機動戦士Zガンダム(TV版) 1985年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

1985年(昭和60年)3月2日から1986年(昭和61年)2月22日まで放送 (名古屋テレビ)
番組詳細

感想(全体概要)
ファーストガンダムの後に続く物語を全く観ていなかった事は以前にも書いたが、その後「ガンダム SEED」「ガンダムSEED Destiny」のレビューを行った事もあり(先日はTHE ORIGINをレビュー)、ファースト以降のストーリーが気になっていた。

本作(ゼータガンダムという)はファーストガンダムの「1年戦争」から7年後の世界が舞台。地球連邦軍内に出来た過激エリート部隊「ティターンズ」と反地球連邦組織「エゥーゴ」との戦いを描いたドラマ。ティターンズ総帥ジャミトフ・ハイマンの暴走が今回の戦争の根源なのだが、戦いの描写に力点が置かれて全体の流れが分かり難い。

37話でクワトロが、自分の正体をシャアだと明かし連邦議会でジャミトフの悪行を全世界に暴露するところが、物語のポイント。

主人公のカミーユは工学系の学生で、設定として「ガンダム」開始当時のアムロより少し年上(16歳ぐらい?)。
父親がガンダムMk-2の開発者という点もアムロを引き継いでおり、要は初めて乗っただけでガンダムを操縦出来るというための必然か。
初回で出会ったジェリドと最終話近くまで戦う関係になるという点が、物語に一つの軸を与えている。
第一回目で、MPに殴られたのを恨んでキれ、ガンダムMk-2で仕返しするという直情型のカミーユ。

先が思いやられたが、比較的早い段階で人間的成長を遂げる。
物語のポイントは、ファーストでは地球連邦軍側が正義とされ、ジオン対地球連邦という図式だったのが、反連邦組織のエゥーゴ側からドラマが描かれている点。シャア(クワトロ大尉)がキーマンとして存在する。

ファーストでのメンバーが数名サプライズ的に出て来る中、実にたくさんの女性が戦闘パイロットとして登場する。
また子供相手(とも言えないか)のアニメで女同志の争い、確執等も多く描かれ、特にレコアなどはクワトロから愛情をもらえない事からシロッコに走り、毒ガス作戦までやってしまうという恐ろしさ。

戦死する時まで引っ張られる「辱めを受けた」という言葉。

ニュータイプという存在に対しては、ファーストでのアムロに代表される勘の良さ、といった部分が拡大され、カミーユ他若いパイロット、敵パイロットの間でテレパシーの様な相互認識の感覚を持つ。

また中盤でのフォウとカミーユ、後半でハマーンとカミーユが宇宙を漂う様な感覚になる点などが、ニュータイプの側面として描かれる。

この場面でカミーユが言う「判り合える力」。

これはファーストでのアムロとララァから継承されている概念であり、将来的にも人類の希望として受け継がれて行くのだろう。

また題名にもなっているZ(ゼータ)ガンダムは、メカ的にはアーマーに変形可能なモビルスーツ、という位置付けで、ドラマ後半までそれ以上の存在とは言えなかったのが、ラスト2話で、散って行った者の思念を集めて武器と出来得る、特別なモビルスーツである事が明らかになる。
この辺りは、もう少しネタばらしで、途中にその概念とか武器としての威力とか現してもよかったと思う。

 

原作       矢立肇(原案)、富野由悠季
総監督    富野由悠季

キャスト
エゥーゴ&カラバ
カミーユ・ビダン              飛田展男
クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)  池田秀一 
アムロ・レイ                  古谷徹
ブライト・ノア               鈴置洋孝
エマ・シーン                岡本麻弥
ファ・ユイリィ                 松岡ミユキ
ヘンケン・ベッケナー、ナレーション      小杉十郎太
ブレックス・フォーラ                      藤堂貴也
レコア・ロンド                                  勝生真沙子
ハヤト・コバヤシ                             鈴木清信
ベルトーチカ・イルマ                       川村万梨阿
カツ・コバヤシ                                難波圭一

ティターンズ
パプテマス・シロッコ                        島田敏
ジェリド・メサ                                 井上和彦
ヤザン・ゲーブル                             大塚芳忠
ジャミトフ・ハイマン                        西村知道
バスク・オム                                  郷里大輔
ジャマイカン・ダニンガン                 キートン山田
カクリコン・カクーラー                    戸谷公次
ライラ・ミラ・ライラ                      佐脇君枝
ブラン・ブルターク                        中村秀利
ロザミア・バダム                            藤井佳代子
ベン・ウッダー                               大林隆介
フォウ・ムラサメ                             島津冴子
サラ・ザビアロフ                           水谷優子
マウアー・ファラオ                          榊原良子 
ハマーン・カーン                            榊原良子
ゲーツ・キャパ                             矢尾一樹 

