第二弾 帰る日。

 

あれから幾日が過ぎたのだろうか。

来る日も来る日もカレンダーに丸を付け、どれだけこの日を待ちわびていたのだろうか。

何かこれだけ下書きしてあった。

ホント不謹慎だなコイツ。

 

そんなに嫌ならそもそも来なければ良いのにさ。

 

でもかばう訳じゃないんですけど、言い訳はですね

当然復興のお手伝いはしたいし、しなければならない。

 

困っている人のお役に立ちたいとの思いはある。

 

でもですね、マジできつかった。色々と。

枕を持って行くのを忘れたのがそもそもの始まりなんですけどね。

 

やっぱ安定した睡眠は一番大切。

 

 

と言う訳で、今回のミッションも無事に終わりました。

 

結論から言うと、復興はまだまだだし、政府はとんでもない金額のお金をかけなければなりませんね。

 

『どうせ田舎だから移住しろ!』みたいな議論は問題外で、お金のある行政から順番に、もっとどんどん人と物を投入するべきですね。

 

まあやっているみたいですが。

 

支援金も幾らあっても困りません。

みんなじゃんじゃん寄付して下さい。

 

ウチも当然要請があればまだまだ行きますよ。

 

会社だから本当のボランティアは無理ですが、出来ることはやりたいです。

 

 

さてさて、

それでも能登は本当に人も景色も美しい所でした。

 

スナックで知り合った氷見から来ているオジサンは、

『能登の人は皆とても穏やかで優しい』

『氷見の人は漁師町なので気性が荒いけど、本当は優しい』

『高岡商人が通った後は草木一本残らない、高岡の奴らはずるい!』

と言っていました。

 

かなり個人的な感情が入ってはいるようでしたが、概ねそうなのかもしれません。

知らんけど。

 

兎に角、毎日の通勤で癒しになったのは、その美しい景色だった事は間違いありません。

 

せっかくなのであげておきましょうね。

 

 

 

 

 

能登サイコー

 

そして我々は帰路へ。

大変でしたが来て良かった。

 

富山ブラック超美味しい

 

帰りもやっぱりめちゃめちゃ遠かった。

普段は遠い群馬県まで戻った時のあの帰って来た感!

 

思わずソフトクリーム買っちゃったよ。

 

と、感覚が完全に壊れていました。

 

 

さて、この日から世間は4連休。

何と金沢でリースしたトラックは返却が出来ないではありませんか。

 

と言う訳で、リースのトラック2台は金沢のお隣、新高岡駅前のコインパーキングへ放置。

連休明けの5月7日に新幹線で再びここまで来て返却をしなければなりません。

 

超めんどくさい。

でもしょうがない。

 

噂の高岡市、置きっぱなし大丈夫ですかね。

 

番外編でも書くかな♪

 

第二弾 工事最終日。

 

皆さんこんにちは、僕は元気です。

 

連日の飲み過ぎと寝不足と貯まりに溜まった疲労で身体はガタガタなのですが、それでも元気です。

 

何故かと言えば、今日一日頑張るとおウチに帰れるからなのです。

明日は仕事じゃないので、今日はチョットくらい無理しても問題無いのです。

 

と言う訳で、早朝から皆テンション高め。

今日はお昼ご飯も作らないので、朝からお弁当屋さんへ。

 

石川県に来たら一択、超名店と名高い『すしべん』ですね。

これを書かずして能登は語れません。

※僕が勝手に思っているだけです。

 

けっこうアチコチの街にある。

 

で、先ずは一番手前の街にある『すしべん』に来てみたら、

営業時間は7:00~15:00

現在時刻は6:25AM

※まだ開店前

 

だいたいね、朝早く出すぎなんだよな~。

最初から言ってるんですけどね。

 

仕方が無いので、この先の穴水町にある『すしべん』に向かいます。

7:05到着。

 

※開いてて良かった穴水店

 

当然やってますよ。営業中ですよ。

楽しい。楽しんじゃ不謹慎なのは分かっているのですがね。

 


※豊富なお弁当

 

※当然すしも色々あるし

 

※お惣菜バイキングはこれから並びだす

 

※蕎麦とか定食とかの店内での食事もサイコー

 

※勝手にリンクも貼る

 

さてさて、朝礼もつかの間

昨日の続きですね。

 

前回の経験上、最終日は何となく緩い仕事に回されるか待機が多くなる傾向にあるハズなのですが、ウチは全開バリバリで昨日の続きですね。

 

『田中さん最終日だからキリの良い所で早めに上がって良いですよ~』

と、水道局の方も優しさ全開で言ってくれましたが

 

そもそも一日で終わるはずの無い仕事を充てられているので

キリの良い所なんて無いのですね。

※道路での融着配管はやった事なし、一応全員資格は取りました。

若い奴らはその後、民間工事で経験あり

 

 

昨日、

『こーゆう長い配管工事は、同じ業者が連続してやった方が絶対に効率が良いので、途中で帰る事になるウチがやるより、これから来る業者に任せた方が良いと思います。』

と力説したのですが、あっさり却下されました。

 

なので今日も頑張る。

 

最終日に一番水道屋さんらしい事やったな。

 

おじさんチームは経験が無い新しい工法だし、少しの経験でそれをちゃんと覚えている若い奴らの時代になったと痛感しました。

 

