機動戦士ガンダムZZ(ダブルゼータ) 1986年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

機動戦士ガンダムZZ 1986年3月1日~1987年1月31日
名古屋テレビ(テレ朝系)

感想
ファーストガンダムはコチラ

前作(Zガンダム)では連邦の過激エリート集団「ティターンズ」と反連邦組織「エゥーゴ」との戦いが描かれた(クリプス戦役)
ティターンズは事実上壊滅したが、様子見だったハマーン・カーンが、率いていたジオン公国残党組織アクシズを「ネオ・ジオン」と変え、地球圏の制覇に乗り出した(ミネバ・ザビを擁立)
そんな中で、妹の面倒を見ながら仲間とジャンク屋をやっていたジュドー・アーシタが、戦艦アーガマと関わるうちに戦争に巻き込まれて行く。
 

ジャンク屋だけにメカ操作のセンスはいいが、今までの作品の様な、父親がガンダムの開発者といった「元々持っている」系の設定は外している。
この妹リィナが何度も敵に誘拐され、その度にジュドーが助けに行ったり投降したりと目まぐるしい。
また、Zガンダム同様女性も多く出て来て、恋の鞘当てがあちこちで「バチバチ」
 

ガンダムZZ(ダブルゼータ)のデビューは第11話。三機が合体する形態だが、各機が戦闘可能で、夫々自律行動可能。
ただ、その合体の必然性がイマイチピンと来ない。劇中でも敵が「ゴチャゴチャと効率が悪い」とか、けなしているし・・・
キャラクターとして面白いのはグレミー・トト。ハマーン配下のエリートだが、エゥーゴのルー・ルカに一目惚れして時々脱線。終盤でその事が災いして命を落とす。
また最終回では前回同様、散って行った者の思念がジュドーをアシストする。そして散って行くハマーン・カーン。
中盤で命を落としたと思われていた妹リィナの生存が、ラス前の46話で判明し、最終回でジュドーとの再会を果たす。

この作品が「逆襲のシャア」に繋がるので、いつか片付けなくてはと思いながら1年以上経ってしまった。

本作品はYouTubeで全話視聴可能。「ガンダムZZ 1話」のキーワードから芋づる式に・・・・


キャスト
エゥーゴ&カラバ
ジュドー・アーシタ      - 矢尾一樹 
ブライト・ノア      - 鈴置洋孝
ファ・ユイリィ        - 松岡ミユキ
リィナ・アーシタ   - 岡本麻弥 
イーノ・アッバーブ      - 菊池正美 
ビーチャ・オーレグ      - 広森信吾 
モンド・アガケ          - 塩屋浩三 
エル・ビアンノ        - 原えりこ 
ルー・ルカ            - 松井菜桜子

ティターンズ
ヤザン・ゲーブル          - 大塚芳忠

アクシズ(ネオ・ジオン)
ハマーン・カーン          - 榊原良子
マシュマー・セロ        - 堀内賢雄 
ゴットン・ゴー             - 戸谷公次 
キャラ・スーン             - 門間葉月 
ミネバ・ザビ        - 伊藤美紀 
グレミー・トト             - 柏倉つとむ 
エルピー・プル             - 本多知恵子 

カミーユ・ビダン          - 飛田展男
ハヤト・コバヤシ        - 鈴木清信
ミライ・ノア              - 白石冬美

主要キャスト(左上から)

ジュドー  リィナ   エル

ルー    ハマーン  マシュマー

キャラ   グレミー  プル

プルツー  ブライト



オープニング(変形合体シーンあり)


あらすじ 公式HPを参考にしています
第1話    プレリュードZZ
人類が宇宙に進出した経緯。最初のスペースコロニーで4千万人が宇宙生活を始めた時、宇宙世紀が始まった。
スペースコロニーの構造紹介。モビルスーツの歴史。ミノフスキー粒子によるレーダー無力化がモビルスーツを進化させた。
ガンダム
宇宙世紀WO79。サイド3がジオン公国を名乗り独立戦争を仕掛けた。アムロ・レイと、ガンダムの驚異的能力。
ニュータイプ。人の革新。赤い彗星 シャアとの闘い。
Zガンダム
ジャミトフ・ハイマンにより創設されたティターンズは、悪逆の限りを尽くし、人々を支配しようとした。

対抗組織エウーゴによる反撃。
 

モビルスーツカタログ
各モビルスーツの紹介。
ガンダムZZの導入部紹介。

 

