現在開催されている大相撲。実況や解説で「ワキをさした」という表現がされます。
どんな意味があるのか?
相手の脇の下に腕を入れるのはとても重要で、簡単にいえば相手の両手を上げたバンザイの状態にしているんです。
バンザイ状態なので相手は力が思うように入らず、こちらは簡単に投げたり倒したりできるわけです。
いつ使うかといえば「前から両手ごと抱きつかれた」ケース。動画でご紹介出来ないのがアレですが「いわゆる護身術」としてはイメージがぴったりの技ですね。
脇をさすのと同義なのが相手のワキを上げさせる。ワキをさす状況は体がピッタリくっついた状態。手のひらは相手の肩甲骨の上に置くようにします。
酔っ払いや、春先になると謎行動をする人が増えますのでこういった人がいきなり抱きついてきた時ですね。
また、肩や二の腕を掴まれた時のように半歩くらい距離がある場合。この距離で相手のヒジ内側近辺を持ち上げたり、かち上げます。
体勢が崩れる(体が浮いている)か、相手が力を出しにくい状態になってます。
体が半歩くらいありますので上記の人達はもちろん、ナンパで無視されたヤツやトラブルの際逆上した相手がいきなり掴んできた時。
その状態から
腕をあげたまま体当たりをしたり、
合気道のようにもう一方の手首をつかみ足を引きつつ両手でハンドルを回すようにして投げたり、
掴まれた腕の後ろに周りそのまま腕を背後からキメたり…など分岐は豊富。
個人的には「持ち上げた腕の下をくぐり→横をすり抜けて逃げる」がベターかなと思います。
ワキ刺しの実例として受講してくれてた男の子。体は大きめだけど運動苦手で大人しい。イジられるからって事でウチに来てくれたんです。
で、子供の取っ組み合い(ケンカ)対策でひたすらワキ刺し→投げをやってたら、クラスか学年の相撲大会で優勝しちゃった。
本人よりお母さんがむちゃくちゃ喜んでた(笑)。
今日はこんな所で。
Checkbox護身術のヒロミズでした
今回も読んでくださりありがとうございます。