※配管が出来ないおじさんチームは掘るだけ

 

お昼に食べた『すしべん』の弁当マジ最高。

 

そして夕刻。

全ての作業が終わり荷物を積み込んで撤収。

※感無量な奴の図

改めてすごい場所で仕事しているね

 

今回は直接水が出た感動を全くしていなし、汚水被ったし、配管は途中だし。

でも多少のお役には立ったのでしょうね。

 

しかし何だろうこの充実感の無さ。

これも働くオジサンの宿命なのですかね。

 

と言う、今回も貴重な経験をさせて頂きました。

 

帰り道は心の余裕もあり、色々撮影をしながら帰りました。

気になったモノを載せておきますね。

 

この様な崩落が至る所で起きていて、よく道路も開通出来たなあって思います。

 

山が完全に崩れているし。

しかも人口密集地が優先なので、まだ全く手つかずのまま。

 

※チョットだけ蜃気楼

 

※綺麗な海 分かりにくいけど、これから帰る和倉温泉が見えています

 

※何かダッシュ島で見たやつ

ボラ待ち櫓だそうで、

 

※何か居た 怖い 

置物みたいな地元のおばあに聞いたら、観光向け人形だそうです

 

最終日の帰宅後は缶ビールを片手に源泉へ。

卵も茹でちゃったし、地元の方とおしゃべりにも花が咲いた。

 

綺麗な夕日も眺めちゃった。

 

和倉温泉には早々に復興して頂き、絶対に観光旅行で来たいね~。

 

 

そして夜は打ち上げへ突入。

 

初日から決めていた、待望の回らない寿司屋に直行。

地元のお客さんで賑わっており、入れませんでした。

 

二件目の地魚の割烹も満員。

 

結局いつもの屋台村と昨日の居酒屋へ。

でも美味しいし楽しい。

 

不謹慎なのは分かっていても楽しい。

 

 

落書きウケる

 

※地鶏のラーメンもめちゃめちゃ美味しい

 

そして明日は帰るだけ。

 

あんま書かなかったのですが、そりゃもう毎日超帰りたかった!

 

こんな事を思う事も不謹慎な気がするし、一応引き受けたのも自分だしね。

でもこっちも人間だもの。

 

やっぱ自分の家が良いよ。

※ここまで現地で下書きをしておりました。

 

と、現在帰宅後の連休中に追記をしているのですが、

こいつマジで不謹慎な奴だなって思って読み直しています。

 

確か此奴この後、綺麗なママさんがいるスナックに閉店まで居すわり泥酔してたな・・・

 

 

でも本音駄々洩れでリアルなのでこのまま載せますね。

※苦情も誹謗中傷も一切受け付けません。

第二弾 工事五日日。

 

今日は朝から北風が強くてめっちゃ寒い!

何でわざわざクールの肌着なんかを買ったのか意味不明ですね。

 

高台から見える日本海もかなり荒れているし、ウグイスも鳴いてないよ。

 

こんな寒い日は、より一層景色が悲惨に思えてくるもので、

思考もマイナス方向に引き寄せられる気がします。

 

ここでの活動というか復興作業は、実は普段の仕事よりも時間も短くメンバーも多く

制約が少ないうえ、大体の事は自分たちの判断で進行出来ると言う

滅多に無い様な良い条件で工事を進めております。

 

施工写真も検測も要らない。

転圧も締まれば大雑把で良い。

掘った土を道路に置ける。

配管も規定が無い。

山留も規定が無い。

作業帯も規定が無い。

アスファルト復旧が無い。

道路の掃除も無い。

くわえタバコ。※ダメです

たまにノーヘル。※絶対ダメです

 

等々、ゆる~い条件下での作業。

 

しかし帰った後の疲労感が東京に比べて半端じゃない。

 

とりあえず宿に着いたら先ずビール!

ホント身体の芯から疲れた感じになるのです。

※アップライズの原社長、差入れありがとうございました。生きる糧になっています。

 

確かに毎日の長距離運転もあるのですが、

そんなのは都内の現場から帰りの渋滞に比べれば、時間も苦労も全然少ないと思われる。

 

これはですね、崩れた建物、めちゃめちゃになった街並み、困っている大勢の人々。

非日常の光景を見るだけで、物凄いストレスを感じているからなのですね。多分。

 

工事が優先なのと、まあ二回目と言う事もあり

見慣れた光景だとは思っていたのですが、それでも実はとんでもない状況なのですよここ。

 

復興は何も始まっていなくて、今はまだ復旧中だとロンブーの淳さんも言っていましたが、そのとおり。

 

東京都水道局の支援も、5月でいったん終了し

後は名古屋市の水道局に引き継ぐと言う噂を聞きました。

 

色々な大人の事情があるのでしょうね。

でも何とかならないものですかね~。

 

そもそも下水道施設がめちゃめちゃで水が流れない場所が多すぎて、まだまだ全然水道は使えていないんですよね。

 

水が使えない生活、まる4カ月ですよ。

皆さんもちょっとご自分の生活に置き換えて想像してみて下さい。

 

毎日の水くみや配給、トイレはわざわざ使える場所まで行って用を足す、風呂も遠慮しながら自衛隊のお風呂に通う、食器も洗えないのでまともな食事は無し。

 