アクシズ
ハマーン・カーン                           榊原良子

民間人・他
ウォン・リー                              名取幸政
カイ・シデン                              古川登志夫
キッカ・コバヤシ                          井上瑤
セイラ・マス                              井上瑤
ハサウェイ・ノア                           花中康子
フラウ・コバヤシ                           鵜飼るみ子
ミライ・ノア                               白石冬美
レツ・コバヤシ                           鵜飼るみ子



あらすじ(各話短縮バージョン)
1話 「黒いガンダム」
サイド7のコロニー「グリーン・ノア」が舞台。ティターンズ(連邦軍内のジオン残党狩りのための組織)と反連邦政府組織エゥーゴとの対立。
グリーン・ノアに住む少年カミーユ・ビダン。

1年戦争後、今は定期便シャトルの船長をしているブライト・ノア中佐の追っかけをしている。

ティターンズのジェリド中尉に、名前についてからかわれ(女性名)彼を殴って連行されるカミーユ。

エゥーゴのクアトロ・バジーナ大尉が連邦のガンダムMk-Ⅱを奪取するために潜入・攻撃。カミーユはその混乱に乗じて脱走する。カミーユの思念にアムロ、ララァを感じるクアトロ。

2話 「旅立ち」 
クアトロ大尉とその部下が激しい戦闘を起こしている最中、カミーユは横暴な尋問を行ったMPに復讐するため、無人のガンダムMk-Ⅱに乗り込み、その目的を果たす。父親に内緒で同機の情報を入手していた。クワトロ大尉の呼びかけに従いガンダムMk-Ⅱ
と共にコロニーを去るカミーユ。

その現場を見てアムロ・レイの再来を感じるブライト。
カミーユの父はガンダムの開発者。

母も軍の研究者だったが夫婦仲は悪く、父は不倫をしている。

3話 「カプセルの中」
エゥーゴの旗艦「アーガマ」に回収されたクアトロ、カミーユらは、ティターンズのMSと交戦するも、何とか防戦。
ティターンズのエマ・シーン中尉が、指揮官のバスク・オム大佐からの親書を持って接触。カミーユの母親と交換でガンダムMk-Ⅱとカミーユの引き渡しを迫る。
カミーユがガンダムMk-Ⅱで回収に向かうが、MSを駆るジェリドが母親の乗ったカプセルを破壊した。


4話 「エマの脱走」
母を殺され逆上するカミーユだが、結局ガンダムMk-Ⅱと共にティターンズに引き渡される。そこで父フランクリン・ビダンに再会するカミーユ。母の死を告げ、愛人とうまくやれるねと冷笑するカミーユ。殴る父だが、それを軍部にも聞かれた。

連行されるカミーユを冷笑するジェリドだが、命令に動くだけだとカミーユに返される。あなたの負けだと諭すエマ。

バスクからアーガマ強奪を示唆されるエマ。

カミーユとフランクリンをガンダムMk-Ⅱと共に逃がし、自分もそれに加わってアーガマにたどり着くエマ。
そんなエマを信用しないクワトロ大尉。

5話 「父と子と… 」
カミーユの父フランクリンは、自分を有利な立場にしようとクワトロ大尉の機体「リック・ディアス」を奪い持ち帰ろうとした。逃げた父を追うカミーユだが、どうしても撃てない。流れ弾に当たって死ぬフランクリン。僅かな間に両親を失ったカミーユ。

6話 「地球圏へ」
地球のジャブロー基地は連邦の象徴とされるもの。

そこを偵察するために派遣されるレコア・ロンド少尉。

地球に降下するシャトルを助けるため、片腕状態のMk-Ⅱで出撃するカミーユ。レコアは無事地球に降り立った。

7話 「サイド1の脱出」
ティターンズ艦隊を振り切るためにサイド1を目指すアーガマ。

サイド1にあるコロニーに、カミーユとエマを連れて行くクワトロ大尉。その30バンチコロニーでは、ティターンズが毒ガスを散布して大量虐殺を行っていた。
ティターンズのライラとの戦いで、ニュータイプとしての片鱗をみせつつあるカミーユ。

8話 「月の裏側」
正規パイロットにされるのに反発するカミーユ。エマはそんなカミーユに、地球で出会ったアムロ・レイの話をした。
月面に降りたアーガマ。師匠のライラを殺されたジェリドは、怒りに燃えてアーガマを攻撃。カミーユは慣れない月面での戦い。

辛くもクアトロ大尉のリック・ディアスに助けられるカミーユ。
月面都市アンマンに入港するアーガマ。

9話 「新しい絆」
レコアは、ジャブローの偵察中に、元ホワイトベースのクルーで、今はフリーのジャーナリストをしているカイ・シデンに助けられる。会議に遅れたカミーユを殴りつけるウォン・リー(エゥーゴの出資者)
ティターンズの戦艦を奪取する作戦を立てるエゥーゴ。

