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サラリーマン・ギタリスト Yasuのブログ

会社員ギタリスト YASUのブログ (https://www.youtube.com/watch?v=lmilcoBqiqQ, https://www.reverbnation.com/yasusapiens)

ギタリストにとって理想のピック探しは永遠のテーマのひとつです。今般、東レデュポン社の「Elastomer」という強い弾性を持つ素材を使用したピックがIbanezから販売されているとの情報をゲットしたので早速購入して試してみた。

 

Webで得られた諸所情報によると、ロック・ギタリストから「ソフト」の考えられないほどの弾性を絶賛する声が大きいようだった。早弾きに適しているとの意見。しかし、諸氏の所感を総合してみると「ソフト」ではどうも弾性が強すぎる疑いがあり、私は「ハード」を試してみることにした。そこで、いつものようにアマで1.2mm厚のハード(EL14HD12)を購入。

 

弾性がある、いや、ありすぎる。自分の感覚としてはピックに弦に負けずにいてほしい限界までピックが持ちこたえることなくリリースが始まってしまう。どうも調子が狂う。

 

しかし、一週間使い続けてみた結果、結構ありかも、との感想に。ただ、ニュアンスをつけるのに慣れが必要。ピッキングのニュアンスコントロールはやはり「硬く」「小さい」方が楽にできると思う。私のように右腕の腱に問題があって指を閉じる力に問題がある人は、指とピックの接する面積を大きくするしかないのだろう。もう少し付き合ってみる。

 

 

 JBL Endurance Peak II。5年にも渡り、4台ものTWSイヤホンで10万円近い勉強代を費やしてたどり着いた自分なりの結論です。

 このイヤホンはイヤパーツに頼った中途半端な対応ではなく、耳に構造的に固定する配慮がなされており、一度装着したら耳から外れることはまずないと思われる。

 ただし、音質はいままで購入したものの中で一番妥協を要する。私の用途はバンド関連での必要に迫られてファイルを聞くことなので、各楽器の演奏内容がわかればいいのでこのレベルの音質で問題ない。

 ワイヤレスで音楽を聞く快適さをSONY WALKMANで味わってきた自分は、AppleからTWS完全ワイヤレス本が発売されて間もなくAirPODに飛びついた。喜々として毎日のように使用して数ヶ月経ったある日、通勤途中の駅で装着感にちょっとした違和感を感じて位置修正をした次の瞬間、AirPODは線路の藻屑と消えた。時間があれば駅員を呼んだだろうが、急いでいたため諦めた。その時は、このような体験はこれ限りという模糊とした思い込みがあったので、それほど大きな喪失感はなかった。

 そして購入したS社のTWS。落ちにくいように「スポーツ」と銘打たれているものだった。激しい動きにも耐えうる「スポーツ用」と銘打つだけのことはあり、イヤ・パーツのフィット感は上々で歩いているくらいではどうということはない。そして数ヶ月が過ぎ、通勤途中の坂を早足でかけていたその時、イヤホンは耳を離れ、こともあろうに側溝の水の中に消えていった。

 その後も「スポーツ用」と銘打たれたTWSを2回購入したが、いずれもふと油断した瞬間に露と消えていった。

 

 

バンドのメンバーが、先日スタジオで録音したリハをYoutubeで公開したので内容確認してくれと依頼してきた。じっくり聞きたいので、PCで一旦ストリーミングを録音してしまい、移動時間を使ってiPhoneでチェックしようと考えた。おそらくいろいろと便利な専用ソフトもあるのだろうと思うが、手持ちのフリー音楽編集ソフト「Audacity」を使って録音すればいいのではないかと思い、やってみた。もともとスタジオでのリハを録音したものなので、そんなに劣化しなければ普通にデスクトップ録音したもので構わないので。

「Audacity」はフリーだし高機能だし、操作もわかりやすいのでこういう時はすぐに役に立つ。デスクトップ録音をする時の設定方法を応用すればいいから、まずは音声ホストを「MME」から 「Windows WASAPI」に変更し、録音デバイスをストリーミングが聞こえるデバイスにセットすればOKなはず。

やってみたらすんなりうまく行った。十分チェック可能な音質で録音できた。とても簡単です。
 

ギター弾きはピックはかなり広く試していることが多い。撥弦という最も重要なコンタクトポイントを担い、かつ各ツール類の中でも安価な部類でもあるから試行錯誤もしやすい。自分も例外ではなく、子供の頃おにぎり型からはじめ、あらゆる形・素材を試してきた。

 

ジャズを始めてからは長いことナイロンの小型のJim Dunlop JazzI,II,IIIを使ってきた。このピックを使用して長年George Benson方式の逆アングルを継続してきたのだが、近年、会社員稼業でのKEYTOP位置の高いPCの使いすぎなども祟り、”短橈側手根伸筋 肘付け根部分の腱酷使による外側上顆炎(いわゆるテニス肘)”を発症。鋭角(順アングル)型のピッキングにフォーム矯正した。