あの真冬から真夏日になった今までずっとその生活ですよ。

ここ同じ日本国内なのにです。

 

僕は特に政治に不満があるわけでは無いのですが、それでも裏金問題とか博打で何十億円溶かしたとか何とかのニュースを見ていると、こっちを優先してよって心の底から思いますよ。

ってか、何とかしろよマジで。

※道の駅もやってる

 

それでも前回来た時よりは、皆さん明るさを取り戻しつつあるのかなって感じました。

子供たちは楽しそうに学校に通っているし、老人はゲートボールをやっている。

 

色々な復興イベントみたいのもあちこちでやっているし、

『税金さげてよ~』のお宅には新しいギミックが増えていたし。

※1 前回の写メ、よく見たらシートがかけてあるのが

 

※2 本当はこのお宅のおじさんと仲良くなって色々聞きたかったのですが、忙しくて時間が取れず隠し撮りみたいなのしか出来ませんでした。

とても残念。

※3 この人形は水力で動いていて、永遠に麺を啜るのがめっちゃ不気味。

 

『くよくよしていても前には進まないから』と、現地の方が仰っていましたが、本当にそのとおりだなって思いました。

 

そして人間ってやっぱ強いのだなって。

 

ただそれは当事者の方々だから言える事であり、帰る場所がある我々はせいぜい自分が出来る事やるしかないのです。

 

 

さて、仕事の話。

 

そもそも今回は、

『割と高台にある市営住宅に仮設の水道を繋いだけど水圧が弱くて3階の部屋は水が出ないから、もう一系統復旧させて水圧を上げちゃおう』

という作戦に従事しています。

※昨日は全体的な方針が決まらず、『取敢えず隣の民家の給水管を直しておこう。空き家だけどな。』と言う、とっても不毛な作戦をやっていましたが、今日そのお宅に大量のボランティアが押しかけ粗大ごみ等の荷物を運び出していました。解体するそうです。

 

まあ細かい内容は専門的な話になるので書きませんが、大体そんな感じ。

来てからずっと同じ場所だし、最初の2日間は宝探しだし。

 

で、昨日まで居た水道局の人たちが入れ替わり、今日から新しく来た人たちが監督員になり、方針も決定したようです。

 

『古い配管をイチイチ直すのもキリがないから、新しいのを浅い場所に配管し直しちゃおうぜ!』

と言う作戦に切り替わりました。

 

オレ初日に提案したのにそれ・・・

 

我々は明日で帰るので、絶対に完成を見れないヤツだこれ。

 

しかし、やるべき事を黙々とやるのが真の漢。

黙って従います。

 

お昼も寒すぎて豚汁の美味しい事この上なし。

そしてお握りよりも炊飯ジャーのご飯をよそって食べる方が100倍位美味しい事を我々は証明しました。

 

※新宿とかの公園でこーゆー人たち見掛ける図

 

夕方まで配管していつも通り撤収。

まじ寒くて疲れた。

 

夜は近所の居酒屋へ。

歓楽街の中にあるお店で、厨房の奥に独房みたいな個室がありました。

絶対に元々はチョンの間。

※チョンの間あるあるな落書きがまじでツボった

 

めちゃんこ豊富なメニューが嬉しい。

美味しい能登牛をいただきました。

 

復興屋台村もそうだけど、帰って来てから美味しい晩餐を頂戴出来るのが本当に楽しい。

温かい温泉と晩餐で疲れも憂鬱も吹っ飛ぶよね。

※翌日にまた思い知る

 

これってもう、仕事がある社員旅行じゃない?

第二弾 工事四日目。

 

※朝の和倉温泉の図

 

今朝は二度寝しちゃって4:50起床。

超眠い。

全身痛い。

 

とうとうロキソニン湿布も効かなくなってきましたね。

でも我慢して朝ご飯を握っていつものとおり出発。

 

今朝はいつもと違う道、能越自動車道(通称のと里山海道)で輪島に向かってみました。

 

景色がいつもの国道よりツマラナイのと、崩落個所が多すぎて走りにくかったので避けていたのですが

まあ一回くらいは通ってみようと。

 

 

すると高速道路のあちこちで、朝早うから大勢の屈強な土木おじさん達が頑張っていて、前回よりはかなり復旧していました。

改めて人の力って凄いですね。

 

この短期間で山を崩し谷を埋め橋を架け、前回通れなかった区間も開通していました。

そりゃオッコトヌシ様も怒るわけだよ。

 

 

しかし並走する国道に比べて凹凸が酷く跳ねまくり、

更にGoogleナビだとこっちを案内されるせいなのか車が多く、超ノロノロ運転&長蛇の列。

 

極めつけは、災害前にはさぞや走り易かったのであろう、メローディーラインみたいなのが所々残っていて

『時速70㎞で走行すると希望の何とかみたいなメロディーが流れます♪』

って看板が出ています。

 

が、ノロノロの上にあちこち崩れた継ぎはぎだらけなので、何だか下手な念仏でも聞いているかのようで、全員アンニュイな気分に浸れる事この上なし!