その出撃の後で隙を突かれて攻撃を受けるアーガマ。

先遣隊に同行したカミーユだが、エマの叫びを心で感じて救援に向かい窮地を救う。

カミーユにニュータイプの資質を感じるエマ。

10話 「再会」
ジェリドとカクリコンは、アナハイム・エレクトロニクスから譲渡された新型MSでアーガマを攻撃。だがカミーユとクワトロ大尉の百式MSにより撃退。

エゥーゴ艦隊は月からの脱出に成功。
ジャブローへの降下作戦中に、攻撃を受けているシャトルを救出するアーガマ。その船長がブライトだった。

シャトルに乗っていた、カミーユの幼馴染みのファ・ユイリィ。

カミーユの事が原因でファの両親が捕らえられていた。

11話 「大気圏突入」
ティターンズに反感を持つブライトは、アーガマの艦長への要請を承諾し、ジャブロー進攻を進めた。カミーユと衝突するファ。

以前シャトルを襲ったメッサーラを駆るパプティマス・シロッコがエゥーゴ艦隊を攻撃する。

12話 「ジャブローの風」
ジャブロー進攻を続けるエゥーゴ艦隊。

だがクワトロ大尉は連邦側の守りの薄さを訝っていた。
レコアとカイは捕まってエゥーゴへの連絡が出来ずにいた。

捕虜として辱めを受けたレコア。
そんな中でティターンズの捕虜から、連邦が基地を放棄し、地下の核爆弾を爆発させようとしている事を知るクワトロたち。

撤退を進める中、カミーユは基地内に捕らえられていたレコアとカイを見つける。

13話 「シャトル発進」
ティターンズの創設者ジャミトフ・ハイマンが、エウーゴのジャブロー侵攻を知り、視察のため宙に上がっていた。ティターンズの拠点として要塞化されつつある「グリプス」

避難して来たハヤトの妻フラゥ・コバヤシを迎え入れるアムロ。

同行のカツ、レツ、キッカは彼らが養子にした。

家のメイドたちに監視されているアムロ。

「カラバ」「エゥーゴ」とも距離を置き、幽閉状態のアムロをふがいない、と責めるカツ。あなたは皆にとってのヒーロー・・

エゥーゴの地上支援部隊カラバの一員、ハヤト・コバヤシがクワトロ、カミーユらを先導。機体は超長距離輸送機アウドムラ。
カイが言う、クワトロはシャアではないかという疑問を本人にぶつけるハヤト。名乗った方がスッキリすると言うカミーユがクアトロを殴る。その時、エゥーゴのパイロットを宇宙に返すシャトルがティターンズの攻撃を受ける。敵の攻撃から守るため、シャトルに乗り損ねるクアトロとカミーユ。

14話 「アムロ再び」
フラゥらを日本に送るため空港に来たアムロは、カツと共に輸送機を奪い脱走、ハヤトと合流するためケネディ空港にに向かう。
ティターンズのロザミア・バダム少尉が攻撃に参加。

ジェリドは「オーガスタ研の・・・」と呟く。
ハヤトたちのアウドムラは、ロザミア少尉のMAギャプランに襲われ、カミーユが応戦するも苦戦。アムロはその窮地を知って輸送機を体当たりさせる。クワトロ大尉として戦うシャア・アズナブルとの再会。

15話 「カツの出撃」
長い幽閉生活で、戦いへの意思が沸いて来ないアムロ。

カツだけでなくクワトロにも責められる。
アウドムラはシャトル基地のあるヒッコリーに向かう。

誘導のためにカラバメンバーのベルトーチカ・イルマが乗船。
途中、アウドムラはロザミアに襲われ、焦ったカツが独断でガンダムMk-Ⅱで出撃。

後を追ってクワトロとカミーユも出撃するが、アムロは出られない。

16話 「白い闇を抜けて」
ヒッコリーに到着したアウドムラ。

皆はシャトルの準備を始める。カツも宇宙で戦う事を決めた。
ベルトーチカの激励で再びMSに乗る決心をするアムロ。
シャトルを狙って再びティターンズの攻撃。

アムロとカミーユの協調で応戦し、クアトロ大尉とカツを乗せたシャトルは無事地球から離脱。

17話 「ホンコン・シティ」
指揮官のブランを失ったティターンズの副官ベン・ウッダーは、アウドムラと兄弟機のスードリを指揮。日本のムラサメ研究所に協力を要請した。

強化人間のフォウ・ムラサメと共にサイコ・ガンダムが合流。
武器、物資調達のため、ルオ商会に接触するアムロ。

そこでブライトの妻となったミライ・ノアとその子供二人に出会う。
フォウが操るサイコ・ガンダムによりメチャクチャにされるホンコン・シティ。カミーユは苦戦。

18話 「とらわれたミライ」
アムロはミライにアウドムラへの乗船を勧めるが、断られる。

この接触によりミライの存在がウッダーに知られ、ミライ母子が拉致されてアウドムラ引き渡しの駒にされる。

責任を感じたアムロが単身ベンの元に行くが、アムロも人質にされてしまう。
降伏を装ったハヤトは、海中からガンダムMk-Ⅱのカミーユを接近させる作戦でミライらを救出した。
一方、フォウとカミーユは交戦した時の不思議な感覚から、互いを知らないまま惹かれ合う。

