。まずはアユタヤへ。

 プーケットとバンコクへの、安くて快適?で少し冒険的な旅を求めている人は必見の情報いっぱい。

 

 アユタヤへは、南バスターミナルからだけではなく、北BTからも行けるし、電車でも行ける。最初は電車で行くつもりだったが、初日の電車の遅延ぶりを思い出し、やはりバスにした。
● 南BTは新と旧の2か所あり、Hから北に4.5km行ったところに旧、そこを西に曲がって5km行った所に新がある。新は長距離ターミナル、旧は中近距離。
● 実はあまり知られていないが、北BTも2つあり、一つは長距離用バス、もう一つは中距離用ロットゥを扱っている。ただ、この二つは南BTのように5kmも離れておらず、ほぼ隣同士(歩道橋を渡ったとこ)にあるので、間違っても少し歩くだけ。あまり気にせずともよい。


 アユタヤ行きは旧BT発なので、市バスで直線だ。30分ほど乗り左に曲がる高架の直前で降りると、そこは活気のある旧BTだった。

 いろいろな行先の窓口のお姉さん?が声をかけてくる独特の活気がタイらしい。近くのお姉さん?に「パイ アユタヤ」と言うと、隣の窓口に声をかけてくれ、すぐにチケットが買えた(70B/人)。すぐに近くのロットゥに乗れという。買い出しもままならぬまま、乗り込むとすぐに出発した。80kmほどだ。

● ロットゥというのは中距離ミニバス。15人ほど乗れるワゴンである。バンコクから各方面に実にたくさんのロットゥが出ていて、定員になると出発という形式。手軽だし安い。ロットゥを使いこなすのが、バンコク格安旅の技だ。

 11:20 1時間20分ほどでアユタヤに着いた。やはりこれが一番手軽な交通方法だな。
 ロットゥは老舗のアヨタヤ・ホテル(アユタヤではない。昔の呼称)前の通りの西側に着く。帰りの乗場もここから(ただし、多少東西に動くので注意)


 まずはバイクのレンタルだ。バイクはアヨタヤHを北に行った道沿いに少々と、あとは鉄道アユタヤ駅を降りたところと、川を渡ってこちら側(アヨタヤH側)のチャオプロム舟乗場付近にある。僕らは、チャオプロム市場を突っ切って、舟乗場前で赤いバイクをレンタルした(200B/日)。ヘルメットは息子の分と二つ借り、いざ、アユタヤ観光へ。


 まずはアユタヤの東端に位置する「Watヤイチャイモンコン」(※Watというのはワット=お寺という意味)

 (昔、ここに奥さんと来たとき、この名前が覚えられず、「わっ!やっちゃんもっこり!」と言いながら覚えていた変な奥さん…。)
 ここは大きな仏塔と涅槃仏が有名。個人的には、駐車場前の店がお気に入りのおすすめワット。

 次は街の西はずれにある「Watプーカオトン」へ。

 街から少し離れているので、20年以上前に行ったきりで、久しぶりに訪ねた。昔は草ぼうぼうの土地に大きな仏塔がぽつんと建っていたところが、現在は、仏塔は白く塗られ、周囲は遠くまで道が整備され、たいへんきれいに観光地化されていた。入場料無料。

 次に向かったのは、初めての場所「Watチャイワッタナーラーム」

 この遺跡には、校外学習の児童生徒や小坊主ばかりの僧侶集団が引率され何グループか来ていた。僕らは入場料が必要だが、タイではタイ人はすべて無料である。入り口前の道路にはたくさんの露店が並んでいたが、少々疲れが出てきて見て回る気にはなれなかった。

  「Watロカヤスタ」にも寄った。

 ここは寺院の建物は全て壊れており、野ざらしの涅槃仏だけが横たわっている。もちろん入場料無料。ここは堀のすぐ外の一画にあり来やすくその風情が僕は好きで、必ず訪れるところ。少ないが周りの露店も安くて気軽。この日はおなかが減ってきたので、周りをバイクで走り抜けるだけにした。

 ここまでは、今回はバイクがあるので、アユタヤ市街の外堀ばかりを走ってきたが、食事をとるつもりで、市内中央の「Watプラシーサンペット」へ。

 ここの遺跡群も大きく立派。それでいて入場料無料がいい。
 そして昼食をその隣の「ウィハーン・プラ・モンコン・ポピット」の境内露店でとろうと移動した。4年前に来た時に境内の露店街がとても気にいったので、ぜひここでと思って来たのだが、境内はずいぶん整備され、昔からあった境内露店がすべて撤去されていた。ショック!

 14:45 川沿いの「フアロ市場」でやっと昼食。中途半端な時間だからか、大きな市場なのに客は僕らだけだった。


 15:15 バイクを返し、ロットゥ乗り場へ。昔利用した時より、乗場が西に150mほどずれた場所に変わっていた。
 帰りは行きより安く60B/人だった(この?がタイらしい)。15分ほどで乗客がいっぱいになり出発した。
 復路は、ターミナルまでではなくとも、途中下車が可なので、僕らは地下鉄駅のチャトチャックで降ろしてもらうことにした。ここはバンコク市内の入り口であり、スカイトレインのモーチット駅もあり、その後の市内の大渋滞を避けられるからだ。
 17:10 チャトチャック駅に1時間20分で着いた。もしこのままBTまで行ったら、さらに1時間はかかるだろう。


 僕らはそのまま地下鉄で6区間移動し、「鉄道マーケット2 ラチャダーへ。

● 鉄道マーケットは2つあり、超巨大なマーケット1はシーナカリンにある。そこはバンコク市内からは少し不便なのだが、小さいがマーケット2が市内鉄道路線のラチャダーにありこちらは便利。シーナカリンはシーコンスクエアという超巨大デパートの横にあり、ラチャダーはエスプラネードという大きなデパートの裏手にある。
 さすがに、マーケットを30分ほど歩いたら疲れが出てきて、買い物に集中できなくなってきたため、一周だけしてエスプラネード内の涼しいフードコートで夕食をとることにした。

 19:30 エスプラネードを出て帰路へ。渋滞を避け、地下鉄で終点のバンコク中央駅へ出て、そこでトゥクトゥクをひろってホテルへ。

 ホテルでチェックインし、30分ほど休憩して、今度はカオサン通りへ出陣(我ながらすごくタフな日程!)
● カオサン通りと言えば、バックパッカーの聖地ともいえる場所。夜はすごい賑わいである。ホテル前の大通りを渡って一つ目の路地がカオサンである。この立地もホテルを選んだ理由の一つ。
 さすがに二人とも疲れがピークに達してきており、僕は息子をマッサーへ誘ってみたが、息子はN氏の惨状を目の当たりにしていることから怖れをなし、残念ながら15分足らずの散策で、マッサーを横目で見ながらホテルに戻ることとなった。
 21:40 本日終了。

 (⑩に続く。いよいよ旅のラストです!)