 

そう言えば、昨日まで三連休だった事もあり、こりゃ相当渋滞するだろうなって思っていたのですが、全くその逆で

道路ガラガラ。

走っているのは少数の災害派遣車両だけ。

しかもみんな飛ばすのですよこれが。

 

※戦闘速度で走る国道の図

 

少し大きな町と町の間にはだいたい峠があるのですが、殆ど亜音速で走っていますね。

あいつらみんな【災害復興支援車両】とかのマグネットを張っているのですが、その下には藤原とうふ店って書いてあるんじゃないの?

 

40とかいう丸い標識が立っているのですが、みんな亜音速。※あくまでも個人の主観なので多分法定速度内です。

 

当然道は凹凸が激しいので、座席とかダッシュボードの上に置いてあるものは全て落下しますね。

 

煽られるのも嫌なので僕も同じ様に走りますが、ネズミ捕りやってたら全員あれだよね。

 

という、どっちにしても仕事前から激烈に疲れを背負い今日も朝礼開始。

 

 

今日は留守宅の給水管補修、取出し直し工事です。

すったもんだしながらも配管をしてメーターまで修理完了。

 

朝から雨が降っていたので、屋根がある向かいのお宅のガレージを無断占拠し、お昼ご飯の準備をしていました。

 

玄関に赤い紙が貼ってあり、お留守の様なので多分避難をされているのだと思い軒先を使わせてもらっていたのですが

しばらくするとそのお宅の方が帰ってきました。

 

慌てて無断占拠をお詫びし、すぐ撤収しますと伝えたところ

 

『もう住めなくて避難所生活、今は荷物を取りに来ただけ。どうせ解体するだけだから、いつでも何でも自由に使って下さい。』

 

と言って頂きました。

 

東京ではあり得ないよね、留守の間に乞食集団みたいなのが玄関先で勝手に炊き出しみたいな事やってて怒られないの。

 

ご年配でお綺麗な感じのご婦人だったのもあり、色々お話を聞きました。

 

ついでに軒先をお借りするお礼にと、例のお饅頭を全てお渡ししたところ

ご婦人は涙ぐんでしまい、オレも泣いた。

 

その後も近隣の方のお話を聞きましたが、現実は絶望しか無いですよ。

 

猫を散歩させていたおじさんは、

『東京で定年まで頑張ったから、有り金はたいて生まれ故郷に土地買って家を建てたらこの有様だよ、どーすりゃ良いんだよ。でも来てくれてホントありがとう!』

って、言ってました。

 

どーすりゃ良いのかには答えられませんでした。

 

そしてその後も、帰り道も色々あったのですが

まあ帰宅。

家じゃないけど。

 

※ロックシェードがその役割を果たしている図

貴重じゃない?

 

 

さて、今日の夜ご飯は

七尾青年会議所さんがやっている和倉温泉の復興祭り!

 

 

宿メシが廃止になってしまったショックから立ち直れないまま過ごしてきましたが、なんと復興祭に麻婆丼があるではありませんか!!

 

 

僕の中で七尾と言えば麻婆丼。

 

 

当然食うよ♪

美味いに決まってるし、おかわりしたし。

 

明日もこれで決まり。

第二弾 工事三日目。

 

さすがに今日から水道管を触り、水道屋っぽい事をやらせていただきました。

 

昨日は全国的に真夏日だったらしく、ここ輪島も汗が止まらない程の暑さでした。

出発の前に週間天気予報を見て、20℃を超えるのは知識としてわかってはいましたよ。

 

でもね、たったの二カ月前に極寒地獄だった経験から、持ってきた服はみんな防寒用の服ばかり。何ならニット帽とか持ってきたし。

 

仕方が無いので昨日の帰り道でホームセンターに寄り、体感温度-7℃とかのクール用のシャツ等を買いまくって、今日は完璧な服装で現場に来ました。

 

今日寒い。

風冷たい。

何これ。

 

輪島市恐るべし。

 

電光掲示板の温度計は17℃

-7℃の服を着ている人は体感温度10℃

 

寒いに決まってるよね。

知ってる。

 

さて、今回は二回目と言う事もありまして、

前回寒い中差し入れを頂いた方々にお礼をしたいと思い、

手土産を大量に用意してきました。

 

その名も東村山名物【だいじょぶだぁ饅頭】

 

まあウチは清瀬市なんだけど、知名度無いし隣町だし、警察も税務署も東村山だし良いかなって思って。

 

何しろ志村けんさんのだいじょぶだぁ饅頭ですよ。

全国的な知名度マックス。

 

普段からけっこう重宝させて頂いておりまして、

苦情等で割と怒っている方に手土産で持って行くと、だいたい笑って許して貰える事が多いのです。

 

だって『だいじょぶだぁ』って書いてあるし、

貰った人は絶対に喜んでくれるスーパーアイテムですよ。

 

 

で、配りまくりました。

当然とても喜ばれました。

 

我々がどの辺り(※隣だけど)から来たのかも一発でわかるし、みんな大好き志村けんさんだし。

 

しかし調子に乗って買い過ぎた為、まだ余っています。

五個入り饅頭があと二個。

 

昨日からは全然関係ない近所の人にあげたりしました。

まあスゲー喜んで貰えるので楽しいんだけど。

 

このスーパーウェポンの唯一の欠点は、消費期限が短い事。

 

そのため出発日ギリギリに購入しようと、前日の木曜日にわざわざ東村山まで買いに行ったらまさかの定休日。

 

仕方が無いので僕だけ出発時間を遅らせて、出発日当日にまた買いに行って来ました。

 

それ位重要。

 

だって志村けんが大丈夫って言ってくれてるんですよ。

色々大変なのに志村けんですよ。

 

志村さん嫌いな人なんかこの世にいないでしょ多分。

 

もはや神様レベルだよね。

何なら神様に認定して欲しいと思っているのは僕だけではないはず。

 

そう言えばどうやったら神様になれるんですかね?