19話 「シンデレラ・フォウ」
フォウをティターンズ側の人間と知ったアムロはカミーユに警告するが、それに反発するカミーユ。
夜の街で再会するフォウとカミーユは唇を重ねる。
不在のフォウに代わってサイコ・ガンダムを操るウッガー。だが途中で制御不能になり、フォウを呼び戻す。カミーユもガンダムMk-Ⅱで応戦。

戦いの中でサイコ・ガンダムのパイロットがフォウだと知り、愕然とするカミーユ。

20話 「灼熱の脱出」
ニューギニアのティターンズ基地に向かうアウドムラに対し、スードリで特攻を仕掛けるウッダー。サイコ・ガンダムにも出撃を命じる。
サイコ・ガンダムと戦うカミーユだが、ノーマルスーツでフォウの前に立ち、家族の話をする。フォウは銃でカミーユを追い払うが、その後スードリに突っ込み、大気圏突破用ブースターを切り離す。

咎めるベンに撃たれるフォウ。
ブースターで宇宙に行けというフォウの言葉を聞くアムロとカミーユ。

アムロは行くようにカミーユを促し、支援に回る。

ブースターは発進し、アーガマに回収されるカミーユ。

21話 「ゼータの鼓動」
アーガマの一員に戻ったカミーユだが、まだ地球に心を残していた。
ティターンズ総帥ジャミトフに表面上の忠誠を誓うシロッコ。

疑いながらもそれを利用しようとするジャミトフ。
指揮下に入ったジェリドとマウアーに、ジャミトフの本心を解説するシロッコ。そしてジェリドらは新MSのガブスレイでアーガマを攻撃する。
迷いながらの戦いでジェリドに追い詰められ、ノーマルスーツで放り出されるカミーユ。そこに援軍が入ってカミーユは助けられる。

相手は軍曹として働くファ・ユイリィ。

完成したZガンダムを配備しに来たのだ。

22話 「シロッコの眼」
ニュータイプ候補生のサラ・ザビアロフとシドレを訓練するシロッコ。

まだ少女とも言える二人と訓練に出たジェリドはMSメタスとGディフェンサーを輸送中のレコアと遭遇。

レコアの危機を感じたカミーユとエマ、ファが出撃し、何とか撃退。
アーガマに帰ると身勝手な行動をしたファに平手打ちをするエマ。
一方勇み足だったジェリドはシドレを死なせ、サラも恐怖のために戦線から逃避。この結果を全て予測していたシロッコに不信を抱くマウアー。

23話 「ムーン・アタック」
ティターンズが月の重要都市フォン・ブラウンを制圧するためのアポロ作戦。エゥーゴはその阻止のために戦うが、善戦及ばず、シロッコの強行着陸を許した。

24話 「反撃」
ティターンズの情報収集のためにフォン・ブラウン市に潜入したカミーユ。だがジェリドとマウアーに捕まる。その窮地を救ったカツ(後を追って来た)。レコアがZガンダムで出撃し、市街戦となる。

その余波で再びジェリドと遭遇するカミーユだが、そこから脱出し、レコアからZガンダムを引き継ぐ。

ティターンズの指揮官ジャマイカンはフォン・ブラウン市から撤退。
一方連邦議会総会に出席していたブレックス准将がティターンズに暗殺される。クアトロに後を託すブレックス。

議会は連邦連邦軍がティターンズの傘下に入る事を議決。

25話 「コロニーが落ちる日」
サラがアーガマに投降して来る。ティターンズが月の都市グラナダにコロニー落としをする作戦があると伝えた。

作戦自体は信じるも、何か裏があると感じるブライトたち。

ラーディッシュの艦長ヘンケン。エマに横恋慕。
27バンチの移動を確認するも、フォン・ブラウン市、グラナダ市、いずれに落ちるのかが不明。

ジャマイカンはこのチャンスで攻撃を仕掛ける作戦。反発するヤザン。
サラに接近してしまうカツ。丸め込まれてザクのところへサラを連れて行く。サラはザクに乗り込んで脱出。
エマ、フォらの努力でコロニーのコースが変わり、グラナダ市への直撃は免れた。

26話 「ジオンの亡霊」
ジャマイカンのコロニー落としに反発したヤザンは、独断でアーガマに攻撃を進める。
ヤザン部隊とカミーユらの戦い。

ヤザンは攻撃から撤退すると見せかけて、旗艦アレキサンドリアの艦橋をエマに撃たせ、ジャマイカンを爆死させた。

27話 「クワトロ大尉の帰還」
エゥーゴの未来をブレックスから託されたクアトロ大尉。

ハヤトはシャトルでクアトロを送り出す準備を進める。
アーガマとラーディッシュもその回収に動くが、そこを狙ってヤザン隊の攻撃。それに応戦するカミーユたち。
交戦の中をクアトロはシャトルからボートで離脱し、アーガマに回収される。