第2話    シャングリラの少年
先のグリプス戦役で傷ついたアーガマは修理・補給の為にサイド1の1バンチコロニー=シャングリラへ寄港していた。
少年ジュドー・アーシタは、妹リィナと共に仲間たちとジャンク屋で生計を立てていたが、ある日脱出カプセルを回収し、結果的にティターンズの士官ヤザン・ゲーブルを救出した。ヤザンはジュドーらに、アーガマからZガンダムを盗み儲けようと唆す。
カミーユを病院に送る途中のファを誘拐して、アーガマに乗り込もうとする時、ジュドーは放心状態だったカミーユに手を握られ、何かを伝えられる。
アーガマのクルーを傷付けたヤザンに怒ったジュドーは、逃げたヤザンをZガンダムで追う。

結局ヤザンは脱出。ジュドーも仲間と共にそこから逃げる。

第3話    エンドラの騎士
アーガマを追って、シャングリラにジオン残党軍組織アクシズの宇宙巡洋艦エンドラが入港した。アーガマは、コロニー内のジャンクの山に身を隠す。エンドラの艦長 マシュマー・セロは、アーガマを拿捕しようとガルスJで出撃する。
ジュドーはアーガマに侵入、成り行きからZガンダムに乗り、マシュマーのガルスJと戦し僥倖でマシュマーを撃退。今回は盗まない、と言ってブライトの前から立ち去ったジュドー。 
    
第4話    熱血のマシュマー
副官ゴットン・ゴーの立案する作戦が許せないマシュマーは、ガルスJで正面からアーガマに挑む。しかしまたしても、Zガンダムを盗みに来ていたジュドーと対決する事になった。
ガルスJとの戦いの中、ゴットンの仕掛けた罠により、Zガンダムはコロニーから外宇宙に飛び出してしまう。 
    
第5話    ジュドーの決意
ジュドーにニュータイプの素質があると見込んだブライトは、パイロットになることを薦める。だがジュドーは軍人を嫌い拒否。
一方、アーガマ攻撃に悩むマシュマーに、シャングリラ内のジャンク屋ゲモン・バジャックが協力を申し出た。

ファがZガンダムで出撃するが、ゲモンのMSゲゼに苦戦。ジュドーがファに代わりZガンダムを操縦してゲゼを撃退した。 
    
第6話    ズサの脅威
仲間であるビーチャ、モンド、エル、イーノは乗組員となってアーガマに留まろうとするが、ジュドーだけが反対していた。
そんな時、マシュマーは巡洋艦エンドラをコロニー内に誘導。新型MSズサでアーガマに攻撃を仕掛けてきた。

カミーユが入院している病院を守るため、ファとアストナージは出撃するが苦戦。 

第7話    ガザの嵐
修理を済ませたアーガマだが、アクシズのエンドラが邪魔で出港できない。ドック艦ラビアンローズに合流したいアーガマは、港の反対側にある工業用ハッチからの脱出を計画する。

しかしそこを管理していたのはゲモンたちジャンク屋で、偵察に向かったジュドーは捕らえられる。
マシュマーは「ガザの嵐隊」をアーガマの攻撃に向かわせる。
アーガマは応戦するが苦戦。ラビアンローズから出撃したルー・ルカに救われたジュドーは、ファと交代しZガンダムで反撃。 
    
第8話    鎮魂の鐘は二度鳴る
ゲモンらは、生き延びたヤザンと共にアーガマ強奪作戦を実行。
ゲモンとヤザンのMSゲゼに応戦すべく出撃した、ジュドーのZガンダム。その頃、工業用ハッチは開放され、アーガマはシャングリラからの脱出を図る。だがエンドラが待ちかまえていた。
メガ粒子砲でエンドラを砲撃してコロニー外へ脱出したアーガマ。ジュドーのZガンダムも何とか追従。

第9話    宇宙のジュドー
シャングリラを脱出したアーガマは、ドック艦ラビアンローズとの合流地点へ向かうが、案内役のルーが迷子になってしまう。
ビーチャとモンドは、アーガマをエンドラに売り渡そうと企み、エンドラへ連絡する。通信を受けマシュマーは新型MSハンマ・ハンマで出撃した。ジュドーはZガンダムで出撃するが苦戦。
ルーはアクシズの若き士官 グレミー・トトに捕えられたが、ごまかして脱出。ルーに一目惚れしたグレミー。

