サラリーマン・ギタリスト Yasuのブログ

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会社員ギタリスト YASUのブログ (https://www.youtube.com/watch?v=lmilcoBqiqQ, https://www.reverbnation.com/yasusapiens)

ここのところ狭いハコでの演奏が続き、少しライブ演奏時のスペースなんとかならないかなと思っていた。ちょうどそんなときに、知人のBOSS WL-50を借りたらなかなか良好なので、思い切って買ってみた。以前、この前の機種(WL-20だと思う)を試してみたときには遅延がはっきり感じられて嫌だったが、WL-50ではあまり感じなかった。このような遅延はSHUREやLINE6の製品でも感じたものだったので、WL-50が大丈夫な理由がありそう。

調べてみると、やはり遅延が改善していた。「1m離れたところで2.3msの遅延」とある。ちなみにLINE6 Relayシリーズは2.9msだからほぼ音速。NUXやSHUREは最大5msとか7msとなっている。

 

実使用を考えると、音は15℃の空間で一秒間に340m進むから、1mでの遅延は0.002939秒(=2.9ms/meter)。なので、アンプから1m離れたところで演奏していれば、ギターの撥音後、立ち位置で「2.3ms+2.9ms」が実際の遅延となる計算。NUXやSHUREでは「5ms+2.9ms」「7ms+2.9ms」という計算になるから10ms弱というのが違和感を感じ始める限界ラインなのかもしれない。

しばらく使ってみます。

 

 

自分が使っている限りでは、現時点ベストのLine6 HX Stomp用パワーサプライがVitoos DC8。このパワーサプライはすべての端子の極性がセンターマイナスで、isolated端子A DC9V/12V/18V切替式 1000mA、isolated端子B DC9V/12V/18V切替式 1000mA、他daisy chained 6端子 DC9V固定 各300mA。合計出力電流は最大2000mA。

 

私は、アメリカのウェブサイトで、HX Stompはだいたい900mAの範囲内の電流サポートがあれば動作問題ないようだとの情報を得て、Vitoos DC8を使ってみたいと考えました。当然、ACアダプターをひとつにまとめるためです。私は、ライブではHX Stomp XLと18V駆動のEC Boosterのみを使用しています。しかし、それでもACアダプターを2個持っていく必要がありました。それはひとえに、HX Stompの純正ACアダプタが3Aであるためです。Isolated 3Aと18V 1outputを供給できる楽器用ACアダプタは私が知る限り存在しません。

 

しかし、Isolated 1Aと18V 1outを供給できるのならばこのVitoos DCが使用可能ということになります。実際入手して使用して見ると、全く問題なく動作する。今はこのパワーサプライがマイベストです。

 

ただ、ひとつ気をつけなければならないのは、HX Stompのプラグの径が2.5mmであること。普通のエフェクタはφ=2.1mmなので2.5mm⇒2.1mm変換プラグが必要です。

今度、あるバンドでJeff BerlinのJoe Frazierという曲を演奏することになった。この曲が最初に収録されたアルバムはBrufordの3rdアルバム「Gradually Going Tornado」。私が敬愛するAホールズワース氏が脱退し、私が急速に当バンドへの興味を失った後にリリースされたもの。曲名のJoe Frazierといえば、確か、生涯、モハマド・アリとジョージ・フォアマンにしか負けたことがなかった人だったと思う。Jeff Berinもファンだったのでしょうか。

さて、この曲のテーマを弾きこなすにははかなりテクニックを要すると思う。そして、テーマの中に、Jacoをして自分より優れたソロイストと言わしめた(らしい)Jeffの面目躍如の美味しい4度フレーズが入っていた。Jacoの「Cha Cha」の中でも出てくるようなフレーズを良く練り直したような、とても座りの良い4度フレーズ(赤囲み)です。

そして、その4度跳躍感をエンハンスしていると思われるのがその前小節の16分音符ふたつ(青囲み)。これあるとないとではニュアンスに格段の差が出るので弾き比べてみてください。良いフレーズです。

渡辺香津美のアルバムToChikaに収録されている「Sayonara」を演奏する機会が出てきて、少しこの曲を勉強しました。メロディや弾き方もとても良く考えられていると感心する曲ですが、アドリブ・ソロ部も良く考えられていて楽しめます。

 

ソロ終わりに、|C#m7/F#-D/E|C#m7/F#-D/E|という動きが入るも、ソロの最中は基本的に下記の繰り返し。私は今回は演奏者のキューでC#m7/F#に抜けるようにバンド・メンバーと打ち合わせしました。

 

このアドリブ・ソロ本体の進行をずーっと弾いていると、大まかに下の2つの組み合わせの展開を意識したフレージングができると思います。まずは、4小節の塊の中で、偶数小節を起点に転調感を出す意識。こう捉えて弾くと、かなりゆったりとしたフレーズを安定して繰り出すことができるし、コード・ソロもやりやすい。

 

そして、もう一つは奇数小節=>偶数小節への転調感を維持していく意識。こう意識すると、変化を強く印象づけるメリハリあるフレーズを維持していくことが容易になる。

 