28話 「ジュピトリス潜入」
アポロ作戦の功績がありながらヘリウム輸送船ジュピトリスの船長に戻ったシロッコ。レコアは廃棄寸前の敵MSを改修して、そのジュピトリアに潜入しようとしていた。反対するカミーユを突き放すレコア。
ファが、ジャブローでレコアが受けた屈辱の話をしかけるが、それを遮るレコア。こういう仕事が適任だから選ばれると話す。
偽ゲルググに乗り、漂流者を装ってジュピトリスに潜入したレコア。

船内を調査するうち、シロッコに見咎められる。本名を名乗るが、シロッコは見逃した。ハッチ担当の者を倒して脱出するレコアを、シロッコは知りながら再び見逃し「好きになりそうだ」と呟く。
アーガマに帰還し、ブライトに報告するレコアだが、シロッコに関する情報を言うことが出来なかった。

29話 「サイド2の危機」
出資者と会うため、フォン・ブラウン市に向かうクアトロ大尉。
一方ジェリドが主導するサイド2への毒ガス散布の作戦が進みつつあった。25バンチコロニーに取りついてガスボンベを作動させようとするところへ駆けつけるカミーユたち。

カミーユとエマが防戦し、カツがボンベを破壊した。

30話 「ジェリド特攻」
ウォンと共に出資者と会合をするクアトロ大尉。

ジオン残党により組織されたアクシズについての議論。

クアトロはアクシズとエゥーゴの協力を目論んでいた。
ヤザン隊を囮にして廃棄コロニーに誘い込む作戦に抜擢されるジェリドとマウアー。
ジェリドとカミーユの一騎打ち。

カミーユの必殺の一撃に、マウアーが自分を盾にして散った。
逆上して攻撃を仕掛けるジェリドのMSの両脚を打ち砕くカミーユ。
ジェリドはアーガマに特攻を仕掛ける。自爆するジェリド。

31話 「ハーフムーン・ラブ」
フォン・ブラウン市に寄港中のアーガマ。クアトロが地球から連れて来て、ファが面倒を見ているシンタとクムが居なくなってしまう。

探しに出掛けたカミーユとファ。そこにサラも爆破作戦のため、街を訪れていた。お互いの気配を感じる二人。
サラを見つけ、一時穏やかな時を過ごすが、爆弾を仕掛けた事を知り、その回収に向かうカミーユ。だが爆弾は配管から落ちてしまう。

連絡を受けてアーガマは脱出し、カミーユとサラも回収される。
ドサクサに紛れて脱出するサラ。逃げるサラを見て、無駄に空へ向かってビームを撃つカミーユ。
シンタとクムはシャワー室にいた。

32話 「謎のモビルスーツ」
ティターンズもアクシズとの接触を模索しており、アーガマは損傷の修理を先送りにして進んだ。
クアトロと話すレコア。

目を閉じたレコアに口づけするクアトロ。それを遠くで見るカミーユ。
シロッコの乗る戦艦ドゴス・ギアを百式のメガ・バズーカ・ランチャーで攻撃するクアトロだが、そのプレッシャーから目標を外してしまう。
ヤザンが新MSハンブラビで発進し、カミーユらは苦戦。一方クアトロの砲撃に協力したレコアは、シロッコの気配を感じてそのまま行ってしまう。
ヤザンのMSハンブラビに苦戦するカミーユ。弾切れとなったカミーユを助けるレコア。だが更にヤザンの攻撃は続く。
その時、大量の赤いMSが到着。

アクシズのハマーン・カーンが指揮する部隊だった。

33話 「アクシズからの使者」
アクシズに救われた形になったアーガマ。旗艦のグワダンに招聘されてミネバ・ザビと会見する。

7歳でザビ家復興の言葉を話すミネバを見て、ハマーン・カーンに詰め寄るクアトロ。騒ぎを起こしたせいで閉じ込められるブライトらメンバー。
カミーユが狂言に協力してクアトロが脱出。

ハマーン・カーンに迫るも逃げられる。
メンバーは何とかカーゴに乗り、アーガマに帰還。

岩のダミーを出してその場を脱出するアーガマだが、ティターンズの攻撃を受けて苦戦(Zガンダムへのクモの巣攻撃)。

戦いの最中、敵の思念を感じて心が乱れるレコア。ラーディッシュの支援で何とかティターンズを退けるアーガマ。
アクシズを訪れたシロッコは、ミネバに忠誠を誓う。

34話 「宇宙が呼ぶ声」
先の戦闘で負傷したレコア。見舞いに来たファに今までの生活を話す。レジスタンスを経験するうちに危険な事を求めるようになった。

ヤザンにアーガマ攻撃を指示するシロッコ。
ヤザンの攻撃が始まる。カミーユ、クアトロが発進。レコアもクアトロの制止を振り切って出撃。ヤザンはMSを引き、ダミーのMS部隊にクアトロらを引き付ける。その隙にアーガマを叩く作戦。