    
第10話    さよならファ
ファは、病院に残してきたカミーユの事が気になっている。
戦果に乏しいエンドラに監視役としてキャラ・スーンが送り込まれていた。マシュマーは戦果を上げるためアーガマを強襲する。
整備途中のビーム・ライフルを持ち、Zガンダムで出撃するジュドーはハンマ・ハンマの新装備に苦戦。ファはメタスでジュドーを援護に向かい、ビーム・ライフルの修理をやり遂げるが、敵の攻撃によりコロニーへ流されて行った。
アーガマにはゴットンが潜入し、内通者との接触を図る。 
    
第11話    始動!ダブル・ゼータ
潜入が発見され捕えられたゴットンは、シンタとクムを騙し脱獄。イーノを人質にコア・ファイターでアーガマを脱出した。
ジュドーとルーはZガンダムで後を追うが、マシュマーのハンマ・ハンマとキャラのR・ジャジャを前に苦戦。一方、ゴットンの操るコア・ファイターは隕石に衝突。ゴットンとイーノは、宇宙をさまよっていた所をラビアンローズに救助された。

戦闘機形態の3つのパーツが合体してガンダムZZに変形。ハンマ・ハンマを撃退した。 


第12話    リィナが消えた
左遷のマシュマーに代わってエンドラの新艦長になったキャラ・スーンが、ドック艦ラビアンローズへ攻撃を仕掛ける。

そしてルーとリィナが、グレミーに連れ去られた。リィナがさらわれたと知ったジュドーはラビアンローズに急行。だがキャラとの戦いの最中、ジュドーは宇宙のイメージに圧倒され、戦意を喪失してしまう。
その間にグレミー・トトが、ルーと間違えてリィナをエンドラに連れ帰った。悔しさで虚空にビームライフルを撃つジュドー。 

第13話    妹よ!
妹リィナを連れ去られ苛立つジュドー。ブライトは、飛び出していきかねないジュドーの監視をビーチャたちに命じたが、ジュドーはZZガンダムでアーガマを脱出、リィナの捜索に向かった。
一方、エンドラに拉致されたリィナは作法の指導を受けていた。
しかし、ゴットンはリィナがZZガンダムパイロットの肉親であると知り、人質として使おうと考える。

第14話    幻のコロニー(前)
アーガマはいつの間にか小隕石群に囲まれる。「ヒカリ族」からの導きを受けて向かうアーガマ。

着いたのは古い型のコロニー「ムーン・ムーン」だった。

そこには機械文明を否定する「ヒカリ族」が住む。
同じ頃コロニーの反対側に入港していたエンドラから、キャラがコロニーに入る。一方ヒカリ族の者に拉致されそうになったジュドーだがラサラという少女に助けられる。そこでキャラと合流。
ゴットンは、キャラが人質に取られたものと勘違いし、リィナを人質にキャラの返還を要求。その後ZZガンダムとキャラのMS R・ジャジャとの闘いが始まる。R・ジャジャを倒したジュドーは、ヒカリ族に救世主として祭り上げられそうになる。 
    
第15話    幻のコロニー(後)
ラサラの双子の姉サラサは、自分たちの宗教である「光の教え」を布教するためにアーガマの乗っ取りを計画する。
そこにつけ込んだゴットンは、サラサと側近に取り入ってムーン・ムーンの支配を企む。更にブライトとエマリーが捕まる。
ジュドーはラサラの助けで神殿内に潜入。ジュドーはリィナを取り戻すため、ZZガンダムでエンドラに立ち向かい撃沈した。
司令官キャラを捕虜にするが、戦闘中にリィナは再びグレミーによって連れ去られてしまった。 
    
第16話    アーガマの白兵戦
アーガマはドック艦ラビアンローズで改修を受け、新武装ハイメガ粒子砲を装備した。
一方沈没しアクシズへと回航される、巡洋艦ミンドラに乗ったグレミーは、アーガマの補給に向かうランチを捕獲する。
ゴットンはランチを使いアーガマへの潜入に成功する。
ジュドーの活躍でエマリーを救出するが、ジュドーはノーマルスーツで逃げる生身の兵士に動揺し、撃つことはできなかった。 

第17話    奪回!コア・トップ
ブライトにエゥーゴからの指令が伝えられる。それはアーガマ一隻でアクシズを破壊するという無謀な内容。
アーガマがハイメガ粒子砲のテストを行おうとした時、捕虜になっていたキャラがシンタを人質に取りコア・トップで脱走。
そこへゴットンの新型MSガ・ゾウム隊が現れる。
MSガ・ゾウムはキャラを救出し退却するが、ジュドーたちは突如現れた黒いMS「キュベレイ」のファンネルに翻弄される。
ブライトは援護のハイメガ粒子砲を発射するが、キュベレイMk-Ⅱはそれを難なくかわした。 
    