 

これによってピックが弦に対して鋭角に当たるようになり、ナイロンだと材質が柔らかすぎてすぐに削れてしまう。そこで辿り着いたのがGravity。最初の出会いは「不朽のディストーション名作」Angry Charlieを購入した時にたまたまおまけで付いてきたのだ。これがすごく感触が良く、驚いたのはなかなかすり減らない(!)。

これで気に入り、その後はちょこちょこ厚みを変えてコレクションを増やしている。一番最近買ったのは厚さ1.5mm(厚い!)のClassic。とても良いです。一度試してみたほうがいいです。

 

 

自宅で過ごす時間が増えて、宅配の機会も増えたので、ドアホンを広角レンズ付きのものに変えようと思い立った。自宅の場合、門扉横までは無極性の2線配線が完了しており、宅内の親機も家庭用AC電源プラグ付きのものを買えば資格なしでも交換可能だ。

 

広角レンズは水平170度、上下130度あれば十分。そこでPanasonic/VL-SWE310KFを選択。取り付けてモニターを確認すると、玄関先の様子がかなり広範囲に渡って見える。もっと早く広角に変えておけばよかった。画像・動画もSDCARDに蓄積できるのもなかなか良い。

 

 

 

 

昨年10月に前のYAMAHAの電子ピアノが死んでかれこれ4ヶ月も経過してしまった。やっと新しい電子ピアノを購入した。

MIDI入力に使える88鍵を探していたのだが、よく行く新宿のスタジオで借りられるピアノがRoland FP-10で、予てからこのレベルで十分だなと思ってはいた。しかし、やはりもともとのYAMAHAのCLPが結構本物のピアノに近い感触だったのと、楽器屋で弾いてみるとFP-10に比べてFP-30の方がキーのアクションがホンモノに近いと思いこちらの現行モデル(FP-30X)にした次第。

 

ピアノを本格的に上手くなれるとは思っていないが、やはり、外でピアノがあったら弾いてみたいときもある。そんな時にキーが軽いものに慣れているとズタズタになってしまう。これはギターも同じ。あまりアクションを低くし過ぎないギターで練習しておいて、本番ではアクション低いので弾くとノリノリで弾けるとかいろいろあるでしょ。

 

キーカバーも新調して入力やノートの確認に活躍中。ダンパペダル(DP-10)と専用台(KSC-70-BK)は前モデルFP-30のものをネットで購入。スタンドは、今までの経験上木製の専用スタンドが一番しっかり固定してくれるのでこれ一択。組み立てにはANEXのラチェット・ドライバーに活躍してもらいました。

少年時代の思い込みはたいへんなものがある。少年時代、Wes Montgomeryをライナーノーツの情報から事実以上に不遇と思い込んでいたことを、以前に書いた。反対のケースで、私は渡辺香津美氏をとても恵まれた人だと思っていた。

 

「TOCHIKA」という作品で初めて聞いた香津美氏はそれまで聞いたことのある日本人ギタリストとは違っていて、耳当たりの良いフレーズを全面に押し出しながらも世界のどのギタリストも寄せ付けないと思われる難解な部分をまとった極限まで魅力的なパフォーマンスをしていた。

 

そして、氏の情報を求めていくと、すごいセレブであり、ジャズ・ギターの英才教育のお手本のような半生だと思った。というのも、当時得られた情報では、氏は渋谷の宮益坂に生まれ、小学生の時に開校した”近所の”道玄坂のYAMAHAに入り浸り、ご母堂のコネでナベサダ経由で中牟礼貞則氏に弟子入り。名門暁星中・高に通い、在学中にジャズベーシストの井野信義氏が同級生で切磋琢磨したという。そして17歳で3BlindMiceからデビュー。自分の親が、楽器一つまともに弾くことができず、ジャズのジの字も知らず、ジャズもフュージョンも理解しようともしないことと引き較べても、自分が救いようもなくジャズが下手なのも仕方ないのだなと思った。

 

そんな時に、氏の「KYLYN LIVE」というアルバムに出会った。その中に「Inner Wind」という曲が入っており、私は石で頭を殴打されたくらいの衝撃を受けた。たいへん穏やかで滑らかな楽曲がコーラスの終わりに近づき、ブリッジに差し掛かったその瞬間、突如曲調が変わり、激情を爆発させたようになる。ペンタトニックと半音ずれを用いた極めてテンションの高いJerry Berganziのような旋律が炸裂する。そして、コーラスを追うごとにブリッジにおける香津美氏の変貌は印象を更に増していく。

 