攻め込むヤザンと戦うレコアのメタス。

異様な感覚を感じるヤザンに向かってノーマルスーツのままで向かうレコア。レコアを手でホールドしたままドゴス・ギアに戻るヤザン。

レコアの戦死を感じるアーガマのクルー。カミーユはクアトロを殴り倒す。

35話 「キリマンジャロの嵐」
ドック艦ラビアンローズで修理を行ったアーガマ。

その後は地球のキリマンジャロにあるティターンズ基地へカラバが攻撃するのを衛星軌道上から支援する。
それを阻止するために攻撃を仕掛けるヤザン。苦戦するカミーユを助けたクアトロは攻撃を受けて大気圏に落ちて行く。

MAに変形して追いつき、百式を乗せて大気圏突破を行うZガンダム。
キリマンジャロに降りたクアトロとカミーユの近くにサイコ・ガンダムが降り立った。フォウは乗っていない、違和感を感じるカミーユ。

不凍湖から基地内部に侵入する二人。
フォウの制御状況を視察するティターンズ創始者のジャミトフと対峙する二人。サイコ・ガンダムに搭乗しようとするフォウを追って出口を見つけるカミーユとクアトロ。
出撃したサイコ・ガンダムに呼びかけるカミーユだが、フォウは応じない。アムロが救援に入り二人をドダイに乗せる。

同じ事を繰り返させるのか、とクワトロを責めるアムロ。

36話 「永遠のフォウ」
フォウを救おうとするカミーユに否定的なクアトロ。

単身キリマンジャロ基地に潜入するカミーユ。

互いの感覚で引かれ合い、再び出会うフォウとカミーユ。前回とは別人のフォウに驚く。薬を求めるフォウを連れてラボに行くカミーユ。

そこでフォウの秘密を知る。基地から二人で脱出するが、フォウは再び別人格となってサイコ・ガンダムを呼び出し、乗り込んでしまう。
サイコ・ガンダムに守られながら、シャトルで宇宙へ脱出するジャミトフ。

カミーユは必死でフォウを止めようとするが、そこへジェリドが捨て身の攻撃をして来る。それを庇うようにサイコ・ガンダムがサーベルを受けた。
放り出されるフォウ。

 

フォウの亡骸と共にカミーユを乗せてアウドムラに戻るアムロとクアトロ。
カミーユは「これからは、あなたはシャアと名乗らなくてはならない」と静かに言った。

37話 「ダカールの日」
キリマンジャロを制したカラバのアウドムラを追うジェリド。爆撃機メロゥドを指揮していた。行先は連邦会議総会の行われるダカール。
戦う意味が判らない、とアムロに問うカミーユ。

クアトロを議場まで護衛するアムロ。
ベルトーチカは会議の様子を全世界に中継するための工作を進めていた。エゥーゴによって議場を占拠する中でクアトロは自らをシャア・アズナブルと公表し、ティターンズの行っている所業について世界に訴えた。
通信基地の攻撃を全力で防ぐカミーユたち。ベルトーチカがカメラを回して非道な攻撃を中継したため、やむなく攻撃を中止するティターンズ。
その放送を海辺のリゾートで静かに聞く女性、セイラ。
ベルトーチカの活躍に、ご褒美のキスをするアムロ。

シャアの演説を褒めるカラバのクルーたち。

だがシャア自身は自分の自由を失ったと嘆く。

38話 「レコアの気配」
再び宇宙に戻るカミーユとシャア。合流予定のアーガマに攻撃を加えるヤザン隊。苦戦するアーガマに、シャトルから発進したカミーユとシャアが応援に。
シャアは更に百式のメガ・バズーカ・ランチャーで敵艦アレキサンドリアを撃つが、ビームが逸れる。
ヤザンに助けられてアレキサンドリアに身を寄せていたレコアが、シャアの意識を感じて艦の後退を進言していた。
その気配を感じていたカミーユ。

39話 「湖畔」
修理のためサイド2、13バンチの観光コロニー・モルガルテンに寄港。休息を取るカミーユの前にロザミィ・バタムという女性が現れ、カミーユをお兄ちゃんと呼んだ。一緒に写った写真もある。
ティターンズの拠点はルナツー、グリプス、ゼダンの門(かつてのア・バオ・ア・クー)。ジャミトフと協議するバスク・オム。