第18話    ハマーンの黒い影
ジュドーは妹リィナの救出のため、一人アクシズへと潜入する。
そこで、ジュドーに対して無邪気にお兄ちゃんと呼びかけるエルピー・プルという少女に出会う。
彼女の案内で宮殿へ向かったジュドーは、思いがけずアクシズの最高指導者ハマーン・カーンと出会う。

ハマーンは、ジュドーのニュータイプとしての潜在能力の高さに驚き、ジュドーはハマーンから邪悪な意識を感じとる。
一方、ビーチャとモンドは新型MSバウを奪って脱走を図る。
二人が起こした騒動でジュドーは宮殿から脱出するが、その際、プルこそがキュベレイMk-Ⅱのパイロットだと知る。 
    
第19話    プルとアクシズと
妹リィナを助けたい一心のジュドーは、ZZガンダムと共にアクシズへ投降してしまう。
独房に監禁されたものの、ジュドーはプルの手助けで脱走し、ようやくリィナに会うことができた。だが、リィナばかりを気にするジュドーにプルが嫉妬し、リィナを人質に取る。リィナを連れたプルはキュベレイMk-Ⅱに乗り、アクシズ内の街で暴れた。
ジュドーはプルに必死の説得を試みる。
一方、ルーとエルがアクシズへの侵入に成功。ジュドーと脱出し、混乱に乗じてビーチャとモンドもアーガマに帰還する。 
    
第20話    泣き虫セシリア(前)
月のグラナダ基地で補給中のアーガマに、エゥーゴの実力者ウォン・リーが現れた。ウォンはブライトに、地球に降下したハマーン部隊の追跡を命じる。
そんな中アーガマのクルー トーレスは幼なじみのセシリアと再会する。だが彼女はアーガマの目的地を調べるスパイだった。
ビーチャとモンドは街で偶然見かけた敵の話を盗み聞きし、彼らの隠れ家を突き止めた。
ジュドーとビーチャたちはゴットンの艦を叩きに出撃する。 
    
第21話    泣き虫セシリア(後)
中古の輸送船を買い占めたゴットンは、それを次々と月面都市グラナダの宇宙港へ落とし、アーガマをいぶり出す作戦に出た。
キャラはその混乱に乗じてアーガマからガンダムMk-Ⅱで脱走。
正体がばれたセシリアは、ゴットンから移民船のチケットと金塊を受け取ると、家族と共にグラナダから脱出しようとする。

しかし、ゴットンから渡された金塊は時限爆弾だった。
セシリアはトーレスに嘘をついたことを悔いて、シャトルとグラナダを守るため時限爆弾ごとMSガ・ゾウムにしがみついた。セシリアを助けようとZZガンダムで戦うジュドーだったが、彼女はガ・ゾウムもろとも宇宙に散っていった。 
    
第22話    ジュドー、出撃!!
月面都市グラナダを出港したアーガマに、ネオ・ジオン艦隊の旗艦サダラーンへの攻撃命令が下った。ジュドーはリィナもネオ・ジオンの艦隊に居ると睨み、独断で出撃してしまう。
だがZZガンダムにはビーチャが仕込んだ爆弾が取り付けられていた。ZZガンダムのパイロットの座を奪うつもり。
ジュドーの接近を感じたハマーンは、彼を旗艦サダラーンへと誘導する。ジュドーに対し手を組まないかと言うハマーン。だがジュドーはそれを拒否し脱出。エルとルーの援護で離脱する。 

第23話    燃える地球
ブライトは再びアーガマでネオ・ジオン艦隊に肉薄する。
ジュドーはリィナ救出のチャンスに賭け、ネオ・ジオン艦隊の地球降下作戦阻止のためZガンダムで出撃した。
だが、そこへプルの乗るキュベレイMk-Ⅱが出現。グレミーに精神操作されたプルは、ジュドーを敵だと思い込まされていた。

ジュドーは必死にプルを目覚めさせようとするが叶わず。
やがて2機は大気圏に突入。ジュドーはZガンダムでプルのキュベレイMk-Ⅱをかばいつつ大気圏突入に成功。一方ハマーンはアーガマの攻撃をかわし、ネオ・ジオンの艦隊は地球へ降下。