国会決議ですかね?

それとも世襲制なんですかね?

 

自分で勝手に名乗ってる人たまにいますけどね。

知らんけど。

 

まあ神様に会ったこと無いのでわかりませんが、みんなの心の中に居るのでしょうね。

じゃあ志村けんさんはもう笑いの神様って事で進めさせて頂きます。

 

と、災害復興に関係のない話はさておき

今日はマジできつかった。

 

相も変わらず水道管を探していたら

山の上に溜まっていた汚水が突如噴き出し、あっという間に水没。30年この仕事をやっていて初めての体験でしたね。

 

※この池は汚水ですよ。かなり触りたくないのです。

 

僕と中村さんが穴から這い出すのが一瞬遅れていたら、今頃は自分が神になる所だった。

まさか能登迄来て臭い物を嗅がされるとは、ほんと恐ろしいですね~。

仕事は舐めてはいけませんね。

 

結局帰るのは遅くなり、マジ疲れた。

 

辛すぎて白木屋行っちゃったよ。

 

今日で半分終了、折り返し地点。

世間は三連休だったそうでね、なんじゃそれ。

 

お饅頭の消費期限

残り3日。

第二弾二日目。

 

今日も今日とて、この高台にある団地内の水道管探し。

 

 

長閑な所ですね~。

ウグイスがずーっと鳴いています。

 

 

お昼近くまで掘って掘ってまた掘って、やっとこさ目当ての水道管を見つけました。

 

東京では考えられない位置と深さで埋設してあるので、

東京都水道局の方の指示のもと、東京都給水装置工事事業者がいくら探しても見つかるわけが無いのです。

 

まさかここには無いだろうね♪

って所にありましたよ。

イミフ。

 

しかしこの団地からの眺めは素晴らしい。

 

眼下にオーシャンビューのホテルがあるのですが、それらを見下ろす高台に県営住宅があるのです。

 

蜃気楼も見えちゃったりするのです。

蜃気楼だよねこれ。

 

分譲すれば高く売れるのでは?

 

で、ここから海沿いに降りる新しい道路が

片方完全に崩れていて、しかも普通にみんな使ってる。

 

 

考えられないレベルで使ってる。

 

次に崩れるまでは通行オッケーみたいな事なのでしょうね。

怖いですね~。

 

土木技術の粋を尽くした蛇篭の法面も崩落。

 

盛土は地震に弱いね。

 

さて

 

昨日飲み過ぎてアップ出来なかったため、今夜は二本目を書いています。

そして今夜も飲み過ぎていますね。

 

だって酒だけが楽しみだからね。

 

ブログを書く気はあるのですが、文章が全く浮かんできませんね~

 

続きは明日にしようかな。

明日はハードだなあ。

 

帰りたい。

第二弾初日。

 

枕を持って来るの忘れて全く眠れないまま朝4:30起床。

※早朝の廃墟

 

いつもの能登路を北上し七尾市から輪島市に向かいました。

 

たった二カ月で雪は全く姿を消し、日も長くなり

暗くて凍っていたあの地獄街道は、新緑が美しい明るい道に姿を変えていました。

※極寒地獄の能登路 二カ月前に撮影

 

凸凹だった道も、不眠不休の土木工事の方々のおかげでかなり走り易くなっています。

不眠不休かどうかは見てないので知りませんが、たぶんそうなのでしょう。

 

そしてお決まりの朝礼。

前回よりも少し人数が減って、屈強な男たちが5社30人。

 

初日の挨拶があるのでセリフを色々考えていたら、その風習は無くなっていました。

2回目アピールをしたかったのにね。

 

さて今日の仕事は、高台にある団地内の水道管修理。

朝礼をおえて、Googleに従い現場へと行くと

 

 

道が無い。

行きたくても行けない。

 

 

何というか衝撃の光景。

で、回り道で現場へ到着。

 

さっき崩れていた道の下ですね。

 

普通はこんな場所は絶対立ち入り禁止なんだけど、まあ普通に水道局の方の説明を受け工事開始。

 

 

 

あまりにも非日常過ぎて、初日から感覚がマヒしました。

 

マヒと言えば、普通の建設物は全て重力に対して垂直水平に作ります。

建設業に携わっていれば、これ当たり前。

 

電柱とか建物とか道路とか壁とか。

 

しかしここでは地盤からズレてしまっているので、

そんな常識は最早無しに等しい感じになっています。

 

 

ずっと見てると目がクラクラして頭が痛くなってくる。

 

 

この復興にはあと何年かかるのでしょうかね。

恐ろしいですね。

 

兎に角まあ大変な事態ですよ。

復興には程遠く、まだ復旧の段階だとロンブー淳

さてさて、僕らが担当している水道の修理と言っても色々なパターンがあり、今日は道路の何処に水道管が入っているかの宝探し。

 

 

