サラリーマン・ギタリスト Yasuのブログ

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会社員ギタリスト YASUのブログ (https://www.youtube.com/watch?v=lmilcoBqiqQ, https://www.reverbnation.com/yasusapiens)

青山に行く用事があって、少し時間に余裕があったので、はじめて表参道経由で原宿Roland Store Tokyoに行った。以前、都田や本社あたりでいろいろと噂話は聞いていたし、もちろん、Xやら公式メールやら、「ローランドの楽屋にて」のYAMAHA eSPORTSとの死闘の記事内などでも、情報を拝見して一度は行かねばと思っていた。

 

Roland好きとして、とにかく直営店SHOPができてて実在しているのはとても嬉しかった。嬉しかったが、覗いてみると少し寂しい気もした。同行していたピアニストに「表参道のカワイの方がなんかきれいだよね、それにここらへんってちょっと雰囲気がなぁ」などと言われてしまった。YAMAHAみたいに道玄坂から消え去った者もいるなかで、TOKYO STOREを原宿に出したRolandの気迫を感じろ!でも隣のBERBERJINの上の壁剥落防護ネットは何とかならんのかな。

 

ショップの中は薄暗い感じがしたが、浜名湖の研究所のエフェクタ展示ボードの小型版みたいなものもあり、なかなか工夫しているようで素晴らしい。古着屋街だから老若男女、外人も多かったけどあまり人の入りは良いようには思えなかった。また、公式の写真ほどの高級感はなかったな。

 

とはいえ、青山周辺に時々用事があるので、来た折には立ち寄る楽しみができた。松下工房に来たときに寄るのもありですね。

 

 

クリップチューナーの購入は5個目となる。今回はセミアコES-335につけているKORG N222の表面がかなり削れてきて、くたびれ感が出てきたので、後継としてBOSS TU-10を購入。TU-10はクリップがチューナー本体と一体化されており、しっかりギター本体に固定される。また、白黒だったN222に比較してカラー液晶は格段に見やすい。画面の角度調整に限界があるかもと思ったが、実際装着するとほとんど気にならない。かなり使いやすいと感じる。N222はまだ壊れていないが、もう335につけっぱなしにするかも。

 先日、会社のデスクでCRMオポのステータス変更入力をしている時に、ギターをやる同僚から唐突に「サラギ先輩、iRealでウラのリズムの入力できないんですか~?」と聞かれた。確かにiReal Proでウラの撥音を入力する方法知らないなと思いながら、「Biab (Band in a Box)でなら入力する方法あるよ」と答えた。
 Biabについては、JAZZを深く理解している人が初期からずっと開発チームの中にいるんだと思う。編集メニューの中にanticipationを意味するPUSH、BREAK、HOLDなど、セッションで求められるリズム対応の用語が見られる。このうち、PUSH機能を使うことで8分、16分のウラの入力が可能になる。
 具体的にはキャレットひとつ(^)が8分のanticipation,キャレットふたつ(^^)が16分のanticipationとなる。当該拍の一つ前拍にPUSHすることで、前泊のウラに音源にコードを奏させることが可能となる。ちなみに、BREAKはピリオドひとつ(.)が正にBREAK、ピリオドふたつ(..)がSHOT、すなわち1拍のみ音出し、ピリオド3つ(...)がHOLD、すなわち音出し弾き伸ばし、となる。
 これを使うと格段にコンピングが改善する。下記はHerbie Hancockの「Tell Me A Bedside Story」のイントロ後の本体部をこの機能を使って入力したもの。かなりいい感じになります。

 

最近、HelixからDAWに書き込むことが減ってきたので、PCからの出力をYAMAHAのMIXERに接続するように変更した。ただし、この配線にすると、Audio InterefaceとしてのHelixの出力と、スタンドアローンのエフェクターとしてのアナログ出力がともにMIXERに送られることとなり、ダブリングが生じて聴感上極めて不快。そのため、Realtek MIXER上でLine6からの入力をミュートした方が良い。そうすれば、Realtek MIXER経由のPCからのあらゆる音声出力と、各種エフェクターの出力がYAMAHAのMIXERによって統合されてアクティブスピーカーから再生されても非常に快適な状態となる。めでたしめでたし。

11月に、とあるパーティーの会場でギターを弾いて欲しいとの依頼があった。何かの宴会的な会場でのちょっとした演奏という、この手の依頼がちょくちょくあるので、どうせなら手軽なスピーカー付きギターを手に入れてしまおうかな、と考えた。とっさにFernandesのゾウさんが頭をよぎったが、確かFernandesは破綻してしまったのではなかったか。

 

チェックすると、デジマートあたりで3万円くらいで中古が売っている様子。しかし、もう少しチェックしてみると、かなりの進化を遂げた「ENYA NOVA GO SONIC」というカーボンファイバー製のエレキギターがあるようで、これだと、エフェクトもかなり充実している様子で興味津々ではある。

 

外観はレスポール風にもみえるが、手にしてみないとなんとも言えない、ZO-3はショートスケールでボディの形によっては引きにくいかもと思っているが、こちらはどうなんだろうか。そのうち、時間があるときにどこかで試し弾きしてみたい。