第24話    南海に咲く兄妹愛
アフリカ上空に降下したアーガマは、激しい嵐とMSカプールの攻撃に苦しめられるが、入江に停泊することができた。
一方ジュドーは妹リィナを探す途中、少年タマンととその妹アヌに出会う。タマンは生活のためネオ・ジオンの手先として働いており、アヌはやめさせたがっていた。
タマンがMSカプールでアーガマ攻撃に出撃したと知ったジュドーは、ZZガンダムで彼を連れ戻しにいく。ジュドーは敵の攻撃からアーガマを守りぬき、タマンに忠告する。
    
第25話    ロンメルの顔
アーガマは反地球連邦組織「カラバ」と共にダカールを挟み撃ちにする活動を開始。別行動のジュドーたちガンダムチームは砂漠地帯からダカールを目指す。だが、そこにはザビ家再興を願う旧ジオン公国軍残党、ロンメル部隊が待ち受けていた。
彼らは旧式ながら、砂漠専用MSディザートザク、ドワッジでガンダムチームを苦しめる。しかし、ジュドーたちが子供だと知ったロンメル中佐は、ザビ家再興の夢と共に破れ去った。 
    
第26話    マサイの心
水を探しに出たジュドーは、不時着したところをマサイという土地の女性に救われる。彼女は、水のある村を教えた。
ガンダムチームはオアシスがある村に辿り着くが、村人は冷たく、水をくれない。マサイの亡くなった恋人タグは旧ジオン兵であり、村人は連邦、ジオン関係なく兵とマシンを嫌っていた。

マサイは、村人にMSの強さを見せてタグの名誉を回復するため、ゲルググでガンダムチームに戦いを挑んだ。
善戦したが破れ、死ぬつもりのところをジュドーに助けられるマサイ。ガンダムチームは水を得て去り、マサイは心の傷を負ったまま孤独な生活に戻っていく・・・ 
    
第27話    リィナの血(前)
ハマーンはネオ・ジオン軍の武力誇示のため、連邦首都ダカールで大パレードを敢行した。またパーティーに連邦要人を招き、ミネバ・ザビの、ザビ家後継者としての立場を印象付ける。
そしてリィナは社交界デビューを果たすが、複雑な心境。
一方ジュドーたちガンダムチームは深夜ダカールに奇襲を仕掛け、リィナを救出しようとする。だがハマーンに見つかり撃たれたジュドーを庇って、リィナが銃弾を受けてしまった。 

第28話    リィナの血(後)
ジュドーはリィナを連れてコア・ベースで脱出するが、撃墜され海を漂う。プルは2人を発見するが、妹のリィナに嫉妬。ジュドーはプルの気持ちを思い、皆で兄妹になればいいと説得する。
一方、ハマーンが送ったMSドライセン部隊が加わり、ダカールではガンダムチームが苦戦。ジュドーはZZガンダムで救援する。アーガマはネオ・ジオンの旗艦サダラーンにハイメガ砲を発射する。
ネオ・ジオン軍はダカールから撤退するが、被弾したMSドワッジは傷ついたリィナのいる小屋に墜落していく・・・。 

第29話    ルーの逃亡
アーガマとカラバの合流を阻止したいハマーンは、カラバの拠点、エルゴレアの攻撃をに指示。出撃したグレミーらを迎撃するために出撃したルー、ビーチャに続いて、ルーにハッパをかけられたジュドーも出撃。戦闘中にビーチャが、ルーのコア・ファイターを盾にして、彼女に惚れているグレミーをけん制。機から降りるルー。
そのせいでグレミーのMSが倒される。砂漠に逃げたグレミー。
ネオ・ジオンの空襲で破壊されたエルゴレアの街を見たジュドーは、理不尽な死を見て、もう一度戦う決意を固めた。 

第30話    青の部隊(前)
ルーは、戦闘中に自分を盾にしたビーチャを許せずアーガマに戻ってこない。ガルダーヤの街に迷い込んだルーは、自称芸術家のジェネと知り合う。一方グレミーはアフリカ解放戦線の、青の部隊に救われ、隊長ディドーの命令で地下街に潜入する。

その頃、ジュドー達はルーを探しに出た砂漠で、青いMSゲルググに乗った青の部隊の攻撃を受けていた。ガンダムチームはこれを退け、ジュドーはルーを探しにガルダーヤに入っていく。 
    
