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この子どもたちとの別れを経験したとき、実は、その後にもずっと付き合うことになったある歌に出会いました。
H²Oの「想い出がいっぱい」です。
バンコク派遣の朝、ある生徒から、カセットテープをもらいました。卒業式当日、僕から担任生徒全員に、一年間の音の想い出とメッセージをカセットに録音して渡していたので、それのアンサーテープでした。
その中で、彼女はこの歌を、授業で習ったギターを駆使して歌ってくれていました。僕は、初めて聞いた曲でしたが、その歌詞とメロディ、そして一生懸命歌ってくれている歌声に感動し、歌詞を書き取り、僕もギターで歌うようになりました。
そしてその3年後、今度はバンコクを離れる際、同じく音の想い出をバンコクの子どもたちにカセットに入れて贈ったのですが、この歌も2番の歌詞を変えて多重録音で仕上げ、メッセージの最後に入れました。
それ以来、中3の卒業時や、吹奏楽部の引退時の「想い出ビデオ」にも必ず入れる、僕のお気に入り曲になりました。時には、子どもたち側が、この曲の歌詞をさらに変え、歌い返してくれたこともありました。