ここのところ狭いハコでの演奏が続き、少しライブ演奏時のスペースなんとかならないかなと思っていた。ちょうどそんなときに、知人のBOSS WL-50を借りたらなかなか良好なので、思い切って買ってみた。以前、この前の機種(WL-20だと思う)を試してみたときには遅延がはっきり感じられて嫌だったが、WL-50ではあまり感じなかった。このような遅延はSHUREやLINE6の製品でも感じたものだったので、WL-50が大丈夫な理由がありそう。

調べてみると、やはり遅延が改善していた。「1m離れたところで2.3msの遅延」とある。ちなみにLINE6 Relayシリーズは2.9msだからほぼ音速。NUXやSHUREは最大5msとか7msとなっている。

 

実使用を考えると、音は15℃の空間で一秒間に340m進むから、1mでの遅延は0.002939秒(=2.9ms/meter)。なので、アンプから1m離れたところで演奏していれば、ギターの撥音後、立ち位置で「2.3ms+2.9ms」が実際の遅延となる計算。NUXやSHUREでは「5ms+2.9ms」「7ms+2.9ms」という計算になるから10ms弱というのが違和感を感じ始める限界ラインなのかもしれない。

しばらく使ってみます。

 

 

自分が使っている限りでは、現時点ベストのLine6 HX Stomp用パワーサプライがVitoos DC8。このパワーサプライはすべての端子の極性がセンターマイナスで、isolated端子A DC9V/12V/18V切替式 1000mA、isolated端子B DC9V/12V/18V切替式 1000mA、他daisy chained 6端子 DC9V固定 各300mA。合計出力電流は最大2000mA。

 

私は、アメリカのウェブサイトで、HX Stompはだいたい900mAの範囲内の電流サポートがあれば動作問題ないようだとの情報を得て、Vitoos DC8を使ってみたいと考えました。当然、ACアダプターをひとつにまとめるためです。私は、ライブではHX Stomp XLと18V駆動のEC Boosterのみを使用しています。しかし、それでもACアダプターを2個持っていく必要がありました。それはひとえに、HX Stompの純正ACアダプタが3Aであるためです。Isolated 3Aと18V 1outputを供給できる楽器用ACアダプタは私が知る限り存在しません。

 

しかし、Isolated 1Aと18V 1outを供給できるのならばこのVitoos DCが使用可能ということになります。実際入手して使用して見ると、全く問題なく動作する。今はこのパワーサプライがマイベストです。

 

ただ、ひとつ気をつけなければならないのは、HX Stompのプラグの径が2.5mmであること。普通のエフェクタはφ=2.1mmなので2.5mm⇒2.1mm変換プラグが必要です。

今度、あるバンドでJeff BerlinのJoe Frazierという曲を演奏することになった。この曲が最初に収録されたアルバムはBrufordの3rdアルバム「Gradually Going Tornado」。私が敬愛するAホールズワース氏が脱退し、私が急速に当バンドへの興味を失った後にリリースされたもの。曲名のJoe Frazierといえば、確か、生涯、モハマド・アリとジョージ・フォアマンにしか負けたことがなかった人だったと思う。Jeff Berinもファンだったのでしょうか。

さて、この曲のテーマを弾きこなすにははかなりテクニックを要すると思う。そして、テーマの中に、Jacoをして自分より優れたソロイストと言わしめた(らしい)Jeffの面目躍如の美味しい4度フレーズが入っていた。Jacoの「Cha Cha」の中でも出てくるようなフレーズを良く練り直したような、とても座りの良い4度フレーズ(赤囲み)です。

そして、その4度跳躍感をエンハンスしていると思われるのがその前小節の16分音符ふたつ(青囲み)。これあるとないとではニュアンスに格段の差が出るので弾き比べてみてください。良いフレーズです。

渡辺香津美のアルバムToChikaに収録されている「Sayonara」を演奏する機会が出てきて、少しこの曲を勉強しました。メロディや弾き方もとても良く考えられていると感心する曲ですが、アドリブ・ソロ部も良く考えられていて楽しめます。

 

ソロ終わりに、|C#m7/F#-D/E|C#m7/F#-D/E|という動きが入るも、ソロの最中は基本的に下記の繰り返し。私は今回は演奏者のキューでC#m7/F#に抜けるようにバンド・メンバーと打ち合わせしました。

 

このアドリブ・ソロ本体の進行をずーっと弾いていると、大まかに下の2つの組み合わせの展開を意識したフレージングができると思います。まずは、4小節の塊の中で、偶数小節を起点に転調感を出す意識。こう捉えて弾くと、かなりゆったりとしたフレーズを安定して繰り出すことができるし、コード・ソロもやりやすい。

 

そして、もう一つは奇数小節=>偶数小節への転調感を維持していく意識。こう意識すると、変化を強く印象づけるメリハリあるフレーズを維持していくことが容易になる。

 

かなり気に入りました。

私のライブなどにも来てくれる同僚が、ギターを始めるとのことで最近いろいろと質問されるようになった。定番の質問だと思うが、Fコードのバレーの抑え方のコツも聞かれた。

 

これに対する私の答えは「バレーで抑える必要ないのでは?」です。つまりこういうこと:

 

この抑え方でもF(ファ)を2個も鳴らしており、十二分に機能する。アンプを使う場合、さらにベースプレーヤーがいる場合はむしろ6弦のFは邪魔。

 

それよりも、「まだ下手だから好きでもない練習曲を..」の我慢の精神じゃなくて、初めから自分の弾きたい曲を弾いたほうがいいと思う。簡単に引けるように単純化したり易しい抑え方に変えたりしてね、と言っておいた。