第31話    青の部隊(後)
ガンダムチームから隊を守って死んだ、青の部隊の隊長ディドーは、グレミーに青の部隊を託す。
ジュドーらはルーを探していたが、オウギュストの部隊が襲来。
オウギュストは解放戦線を利用し、ガルダーヤをネオ・ジオンの基地にしようとしていた。ジュドーはディドーの部隊を撃破。
グレミーは、ディドーの無念を晴らす誓いを立てるのだった。 

第32話    塩の湖を越えて
アーガマとの合流地点に向かうガンダムチームは、メルリル湖という塩湖に出た。しばしの休息。そこに再びオウギュストの部隊が襲来。オウギュストはハマーンを裏切り、グレミーに服従を誓っていた。オウギュストはアーガマへと向かう。
ジュドーたちガンダムチームはアーガマの援護に急行するが、エルに気のあるビーチャは、彼女がジュドーの活躍を喜ぶのが気に入らず、ジュドーからZZガンダムを奪いMSドライセンを迎撃。
だが慣れない機体では思うように戦えず苦戦。
ジュドーは百式で出撃し、ドライセンを撃墜する。 

第33話    ダブリンの午後
アーガマは連邦政府の高官を訪ねるためにダブリンへと向かう。
それをハマーンの指示で、MSバウとMSサイコ・ガンダムMk-Ⅱをグレミーの戦艦サンドラへ輸送中だったアリアス・モマが襲ってきた。
プル、ジュドーの活躍でアーガマは危機を脱しダブリンに到着。
しかし高官たちはブライトを歓迎せず、ハマーンとの和平交渉のためにはアーガマの武装解除さえ行うという。その話を聞いてしまったジュドーは怒り、暴行の末ブライトと共に監禁される。
アリアスはダブリンへ空襲。2人が監禁された屋敷も炎上。 
     
第34話    カミーユの声
監禁されたジュドーとブライトを救ったのは、ダブリンの病院で働いていたファ・ユイリィだった。アーガマに戻ったファはシンタ、クムと再会。看病していたカミーユの行方不明を告げる。
ガンダムチームはカミーユを探し始めるが、そこへグレミーの戦艦サンドラが接近。プルはこの危機を乗り切るために無断で出撃するが、サンドラに搭載されたサイコ・ガンダムMk-Ⅱから発信される波動に惑わされる。ジュドーはプルの危機を伝えるカミーユの声を感じ、ZZガンダムで救出に向かう。
ハイメガキャノンの威力に後退していく戦艦サンドラ。 

第35話    落ちてきた空
行方不明だったカミーユは発見され、アーガマに収容される。
そこへカラバのハヤト・コバヤシが、ハマーンが企むダブリンへのコロニー落としの情報をブライトに伝える。
だが、ハヤトの艦アウドムラと共に市民の救助を急ぐ彼らの前に、ラカンのMS部隊が立ちはだかる。脱出路を塞ぎ、難民船にまで攻撃するラカンの残忍さに怒るジュドーだったが、ラカンのMSザクⅢに苦戦。ハヤトはジュドーを救うため、ドダイ改でザクⅢに突撃して戦死。

乱戦の中、コロニーはついにダブリンへ落下した。
    
第36話    重力下のプルツ
ダブリンはコロニー落下により壊滅。カミーユ同様、多くの死を感じたジュドーは、カミーユから怒りこそ戦う理由だとの思念を受けて、ラカンのザクⅢを撃ち破る。

一方ガンダムチームは、避難民を満載して迷走するアウドムラを発見し、何とか救出した。
グレミーは、切り札として強化人間のプルツーをサイコ・ガンダムMk-Ⅱで出撃させる。プルツーの覚醒を感じたプルは、アーガマのハイメガ粒子砲をサイコ・ガンダムMk-Ⅱに合わせるが失敗。怪我を負いながらも、プルはキュベレイで追撃する。
しかし戦闘能力と邪悪な心を兼ね備えたプルツーに、プルは苦戦を強いられる。 
    
第37話    ネェル・アーガマ
ダブリンへのコロニー落としが成功したハマーンは、宇宙の制圧を急いだ。その情報を得たジュドーたちも、ノルウェーにあるカラバの基地からシャトルで宇宙へと向かう。サイド4の暗礁空域でラビアンローズと接触したジュドーたちは、新たに乗る機動巡洋艦ネェル・アーガマと対面。しかし伝達係のメッチャーは、ジュドーたち子供は不要と退艦命令を出す。