レコアを依存心の強い女と評するシロッコ。
湖で偶然少女をボートに乗せるロザミィやシンタ、クム。

それはミネバだった。楽しそうに笑うミネバを見て驚くハマーン。

ザクの急襲を受け、勢いで13バンチでの戦いを始めるシャア。
避難の流れでアーガマに乗船するロザミィ。

40話 「グリプス始動」
ロザミィの素性を怪しむシャアとエマ。

彼女の精密検査を船医のハサンに依頼する。
ティターンズはグリプスの片方をコロニーレーザーに改造し、運用しようとしていた。
一方レコアを言葉巧みに懐柔するシロッコ。彼女にメッサーラを与える。
偵察に出たカミーユはメッサーラのレコアと遭遇し、ショックを受ける。

敵になったもののコロニーレーザーの情報を与えるレコア。
情報が洩れた事を知ったバスクは、サイド2の18バンチコロニーをコロニーレーザーで攻撃する。大量の人の死を感じてしまうカミーユ。

41話 「目覚め」


バスクは陽動作戦としてレコアに18バンチへ毒ガスを撒布する作戦を指示した。
検査によりロザミィが強化人間である事が判明。だが彼女自身その自覚がない。カミーユを助けるつもりでMSのネモで出撃するロザミィ。シャアの攻撃もかわす。
準備が整い、やむなく毒ガス撒布開始の指令を出すレコア。多くの人の死で再びカミーユの心は乱れる。ロザミィにも同じ反応。
怒るカミーユを冷たく突き放すメッサーラのレコア。

ロザミィは敵のハイザックを難なく倒す。
コロニー内で死んだ子供を見てショックを受けたロザミィは、ロザミア・バダム少尉として記憶を取り戻す。

彼女の使命はZガンダムの破壊とそのパイロットの抹殺。

42話 「さよならロザミィ」
サイド2への毒ガス攻撃が再びあるとの情報で現場に向かうアーガマとラーディッシュ。
ティターンズに戻ったロザミアは、他の強化人間と共に訓練と意識調整を受ける。
再び戦場で出会うカミーユとロザミア。

だが彼女は以前のロザミィではなかった。
アーガマ隊は毒ガス攻撃を阻止したが、それはバスクの作戦であり、コロニーレーザーはグラナダ市を照準に合せるため、移動しつつあった。

43話 「ハマーンの嘲笑」
エウーゴの最大出資者、アナハイム社のメラニー会長がアーガマに親書を送る。この戦いを打開するため、アクシズに協力を求めるというのだ。それに反発するカツとファ。

カミーユはグアダンの、ハマーンへの伝達役を買って出た。
ハマーンは偵察の意味もあって、自らアーガマに出向いた。
シャアはティターンズのコロニーレーザーを潰してくれ、とハマーンに頭を下げる。ハマーンはメラニー会長が条件として出したサイド3の譲渡を受け入れた。
味方を装いティターンズに近づくグアダン。

ハマーンは後に自分らが使う事を考え、最低限の破壊を指示。
MS戦でカミーユたちが消耗する中、ようやくハマーンが攻撃開始。コロニーレーザーの射程はクラナダから逸れた。
後にグアダンに出向き、ミネバに謝意を述べるシャア。

ミネバにザビ家再興を信じ込ませるハマーン。

44話 「ゼダンの門」
エゥーゴと手を結んだ筈のハマーンはゼダンの門(かつてのア・バオア・クー)でジャミトフと会見を行っていた。
目的はザビ家再興の後押し。

それを承知のシャアたちを見て反発するカツ。
ハマーンがジャミトフを殺そうとして交渉は決裂。

そしてアクシズ、ティターンズ、エゥーゴ三つ巴の戦いが始まり、戦場は混沌として来る。
おとりとして戦っていたサラを回収してアーガマに戻ったカミーユ。

サラと再会するカツ。

45話 「天から来るもの」
ハマーンが小惑星アクシズをゼダンの門に激突させる作戦を支援するエゥーゴ艦隊。

カツは捕虜になったサラが気になるが、それを咎めるカミーユ。
一方シロッコはレコアにサラの救出を指示しMSのパラス・アテネを与える。
レコアがアーガマの後方に入り直撃(ただし致命傷は避ける)。その機に乗じてサラがMSで脱出するが、その気配を感じ散るカツが追尾する。
戦うレコアとファがゼダンの門の中で機外に出る。責めるファに自分の心を話すレコアだが、ファには理解出来ない。

再びMSに戻るレコア。追うカミーユ。
戦場で相対するカツとサラ。逃げるサラを撃てないカツ。
混戦が続く中、アクシズがゼダンの門に激突。

破片の巻き添えになってティターンズの艦隊にも被害が出る。

46話 「シロッコ立つ」
ハマーンとの会見を行うため、グアダンに集結するジャミトフ、シロッコ。シロッコを介して争うレコアとサラ。
カツが勝手に出たため、通信兵名目でグアダンに乗船を願い出るアーガマ。カミーユが追うが、既にカツは連行された後だった。

