ここのところ狭いハコでの演奏が続き、少しライブ演奏時のスペースなんとかならないかなと思っていた。ちょうどそんなときに、知人のBOSS WL-50を借りたらなかなか良好なので、思い切って買ってみた。以前、この前の機種(WL-20だと思う)を試してみたときには遅延がはっきり感じられて嫌だったが、WL-50ではあまり感じなかった。このような遅延はSHUREやLINE6の製品でも感じたものだったので、WL-50が大丈夫な理由がありそう。
調べてみると、やはり遅延が改善していた。「1m離れたところで2.3msの遅延」とある。ちなみにLINE6 Relayシリーズは2.9msだからほぼ音速。NUXやSHUREは最大5msとか7msとなっている。
実使用を考えると、音は15℃の空間で一秒間に340m進むから、1mでの遅延は0.002939秒(=2.9ms/meter)。なので、アンプから1m離れたところで演奏していれば、ギターの撥音後、立ち位置で「2.3ms+2.9ms」が実際の遅延となる計算。NUXやSHUREでは「5ms+2.9ms」「7ms+2.9ms」という計算になるから10ms弱というのが違和感を感じ始める限界ラインなのかもしれない。
しばらく使ってみます。