原題: Moonraker
監督 - ルイス・ギルバート
脚本 - クリストファー・ウッド
原作 - イアン・フレミング
主題歌 Moonraker - Shirley Bassey
この曲には全く印象がない(歌手の無駄遣い?)
興行収入 2.1億ドル
キャスト
ジェームズ・ボンド - ロジャー・ムーア
ホリー・グッドヘッド博士 - ロイス・チャイルズ
ヒューゴ・ドラックス - マイケル・ロンズデール
ジョーズ - リチャード・キール
ドリー - ブランシュ・ラヴェレック
コリン・ダフォー - コリンヌ・クレリー
フレデリック・グレイ国防大臣 - ジョフリー・キーン
チャン - トシロー・スガ
M - バーナード・リー
Q - デスモンド・リュウェリン
マネーペニー - ロイス・マクスウェル
ストーリーダイジェストはコチラ(名称インプットで10/10まで)
予告編
感想
宇宙モノという点では「007は二度死ぬ」で宇宙船強奪が描かれているが、1978年に公開された「スターウォーズ」に乗っかって今回はボンドもスペースシャトルに乗った。
スペースシャトルの初飛行は1981年だが、この時期既に詳細な情報は公開されており、モデルを作る程度は十分に出来たろう。
そのためか移送中のシャトルが奪われるなんて「あり得ない」設定がまかり通る(単独通常飛行など不可能)
舞台もカリフォルニアからベニス、リオに行った後アマゾンとあちこちに飛び、最後は宇宙。
途中の展開はいつものドタバタだが終盤で、ほぼレギュラー出演のジョーズがメガネ女性にほだされて、こっち側の仲間になって戦うというサプライズ。
「寅さん」的な、正月を楽しむ映画。
あらすじ
スペースシャトル「ムーンレイカー」が移送中に行方不明になる事件が発生する。
一方ボンドはプライベート機で暗殺されそうになり、ジョーズと戦うが、辛くも振り切りパラシュートで降下。
Mからムーンレイカーの捜索を指示されるボンド。
怪しまれているのは同機の開発者であるヒューゴ・トラックス。
彼の秘書コリンと親しくなり、ロサンゼルスのドラックス所有の研究所に入るボンド。
そこでNASAから派遣されていた女性科学者ホリー・グッドヘッド博士を知るボンド。
コリンの協力で手掛かりを得てベニスに向かうボンド。
裏切りがバレてコリンは殺された。
ベニスのガラス工房で殺人ガスを発見したボンド。
再会したホリーは、実はCIAのエージェント。
ボンドの報告を受けたMの部隊がガラス工房の研究所を急襲するが、全ての証拠が消されていた。立場をなくすボンド。
Qが分析した結果殺人ガスはアマゾン流域に生息する蘭から抽出されたものだと知らされ、ホリーと秘境に向かうボンド。
そこでドラックスの秘密基地を見つけ出した。
ドラックスの狙いは自分の選んだ優秀な者だけを宇宙に退避させ、殺人ガスを地球に投下して人類は消滅、優秀な者のみの世界を作ることだった。その計画のため強奪されたムーンレイカー。
ボンドとホリーは捕えられ、ドラックスがムーンレイカーに乗って宇宙基地に向かった。
脱出したボンドとホリーも別のシャトルに乗って宇宙基地に向かった。
ボンドからの通信を受けてNASAから宇宙基地攻撃の部隊が発進。
一方ドラックスが地球に向けて殺人ガス入りカプセルを発射。
基地に着いたボンドだが、敵に再び雇われたジョーズが立ちはだかる。
だがボンド追跡の中で心優しい女性と知り合ったジョーズは、ボンドの説得に応じて味方に付いた。
基地内は大乱闘。そのどさくさに逃げるドラックスを追い詰め、宇宙空間に放出したボンド。
殺人ガスのカプセルが地球に迫っている。
ムーンレイカーに乗って追跡を開始するボンドとホリー。
レーザー砲で撃つが自動では応答が遅い。マニュアルに切換えて狙うボンド。だが大気圏に近づきチャンスはあと一回。
狙いを付けて発射した一撃でカプセルは破壊された。
地球ではMや国防大臣がムーンレイカーの安否を心配していた。
機内の映像が出ると、無重力で抱き合っているボンドとホリーの姿が。
カメラのスイッチを切るボンド。
今日の一曲
Michel Polnareff : qui a tué grand maman tournée 2007
愛のコレクション(いい曲です)