12万km整備(3)電子制御スロットル清掃 BP5レガシィツーリングワゴン | yasudaspeed日記

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(2021.10.15 本格運用開始しました)

どうも、今日は天気がいいので外で作業していたyasudaspeedです。

 

 

草刈りしてからマスクなしでも花粉症の症状は出ません…やはり野草の花だった可能性が大です。

 

去年は生存競争に強い背丈の大きい草が主流でしたが、それらを地道にやっつけた結果、可憐な花を咲かせる草が大量発生(笑)

 

出張前に刈り取って広範囲に乾燥(放置とも言うw)しているので、そろそろ集めて捨てますね。

 

さて、農家になるつもりはなかった人はともかく、本題。

 

 

 

前回、

 

 

予防整備でオルタネーターとスターターを交換した続き。

 

B端子を触る作業が終わったので、

 

 

バッテリーのマイナス端子を戻しました。

 

ここで忘れてはならないのが、電子制御スロットルの汚れとECUの学習。

 

 

ガレージきくちさんが詳しく書かれています。

 

私も昨年末にバッテリー交換した時に、実はギリでしてファーストアイドルが500rpmくらいでした(焦)

 

その後20分くらい走ると十分に学習して、ファーストアイドル1,500rpm、ノーマルアイドル700rpmに戻っていたのですが…。

 

今回、根本的に解決します!

 

わざわざ電子制御スロットルと文字数を多く書いているのは、いわゆるドライブバイワイヤー(DBW)なのですが、従来の機械式スロットルもワイヤーで駆動しているのでややこしい(笑)

 

従来のワイヤー駆動のスロットル→機械式スロットル

 

ドライブバイワイヤー、DBW、電スロ→電子制御スロットル

 

と表記します。

 

機械式スロットルでは右足を離せばスロットルバルブはスプリングで全閉になり、アイドル回転数を制御するのに別系統のエア通路(細いバイパス)を開け閉めするアイドルスピードコントロールバルブ(ISCV)が備わっています。

 

電子制御スロットルになるとISCVは無くなり、アイドル回転数をフィードバックしてECUがスロットルバルブの開度をコントロールしています。

 

長年の使用でスロットルバルブ周りに汚れ(ブローバイガスが持ち出したオイルやカーボン)が溜まると、ECUがそれに応じて電子制御スロットルを開け、アイドル回転数を目標値に保ちます。

 

ここでバッテリーを外すとECUの学習がリセットされ、再起動時の電子制御スロットルの開度は新車時と同じで、汚れが溜まってエア通路が狭いので学習するまでアイドル回転数が低いか、最悪アイドリングしないから永遠に学習もしない…という流れです。

 

 

BP5ターボの場合、スロットルはインマニの下にあり、その手前のホースバンドにアクセスするにはブリーザーパイプとエンジンハーネスを緩めて、

 

 

ようやくホースバンドが見えました(画像中央)。

 

ここはちょっとスバルの設計担当者を呼んで、10分ほど問い詰めたい所(笑)

 

 

アップにするとピントが合わないのは、カメラの性能のせいです…。

 

バンドを緩めてホースを引きながらコネコネすると、

 

 

インタークーラーとスロットルを結ぶホースが取れました。

 

外も埃だらけですが、

 

 

中もオイルでデロデロなので、

 

 

最初はペーパーウエスで吸い取り、ブレクリを吹くのは仕上げだけです。

 

 

綺麗になりました。

 

純正でも対策として底に長方形のオイル溜まりが設けられています。

 

 

ようやくスロットルバルブとご対面。

 

と言ってもカメラが入るだけで、頭は入らないので目視はできません(笑)

 

イグニッションスイッチをONにして、

 

 

ちょうどいい鉄パイプをシートで押さえてスロットル全開。

 

ちなみにこの状態でキーをOFFにすると、スロットルバルブは閉まっていました(ノーマルクローズ)。
 

 

イグニッションONスロットル全開で、

 

 

ブレクリを染み込ませたウエスでひたすら拭きます。

 

バッテリー上がりが心配なのでそれをクリアしてから、

 

 

撮影を再開すると先ほどの画像とほとんど違いがわからないという悲劇w

 

実際には筒の奥だけではなくて、弁の裏まで拭いています。

 

 

ホースバンドにあれこれ外さなくてもダイレクトにアクセスできるようにして、

 

 

一発始動!

 

ちょっとファーストアイドルが高過ぎるのですが、すぐに学習して落ち着きました。

 

よし、これで根本的に解決。

 

しばらくはバッテリーバックアップを買わなくて済みますw

 

(2024/04/27追記) ガレージきくちさんからさっそく有益な補足情報をコメント頂きましたので、コピペします。

 

>

清掃お疲れさまでした~。
少し、補足すると電スロの場合は
スロットルバタフライ自体は触れない方が良いかと
思います。日産の一部車種だとバタフライ触れると
ゼロ点調整を診断機使ってやるハメになるメーカーも
あります。
なので、エンジンコンディショナーを使う事が多いんですが、スズキの場合はバタフライの軸が樹脂でエンジンコンディショナー使うと溶けて壊れるからやめてくれっていう
メーカーもあるので、安易に触れない事も増えてきました。
自分も仕事の時は整備解説書、イチイチ確認したりしています。
なかなかDIYの難しい時代になって参りました。。。
メカ好きには悲しい限りですが、、、

>

 

ありがとうございます!

 

 

とりあえず、今日のところはこの辺で。

 

(次回、ブラシ摩耗根絶!?)