船内で兵を倒し、シロッコを殺そうとするカツだが、既にグアダン内に居たシャアに止められる。会見場に乗り込んだシャアだが皆に逃げられる。
混乱に乗じてジャミトフを殺害するシロッコ。
キュベレイに乗ったハマーンが戦いに加わり、シロッコのジオと交戦。
戦いの最中、カツがシロッコに撃った必殺の一撃を、サラが盾となって受け、散って行った。サラを失い放心状態のカツ。

47話 「宇宙の渦」
メールシュトローム作戦(コロニーレーザー奪回)のために発進するカミーユを追って出るカツとファ。

カミーユは本気で追い返すが、構わずついて行くカツ。
グアダンの兵の練度の低さに自らキュベレイで発進するハマーン。

戦いの中で強い思念を感じる。その相手はカミーユだった。

ハマーンを戦いの意思を生む源だとして倒そうとする。
強い思念が反応し合った結果、カミーユとハマーンは宇宙空間を漂う。

二人は共通の意識の中で同じものを見る。カミーユは母親、ハマーンはかつての恋人。人は判り合えると話すカミーユ。

 

だがそれも束の間、我に返ったハマーンの厳しい攻撃。カツ、ファが援護に入るが共に大破。
片腕を切られ、その場から逃げるキュベレイ。グアダンに戻り、倒すべきはカミーユだと悟るハマーン。
自分の心が弱くてハマーンを倒せなかったと言うカミーユに、アムロの二の舞になるな、と諭すシャア。

48話 「ロザミアの中で」
ゼダンの門に激突した小惑星アクシズは、月面都市グラナダに落ちようとしていた。それを阻止するための工作に努力するアーガマのMS。
ロザミアはゲーツ・キャパを兄と思い込む事で精神を安定化させ、再び強化人間として利用されていた。
アーガマの工作員にロザミアのサイコ・ガンダムMk-2が襲いかかる。

止めさせようとロザミアに話しかけるカミーユ。

ロザミアの中にはフォウの意識もあった。
だがその後ファとカミーユの言葉に混乱するロザミア。錯乱状態でビームを乱射するロザミアに向けてビームを放つカミーユ。
グリプス2のコロニーレーザーにより、小惑星アクシズのコースが逸れ、グラナダ市は助かった。

49話 「生命散って」
グリプス2を制圧したエゥーゴに対しティターンズとアクシズが総攻撃を仕掛ける。
迎え撃つアーガマのMS隊。エマとカツがペアで戦うが、ヤザン隊の攻撃をかわすうち、コアファイターが岩に激突し、カツが戦死した。
残されたエマも奮戦するが、追い詰められる。

その状況を知ったラーディッシュ。Mk-2を助けに行きましょうというクルーの声で船を向けるヘンケン。
無茶だと叫ぶエマだが、ラーディッシュは構わず突っ込み、ヤザンの集中攻撃により撃破される。
ラーディッシュの撃沈を知り、ショックを受けるカミーユの背後にジェリドのバウンドドッグが取り着いた。
ビーム攻撃でバウンドドッグをラーディッシュの方に飛ばすと、ラーディッシュ爆発の巻き添えでジェリドも戦死。
「みんな、死んでいく・・・・」呆然とするカミーユ。

無駄に宇宙へビームを撃つ。

カミーユのむき出しの思念を感じて不愉快だとレコアに話すシロッコ。

そして二人で出撃する。
MS隊を率いて出撃するハマーン。シロッコ、レコアと交戦。その後カミーユが加わり、レコアとカミーユの戦いに。
ヤザンがレコアに加勢し、カミーユはロープに捕まる。危ういところをエマが助ける。
今度はエマとレコアの戦い。エマはレコアに「貴女は女でありすぎた」と責める。「だから戦うのよ」と返すレコア。思念を感じたカミーユが「やめろー!」と叫ぶ中、レコアとエマはビームサーベルで相討ちとなり、レコアが爆死。エマは最後に「辱められた」とのレコア言葉を聞く。

50話 「宇宙を駆ける」
エマを、投棄された巡洋艦に運び込むカミーユ。

瀕死のエマは、自分の命を吸い取って戦え、と言い残して絶命。
コロニーレーザーをティターンズ艦隊に向け、発射準備を指示するブライト。
だがそのコロニーレーザーを破壊しに向かうシロッコと、それを追うシャア。更にシャアを追うハマーン。ジオで心臓部を破壊しようとするシロッコと戦うシャアだが百式の片手、片足をもがれ、機から出て居住区に向かう。それを追うハマーンとシロッコ。
劇場跡で三者が相対する。ハマーン主導で銃を手放すシャア。

そこにカミーユ、ファが割り込んでハマーンとシロッコが逃げる。
戦いは再びMS戦となり、シロッコとカミーユの一騎打ちに。

カミーユの周囲に今まで亡くなった女性、カツたちの思念が集まり、Zガンダムがピンクの輝きに包まれる。
そのままカミーユはジオに突っ込み、シロッコの体を貫く。


ファの呼びかけに、ヘルメットのない状態で外に出ようとするカミーユ。

カミーユの危機を感じ叫ぶファ。