かなり気に入りました。

私のライブなどにも来てくれる同僚が、ギターを始めるとのことで最近いろいろと質問されるようになった。定番の質問だと思うが、Fコードのバレーの抑え方のコツも聞かれた。

 

これに対する私の答えは「バレーで抑える必要ないのでは?」です。つまりこういうこと:

 

この抑え方でもF(ファ)を2個も鳴らしており、十二分に機能する。アンプを使う場合、さらにベースプレーヤーがいる場合はむしろ6弦のFは邪魔。

 

それよりも、「まだ下手だから好きでもない練習曲を..」の我慢の精神じゃなくて、初めから自分の弾きたい曲を弾いたほうがいいと思う。簡単に引けるように単純化したり易しい抑え方に変えたりしてね、と言っておいた。

 気がつくと、所有のTASCAMのPCM ICレコーダーが壊れてから、かれこれ1年近く経過していた。自分にとって練習の録音は常にしていたいものだが、ここ数年は、参加しているどのバンドにも性能の良いICレコーダーを持っている人がいるという恵まれた環境。その人が練習を録音した上にYoutubeやgoogle driveなどに上げてくれるので困らずそのままにしていた。自宅ではアナログインターフェースを使用してASIO(Audio Stream Input Output)経由でPCで録音してしまうからレコーダーも特段必要ではなかった。

 でも、やはりICレコーダーを自分で持っていることのメリットは否めない。自分自身が出音を確認したいポイントに置いて録音できるのがいい。かなりシビアな結果が判明することもしばしばあるが、むしろこれがありがたい。何しろ、違う楽器をやっている人などは「うんうんいい音だよ、問題ない」などと結構いい加減なことを言う人いますからね。自分が聞くと、機材を調整して修正すべきダメさ加減がアリアリわかること、また演奏上の課題が明確にわかることが多々ある。当たり前だが、やっぱり人に任せるには妥協が必要となる。

 そんな時に、ふるさと納税で珍しい食材の返礼品ないかと探していたら、なんとRoland製バンドICレコーダを発見。普通に買えば2万7千円前後だが、ふるさと納税では8万円。買うかどうか迷っていたら、たまたまその機種を設計した方にお会いする機会があった。ので、話のネタにもなるし実質2千円だから買っちゃえ、ということで購入。

 御本人は赤をご使用で、使い込むと色落ちが多少気になるとのこと。自分は黒を選択。コンパクトで結構気に入りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年、今年はRoland社の創立50周年だった。今年もいろいろと同社の製品を導入させてもらった。間接部門の人たちも含めて例外なく皆楽器や楽器演奏を心から楽しもうとしている社員が多いのを感じる。今後ともお世話になっていくでしょう!

 

 

所用で河口湖畔に行った折、ふと見ると、冠雪した富士が夜空に浮かび上がって見えました。今まで見てきた写真では、夜の富士は大概は黒抜きのように写っていたので、少し驚きました。

 

 

 RC Boosterは4558(operational amp)を使用しているが、このICはNJRCでもRohmでもNSでも両電源Vcc=±18Vが仕様。このスペックを活かして回路を見直し、18V対応と謳ったのがRC Booster V2。以前、このブログでRC Booster SH(9V仕様)を使っていることを報告したが、実はその後V2の存在に気づき、そちらに置き換えていた。

 これが非常に出来が良く、歪ませずにRC Boosterの特質を引き出すことに成功している。トランジスタアンプでディストーションをかけたときにそのメリットをしみじみ感じることとなる。

 良く「余裕のあるヘッドルーム」と形容されるが、汚い歪を出さずにGainを上げていったときの音のツヤがきれいに出てくる。私はGain2は使わずにそこばかり楽しんでいる。S Henderson氏が生音でジャズを奏している時の音色に近いものが出る。大変重宝している。

 

 

 小さくて軽いマルチエフェクターの利用を模索して、ZoomやNUXなどを試してみたが、結局Line6 Helixに戻った。音作りもさることながら、やはりINPUT、OUTPUTの設定仕様が一番しっくり来るから仕方ない。しかし、今回はHelixそのものではなく、持ち運び可能でかつ8つのフットスイッチを持つHX STOMP XLに戻った。HX STOMPが最も小さいソリューションだが、これではフットスイッチの数が少なすぎるのだ。結局外付けすることになり、荷物が増えてしまう。

 ちなみに先週の四谷三丁目でのライブでは、ギリギリ3.50へのファームウェアのバージョンアップが間に合った。お客さんにもかなり好評だったし、このまましばらく行こうと思う。

 

 ただ、HelixでなくSTOMP XLに戻ったことにより、過去に作ったプリセットを直接読み込むことができなくなった。なので、Helix Nativeを介することでHelixの過去プリセットを活かしてブロック単位で移植している。とっても簡単。Helix EditもNativeも3.50に同時バージョンアップしており、心なしか前バージョンよりフリーズしにくくなったような気がしている。