一応図面はあるのですが、古い図面は全くを以って当てにならない。

これも当たり前。

 

一体全体、昔の工事監督さんは何を考えて図面を書いていたのでしょうかね。

多分実際には現場に出ていない監督とか舎弟とかが、想像で適当に書いていたのでしょう。

 

ウチも前に古い図面を参考に道路を掘ったら、全然違う位置に水道管が入っていて、

どこのアホ野郎がこれを書いたのだと名前を見たら、僕のお父さんの名前が書いてありました。

 

田中土木あるある。

 

で、屈強な男たちが6人、水道局の人も入れたら8人で

わざわざ東京から来て、ここには水道管が入っていないことを証明しました。

 

徒労ね。

 

そんなこんなで夕方になり撤収。

美しい能登路を南下し住み慣れたホテルへ。

 

 

夕ご飯は近所の鉄板焼き屋さんへ。

レポートしますとか何とか言っていたはずですが、ハイボールと牡蠣とお好み焼きが美味しすぎて全く写真を撮っていませんです。

 

初日から大盛り上がり過ぎて、ついでに近所の歓楽街みたいなところを覗いてみました。

 

 

美人がたくさん居そうな雰囲気で何件か尋ねましたが、

地元の若い人で大賑わい過ぎてちょっとしか入れませんでした。

 

直ぐに打ち解けて話し合った内容についてはここには書けませんが

※stintinghは拭くのか振るのかそのままなのか等

 

地元の人たちにこれだけエネルギーがあるのであれば、すぐに復興するんだろうなって思った。

 

30分で部屋に帰りバタンキューで二日目はおしまい。

ってか、記憶なし。

あの修羅場から二カ月。

 

オレは再びこの地に戻ってきた。

 

まるであの時、

風間真がアスランの地に還って来たかのように。

 

 

ってか、どの時だよと言うのはさておき

災害派遣二回戦目に突入しました。

 

 

『連休中に行ってくれる会社が中々見つからないから、順番まだなんだけど割と言う事聞きそうなオマエんとこ田中さんに電話しました♪』

との連絡を貰ったのが、4月の始め頃。

 

まあ来るだろうな~って、何となく薄々感じていたので

さほど驚く事もなく、快諾。

 

 

明日からやる事も分かっているし、生活パターンも分かっているし

めちゃめちゃ遠いのも分かっているし。

 

前回のような不安が全く無いので気持ちは楽ですね。

 

宿泊も前回と同じ七尾市の和倉温泉、【味な宿宝仙閣】

今回は夕飯のカレーは作りません。

 

だって死ぬほど大変だから。

それに超美味しい無料の賄い宿飯があるのが分かっているから。

 

 

※写真は思い出の激ウマ無料賄飯。

 

と思いきや、無料の賄は3月だけのサービスだったようで廃止になっていました・・・

癒し犬のクーちゃんも実家に帰ってしまい居ませんでした・・・

 

※思い出の癒し犬。

 

マジ草。

 

あれから二カ月が経過し、そんな絶望しか感じない変化もありましたが、

喜ばしい変化もたくさんあります。

 

先ず前回3月初旬では全滅していた水道が、3月中旬に断水解消していて

何とトイレが流せるようになっています。

 

完全トラウマの、あの水汲みから解放された事は

まるで刑務所からシャバに出たかの如く、天と地程の差がありますね。

刑務所入った事無いんで知らんけど。

 

断水解消!

現代日本では当たり前なんだけどね、やっぱ素晴らしいね。

 

そしてそれに伴い各店舗が再開しており、色々美味しそうなディナーが期待できます。

明日からレポートします。

 

ゴーストタウンと化していた和倉温泉も、ホテルこそまだ復旧中ですが人も多いし通りも明るい。

何だか嬉しいですね。

 

今朝ウチの連中は朝7:00に出発。

僕は遅れて11:00頃出発。

 

分かってはいたのです。遠いのは。

何せ二度目だから。

 

長野で蕎麦を食べる余裕も。

 

でもね、やっぱ遠いよ。

マニュアル車だし荷物満載だしシートは直角だしね。

 

懐かしの和倉温泉に到着して最初に見たのは、源泉にタムロする輩たち。

 

先に着いたウチの連中が温泉卵を作っていました・・・

 

当然美味しい。

 

 

明日から三連休?

何それ。

さてさて、本日は工事最終日。

 

朝から鍵が無くてな~

やらかした

 

昨日までは、やる事が見えていたのですが、

今日は何処を修理するのか不明。

 

同じ漏水修繕と言っても結構な当たり外れがあるので、

何となくドキドキしますね~。

 

とりあえず朝礼後は指示待ちで待機。

ひま…

 

こんな時間があるなら診療所の宅内漏水を直したいよ。

しかしまあ闇雲に動き回るわけにもいかないので待機。

 

実際勝手もわからない石川県内で、それも我々と同じように来たばかりで、

屈強な集団を統率して指示を出さなければいけない水道局の人たちも大変です。

 

ワカルヨ。

 

で10時ころに指示が来て、今日も市内の道路を掘りました。

この辺りは先週位に水道が復旧し使用可能になっているそうで、まだ直りきっていない箇所をピンポイントで修理することに。

 

 