そこへ強化人間に調整されたマシュマーが、宇宙巡洋艦エンドラⅡを率いて攻撃を仕掛けて来た。ジュドーたちは混乱の中ネェル・アーガマを発進させるが、シンタとクムが戦闘中に宇宙空間に投げ出され、ブライトはランチで救出に向かう。 
    
第38話    鉄壁、ジャムル・フィン
シンタとクムを救出したブライトは、補給物資搭載のため月面都市グラナダに行き、ネェル・アーガマをジュドーたちに託す。
だが、エマリーがラビアンローズから打ち上げた不用意な信号弾が、ネオ・ジオンのMAジャムル・フィン部隊、3人組のスリーディーに発見されてしまう。

再び発見されたネェルアーガマに攻撃を仕掛けるジャムル・フィン部隊とシュツルムディアス部隊。

第39話    サラサ再臨
ネェル・アーガマは正式にネオ・ジオン討伐の命を受けた。
任務達成のためエンドラⅡを振り切ってサイド3へ急ぐネェル・アーガマは、ザク部隊に襲われている民間船と、ヒカリ族の乗る旧式船を救出する。
民間船はネオ・ジオンに抵抗してサイド3から逃げてきたものだったが避難民の中に、変装したハマーンとネオ・ジオン兵たちが潜入していた。ハマーンの目的はジュドーを説得し、自分の傘下にすることだった。サラサはそんなハマーンに邪悪な気配を感じ取る。
    
第40話    タイガーバウムの夢
助けた民間人を降ろすために、ネェル・アーガマはサイド3の24バンチコロニー、タイガーバウムに入港する。
タイガーバウムは実力者スタンパが支配するコロニーで、ルー、エル始め女性たちは彼のハーレムへさらわれてしまう。
ジュドーはネェル・アーガマを盗もうとした少年ルナンたちと知り合い、スタンパの悪政を教えられる。
ルナンたちの協力でジュドーとイーノは女装して、スタンパの屋敷に侵入し、MSを奪いルーたちを救出する。 

第41話    ラサラの命
ハマーンを改心させようと、サラサとラサラは再びタイガーバウムに戻って行く。そこへズゴックに乗ったスタンパの襲撃。
ハマーンに取り入ろうと考えたスタンパは、ネェル・アーガマを捕獲するとハマーンに約束していた。追跡して来たジュドーは、港のクレーンをスタンパのズゴックにぶつけて海に叩き落す。
だがこの戦闘によってラサラは絶命。 

    
第42話    コア3の少女(前)
ハマーンはネェル・アーガマ制圧にグレミーを出撃させた。
一方ジュドーたちは、ハマーンのいるサイド3とドッキングする予定の、鉱山衛星キケロに潜入し労働者を味方につけるべく内部工作を開始した。だがそこへ、強化人間に調整されたキャラ・スーンが現れる。ジュドーには親しく振る舞うキャラに、彼女と親しいと誤解されたジュドーは、捕らえられてしまう。
指導者ロイの娘ルチーナの協力を得て脱出するジュドーだが、プルツーが目の前に立ちはだかる。 

第43話    コア3の少女(後)
強化人間 キャラによりハマーン側に囚われたエルとルーを助けるため、ジュドーとビーチャ、モンドが救出作戦を始める。
ビーチャらが陽動に出て、その隙にジュドーは、サイド3のコロニーのひとつ「コア3」に潜入し、エルとルーを救出した。
しかし同時期、ネオ・ジオンの実権を握ろうとするグレミーの反乱軍が蜂起。ハマーンの暗殺を命じられ、赤いキュベレイMk-Ⅱで猛攻を仕掛けるプルツーだが、ジュドーに対するプルの思念に惑わされてコントロールを失う。
乱戦の中、ネェル・アーガマのハイメガ粒子砲がコア3とキケロを分断し、反ネオ・ジオン派は鉱山衛星キケロからネオ・ジオン兵を追い出すことに成功する。 
    
第44話    エマリー散華(さんげ)
ハマーン対グレミーの戦いの混乱に乗じて、ジュドーはミネバ・ザビを人質にとる作戦を立てる。作戦は成功するかに見えたが、グレミー抹殺に全力を注ぎ込みたいハマーンは、ミネバの命さえ犠牲にしても良いと言い切る。それを本気と取ったジュドーは、とりあえずグレミーを倒すためハマーンに協力する形となった。
しかしその頃、プルツーが大型MSクィン・マンサでネェル・アーガマに攻撃を仕掛けて来る。
ラビアンローズの艦長代理エマリーは、本艦から他のクルーを退艦させ、ネェル・アーガマの盾になりラビアンローズとともに宇宙に散った。  


