久しぶりのブログです。最近はネットの環境もいまいちで、更新も全く出来ませんでした。
この11、12月というのは、州政府の官僚たちというのは、とても忙しい時期になります。
1,2月頃から始まる予算審議にむけて、各省庁が来年度の予算を提出する時期になるからです。
これを高等教育なら、高等教育担当の予算委員会に提出し、調整が行われ、その後議会に提出されます。
また、州知事も大体1月に独自の予算案を議会に提出するので、知事関係者たちは多忙な毎日を送っています。
この予算をめぐる議論の陰で重要な存在をはたすのがロビイストたちになります。
各大学は、自分たちの予算の要望をできるだけ押し通せるよう、ロビイストを雇い、議員たちにアプローチをかけます。
このロビイスト、実働時間は予算を審議する半年たらずですが、強者になると給料は何千万円と稼ぎます。
したがって全ての大学がロビイストを雇えるわけでもなく、場合によっては3つの大学で一人のロビイストを雇う、なんていうグループ作戦を用いている大学もあります。ちなみにコロラドで言えば、中心大学のコロラド大学ボールダー校、聞いた話によればそんなロビイストを15人も雇っているとのこと。持てる大学とそうでない大学の差が如実にこのあたりに現れます。
ただ議員からしてみればたまったものではありません。
それこそ重要なポジションにいる議員などは、毎日のようにロビイストからのアプローチを受けます。
例えば、ローカルの新聞ですが、以下のような記事が載っていました。
http://www.rockymountainnews.com/drmn/education/article/0,1299,DRMN_957_5198755,00.html
この記事は要するにどういうことかというと、コロラドでいう文部省のColorado Commission for Higher Education(以下CCHE)が本来ならばコロラドにある大学を代表して議員たちと交渉をすべきところを、各大学がCCHEを飛び越して各自でロビイストを使って議員とやり取りをしてしまっているということに対して、予算委員会の議員がCCHEに腹を立てている、という話です。
これはなぜかというと、まず高等教育というのは、財政削減の対象になりやすい分野であり、高等教育そのものに対する予算が他の分野に比べると扱いがあまり好ましくありません。つまり高等教育は、初等中等教育や、治安、医療等といった他の分野との競争がますあるわけですが、現在コロラドでは、高等教育内で内部分裂が起こってしまっていて、収拾がつかない状態になって、それにこの記事に出てくる議員はご立腹というわけです。
まず高等教育全体として足並みを揃えた方が、結果としてはおそらくいい結果がでると思われるのにそれが出来ない理由として、CCHEのリーダーシップの欠如をこの議員は指摘しています。本来、このような各大学の動きを調整するのが官僚たちの仕事なのですが、ここで官僚たちの力量が問われます。
ただコロラドは11月の選挙の結果、1月から新しい州知事が就任します。それは何を意味するかというと、現職の官僚たちは1月になったら全員入れ替わるというわけで、どうせ1月になったらこの仕事やめるんだし、みたいなモチベーションの低下などもあるように思います。
選挙のたびに自分の仕事が影響されるってたまったもんじゃないですよね。