とにかく多かったのですが、輪島市内の古い水道管は東京では使わない

謎規格のものを使っている場合が多く、大抵そのあたりが原因になっていることが多々あるような気がする。

 

で、ここもそれが使ってありまして

作業中に突如引っこ抜けました。

 

だって接着剤を使って無さそうなんだもの。

よくわかんないけど。

 

ウチが引っかけたんじゃ無いヨ。

 

当然の事ながら、そりゃもうスゲー勢いで水が噴き出し

あっという間に水没。

 

 

いちいち断っている余裕も無いし、緊急断水。

その後、各家庭に現在一時的に水が止まってしまっている事を説明に周りました。

 

が、奥のほうのお宅のお爺さんがスンゲー剣幕で怒鳴り込んできて、

『洗濯してる途中にいきなり止めやがって、とにかくすぐにウチだけでも水出せ!』

って、言われました。

 

わかるよ。色々と。

大変だったでしょうし。

災難だったでしょうし。

 

やっとね、元の通りお風呂も入れるようになった矢先だろうしさ。

 

でもねえ、あんなに怒鳴られるような事したのかなオレたち。

未だ水が出ない2軒隣の水道を直していたんですけどね~。

何でしょうね。

人間って怖いですね。

 

奥様らしき方からは大変ですけど頑張ってくださいと言われました。

あなたこそ頑張って下さい。

 

 

何だかね~

横柄な人って長生きするんですね~

知らんけど。

 

しかし修繕は続けます。

それが仕事だから。

 

そう言えば昨日

地元の市役所から電話が来て、

『道路のL形側溝 ※道路の端っこにある雨水が流れるところ に勾配が逆の所があって、少しだけ水が溜まり苦情が出てしまってしるので補修してほしい。』

との相談を頂きました。

 

もちろん仕事なので快諾しましたが、

道路の端っこにちょこッとだけ水が溜まる…

 

それがどうしたよ!

誰か困るのかそれ?

晴れれば直ぐ乾くよそんなの。

ここに来て街を見てみろよ。

 

何処のどいつがそんな事言って市役所に苦情を出してるのだろうか。

まあどうせそれも爺さんだろうな。

 

と、少しだけ思いました。

 

 

兎にも角にも完了。

 

二カ月ぶりに水道が使えるようになったお宅のお婆さんに説明をして良かったですねと伝えて泣かれた。

 

そしたら『これ皆さんで飲んでくださいありがとう』と..

 

ファイト一発ですよ。

 

気を遣わないで下さいって言っても、

『私の気持ちが収まらないから受け取って!』

と言われ、

 

本当ね、涙が出てくる。

 

お婆ちゃん良かったね。

 

そして撤収。

 

道路を掘る水道屋は何しろ道具が多い。

多すぎ。

全部重いし。

 

これで完全撤収なので片付けて、

寄付してもらった材料は後続部隊の為に倉庫へ。

 

数日間、輪島に置き去りにしていた重機や車両も当然今日は和倉温泉まで帰ります。

 

さらば我が輪島。

別に故郷でも何でも無いんだけど...

まだまだやり足りない気持ちでいっぱいです。

 

輪島市に何世帯のお宅があるのかは知りませんが、

我々が一週間かけて直したお宅はたったの9軒。

 

こりゃあ大変だよ。

まだまだ掛かりそう。

 

通い慣れた能登路を見納めつつ南下。

重い重機を積み込んだトラックを先頭に恐怖のデコボコ道を走りつつ感慨にふけりました。

 

肉体的にも精神的にも本当に辛かった。

そして寒かった。

 

ありがとうと言われたり感謝されることが一番辛かった。

何故なら東京は何とも無いから。

 

僕らには帰る家が普通にあるから。

ちっとも困ってないから。

 

道路がチョット濡れるだけで苦情を出すような人がいる場所に住んでいるからね。

 

アホかよ。

 

 

とか何とか思いつつ

宿に戻り速攻で入浴。

 

今夜は食事の支度をしなくても良いので、

待望の宿飯をさっそく試食。

昨日のぶり大根をカレーに変身させた、ぶり大根風カレーと、麻婆豆腐。

 

 

美味しすぎる。

全米も泣くレベル。

僕も泣く。

犬のクーちゃんも鳴く。

 

まだ続くよ♪

 

 

さてさて、本日は細やかながらお疲れ様会を開催しました。

 

和倉温泉に到着した日から気になっていた、断水中なのに開店している【白木屋和倉温泉店】

 

毎晩のように晩酌はしていたのですが、

さすがに不謹慎な気がして最終日まで敷居を跨げませんでしたが、今夜は最終日。

 

徒歩で散策しつつ白木屋へ。

源泉のとこライトアップされていて綺麗。

 

でもゴーストタウンと化している。

 

徒歩90秒位で店に到着。

 

店内に入ると

 

全ての疑問を氷解させる

紙コップ&紙皿。

 

トイレはいつもの人力注入方式。

 

気さくな店員のお姉さんにお話を聞くと、

地震の翌日1月2日から営業を続けているとの事。

 

凄いというか、とんでもなくありがたいのでは。

 

やっぱね、ジャンクフードは美味しいわけですよ。

 

僕が毎日大量に握ったお握りも、寒い被災地で食べる熱々の豚汁も、同じ部屋に集まり皆で食べる圧力鍋で作ったカレーも、宿の人が無理して作っていてくれる絶品無料宿飯も、

 

そりゃあもう二度と味わう事が出来ない位美味しいんだけども、

 

白木屋のピザとかフライドポテトとかね、

次元が違うレベルで美味しい。

 

文明開化このかた、

身体に悪いと言われる物ほど美味しいのです。

 

最近は米ばっかり食べてたし。

一人一日2.5合ね。

 

雨にもマケない為には4合なんだけどそんなに食えないから2.5合ね。

 

結果的に雨には負けっぱなしだったけどね。

 

ってな事を終えて、本日も無事終了。

 

明日は金沢のリース屋さんに重機とトラックを返却しつつ

帰るだに。

 

誰が何を言おうとも帰るよ。

帰るっつたら帰る!!