第45話    アクシズの戦闘
アクシズを制圧したハマーンと、グレミーの最終決戦が始まった。真のネオ・ジオン建設のためにハマーンの首をとれ、と兵たちを煽動するグレミー。激しい戦闘が繰り広げられる。
キャラのMSマルク対ラカンのMSドーベン・ウルフ、マシュマーのMSザクⅢ改対プルツーの大型MSクィン・マンサが激突。
強化人間となったマシュマーは激しい戦いを見せるが、スペース・ウルフ隊の前に倒れる。マシュマーの死を知ったキャラは、マルクにギーレン兄弟を従えて奮戦する。
激しくなる戦闘の中、グレミーは温存していたMS量産型キュベレイだけで構成されるニュータイプ部隊をついに出撃させた。 
 
第46話    バイブレーション
ニュータイプ部隊の猛攻の前に、共同戦線を張るキャラとジュドーは苦戦を強いられる。
月に降り立ったブライトはリィナと再会。保護していたのはセイラ。兄の消息を聞くセイラだが、戦いでそれどころではなかったブライトたち。だがこの戦いにシャアの意思は感じられない。
どこかで我々のやっている事を見ています。そして何かを考えている・・・ 「時代を待っているのですか、兄らしい・・・」
兄は、何か宇宙の意思の様なものに従わなくてはならないと思っているのです、と呟くセイラ。
グレミーは、アクシズに連結されていた隕石コロニーのモウサを切り離して、ハマーンの艦隊に激突させる作戦を開始する。
しかしハマーンの応戦で、モウサは軌道をそれる。
次にグレミーは、アクシズの軌道をコア3に向けさせた。
プルツーとキャラの戦いに加わるジュドー。だがプルツーの心にプルの思念が割込み、ジュドーは敵ではないと叫ぶ。
戻ったプルツーを乗せて再びキュベレイで発進するグレミー。

そこでキャラ、ジュドーと再び戦闘。

思念の渦巻く中、プルツーはキュベレイから脱出。

ルーが最後に攻撃を加え、グレミーは爆死した。
ジュドーはプルツーを助け出し、ネェル・アーガマに帰艦した。
アクシズはコア3と激突し、ハマーンは拠点を失ってしまう。

第47話    戦士、再び……
ネェル・アーガマは隕石コロニーモウサをコア3に激突させ、ハマーン艦隊の壊滅に成功する。
ジュドーは最後の決着をつけるべく、単身ZZガンダムでハマーンのキュベレイに向かっていく。最後の戦い。
MSゲーマルクで善戦したキャラだったが、ニュータイプ部隊との激闘により戦死。
ジュドーをジオン発祥の地に誘い込むハマーン。もう後がないと宣告するジュドー。戦いはノーマルスーツ同士になった。

「私と来い」「あんたの存在そのものがうっとうしいんだよ!」
再び自機に戻る二人。だがジュドー機は動かず。その時フォウ、カミーユ、カツ、サラ、ララァまで現れる。そしてZZが合体。
「人の思いが力となるのか。これがニュータイプ・・・」「あなたには見えている筈だ。戦いでムダ死にをした人の意思が」
「人は生きる限り一人。人類全てがニュータイプになれるものか」
反転して決死の攻撃をかけるハマーンだが、プルツーの声に助けられてキュベレイを貫くZZガンダム。
「相撃ちと言いたいが・・私の負けだな」  自爆するハマーン。
設備内に閉じ込められたジュドーだが、プルツーの導きでハイメガ粒子砲が撃たれ、脱出・帰還した。
遅れて救援に来たエゥーゴの艦隊を見て怒るジュドー。

エゥーゴ艦内。泣き崩れる少女ミネバ・ザビは影武者だと告白。
クリプス戦以来、ザビ家の後継者は行方不明だったのでしょう、と上官に話すブライト。だがジュドーは激怒して彼に掴みかかる。死んで行った連中はどうなる!と責めるジュドー。
気に入らないなら俺を殴れ、と言うブライトを殴ったジュドー。

月から木星のヘリウム3開発に赴こうとするジュドーとルー。
そこに、セイラに伴われたリィナが姿を見せる。

「お兄ちゃん・・」
走り寄るジュドー。「コイツ、大きくなってさァ!」
 

そしてジュドー、ルーを乗せた船が出航した。