私はこれを聞いた時に、自分の置かれた環境を打破して抜け出したいと思っている私のような人間への香津美氏からのプレゼントだなと思った。また、香津美氏がMcLaughlin好きであるとの情報も得て、このブリッジ部がマハビシュヌ・オーケストラの「内に秘めた炎(The Inner Mounting Flame)」をイメージしているのではないかなどと思ったりした。当時はもちろん、「Mouting Flame」がけんかを見ながら燃え上がったBコブハムのドラムソロにちなんでいるとは知らなかったので。

 

ところが、その後、その認識が少し変わった。香津美氏の作品を聞き進めるうちに、「Olives Step」というアルバムで演奏される「Inner Wind」を聞いたのだ。そこにはあの狂気のブリッジはなく、ただただ爽やかな曲だった。もしかして、香津美氏はジャズ・ギタリストとしてのスタイル追求を期待する周囲の人間の意見と、自分自身の内なるより荒々しいスタイルの演奏への欲求との戦いを表現したかったのかもしれない、などとも今は思う。

 

 

 

 

やっとのことで、懸案となっていた電子ピアノを購入する運びとなり、丁度いい機会なのでスタンド組み立てなどに使うドライバーを新調した。組立時などにありがちな狭部でのネジ止めがラクなラチェット式の「ANEXクイックボール72 397-D」を選択。

このドライバーは、HITACHIの電動ドライバに使っているビットが装着可能。ただ、普段使っているVESSELのビットが10cmでなく6.35mmなので、100mmのエクステンションホルダーも同時に購入。長さとしてもかなり扱いやすい。

また、397-Dはギア山数72枚で、回し心地はかなり滑らか。持ったままでのスイッチの切替もやりやすい。個人的には、ヒット商品コンクールで経済産業大臣賞受賞製品を取ったという同社の「395-Dクイックボール60」よりかなりいいと思う。

ビットはVESSELのものが使える。

 

 

暮れから年明けにかけていろいろとあって、非常に忙しかった。やっとブログにも時間が取れそう。

 

というわけで、実は、今年も渋谷Bunkamuraで行われた東京フィルのNew Yearコンサートには忘れずに行っていたのだ。ただ、気がついたときには1月2日のチケットが売り切れてしまっており、楽しみにしていた角野さんのピアノはあきらめ、1月3日のチケットを買ったのだった。これが東フィル フレンズ会員の限界か。

 

内容的には、今年からエルガーの威風堂々がレギュラー演目のポジションに格上げとなり、とても座りのいい選曲。元テレ朝の朝岡アナのMCも相変わらず調子が良く、新年らしい気分で過ごすことができる。

 

残念ながら、お年玉抽選会はあっさり外すのが恒例となってしまっているが、今年当選した人たちはとてもうれしそうだった。注目のラディッキー行進曲の指揮権は、今年は中年の紳士が当選して無難に振っていた。ただ、テンポが激遅だったので来年はもう少し高速化してもらいたい。ここら辺は朝岡氏が敢えて誘導した方がいいと思うが。

 

久しぶりの渋谷だったので、ツバメGでSchweine Haxeやヴィロンのバケットなども楽しむことができて良かった。

会社員としての自分は、長らく海外関連の仕事をして参りました。ギターの修練の道を邪魔する海外出張。長きにわたる数々の海外出張経験の末にたどり着いた結論が、3日以上の滞在ではトラベルギターを持参すること。

 

3日以上になったらハードシェルのスーツケースを選択し、中にトラベルギターを収納して現地での練習に備える。3日あると、飲み会がなく各人が仕事をこなす夜が大概ある。練習にのめり込むと眠れないケースもありうるが、それは飛行機の移動中に寝れるからまあいいと思っている。最近のCOVID-19 concernで到着後に隔離生活がある場合には一層活用できる。

 

実は、トラベルギターの安全を憂慮し何度か機内持ち込みを試したのだが、結局会社の関係者に目撃され、何かとめんどくさいことになるケースが多かった。もちろん会社の雰囲気がゆるい場合には気にする必要もなく、却って面白いやつと思われることもあろう。しかし、自分の場合は極めてまっとうなハードビジネスガイばかりの会社であるため、そこは狙えないところであった。

 

また、荷物のトラブルは数え切れないくらい経験したが、中のトラベルギターもろとも破壊されたことは、luggageが破壊されたとしても一度もなく、これなら「練習のために入れていこうよ!」と自信を持っておすすめする次第。

 

今では、欧米はもちろんアジア・南米の出張先にも大概持参している。日本人の荷物は狙われて中を開けられていると噂の高かったサンパウロにも何度も持っていったが、一度も盗られたり破壊されたりということはなかった。

 

トラベルギターは3台持っているが、一番オススメなのがこのLap axeトラベルギター。一時期Mike Sternなどが宣伝していた。サイズ、仕上がり、オクターブ調整カバー範囲、ブリッジ、指板(表裏およびR)などとても良い。付属の専用ケースもいいですよ。