 

仕事してるとこんなの送られて来るんだよ。

 

まだ孫の顔見てないし!

もう工事五日目

 

完全に通いなれた能登路、国道249号線。

 

ここいい感じ。

 

宿を一人だけ遅く出ているのに、

それでも朝礼までしばらく暇~

 

 

午前中のうちに全件修理完了。

 

 

午後は掘った場所を埋めたり、仕上げ配管をしたりと

後は楽チン。

 

 

何だか戦勝ムードが高まりますね~

 

最初はあれだけ非日常に感じた輪島市ですが、

これだけ同じ所に居ると、これが既に日常になってきています。

 

人間て凄いな。

 

住民の皆さんもみんな顔見知りになったし、元々ここでの仕事を請け負っていたような気分になります。

 

たまたま最初にこの場所の修繕を頼まれただけなんですけどね。

それも、チョロっと掘ってバルブを一個付けるだけだからだと言われて。

 

まさかこんなにも大変な思いをすることになるとは思いもしませんでした。

 

今朝は指示を出す側の人が、何かの手違いなのか二人だけになってしまっているようで、

他の業者の人たちは待機状態の所が多いみたいです。

 

 

当社は完全に放置。勝手に進めておいて下さい状態。

一度も水道局の人は来ません。超気楽♪

ウケる。

 

修理に使う材料は、輪島市上下水道局の倉庫に山積みになっていて、そこから自分たちで勝手に使うものを探して現場に持っていくシステム。

 

 

皆がてんでバラバラに探してかき混ぜて持っていくので、倉庫の中は日に日にカオス状態になっており、収拾がつかない感じになっています。

一部では材料争奪戦が始まっているようですね。

 

更に我々が東京都で使っているものとかなり違うので、各々が試行錯誤を繰り返しながら配管を行っています。

 

何でもアリ。

漏れなきゃOK!

 

参加する前日、たまたま会社に来た地元の材料屋さんに

『ボランティアに行くから使いそうな材料タダで寄付してよ』

と、言ってみたところ

『棚にある材料全部持ってきました!』

と言って、本当に大量の水道管材料をポンと寄付してくれました。

 

 

20箱くらい。

ウン十万円分くらい。

世の中思った事はやっぱ言ってみるもんだ。

 

寄付してくれたのは

東村山市内にある東和管材(株)さん

 

 

 

 

使い残した材料は、後続の部隊に引き継いでおきますね。

 

こーゆーのは大々的に報道してもらわないとね。

 

 

現在の我々のスローガンは

『とにかく水が出ればヨシ!』

 

なので、創意工夫をし放題。

経験値が驚くほど上がり、技術力が高まる事この上なし。

 

こんな時に言い方は悪いですが、若い連中だけを連れてきて本当に良かった。

 

滅多に無い過酷な状況下での仕事は、若者たちにとてつもない成長を与えてくれました。

 

参加させてくれた組合の皆様や、水道局の方々に本当に感謝します。

 

というわけで、初日から携わっていたこの場所も終了。

住人の皆さまから本当に温かい何かをもらいました。

 

何だか離れがたいですね。

完了後

 

偽ドラともお別れ

寂しい

 

 

さて、こんな活躍ができたのも

ウチの精鋭たちのおかげなのは言うまでもなし

 

言うけど。

 

 

と言う事で、今回参加のメンツ

 

ここからは内輪の話。

 

 

先ずはウチのエース

ゆうや(27)

経験年数10年 妻子アリ 入れ墨アリ

チームリーダー

 

ともや(27)

経験年数9年 独身 入れ墨なし

監督業務担当、うちのブレイン

 

かずい(27)

独身 脂肪肝 

食料消費担当

 

ゲン(27)

妻アリ 入れ墨アリ 問題アリ

ストレス解消及び累積担当

 

の、子供チーム

 

みんな息子の同級生。

僕の可愛い子供たち。

 

田中貴雄君(49)

妻子たくさんあり 

親戚でも社員でも何でもないのに名字が田中というだけで、仲間な感じ

 

 

あと僕の6人で来ています。

 

割と若いメンバー。

 

子供たちはこんな状況でも楽しそうですね。

そりゃそうだよ、同級生でこんな過酷な状況。

 

若さって素晴らしいね。

 

建設業界の高齢化と人材不足が社会問題になる中、ウチはたまたま運に恵まれこのようなメンバーで参加することが出来ました。

 

とてもありがたい。

 

この派遣生活も残すところあと一日。

事故が無いように頑張らないとね。

 

腰が痛いよ。