こんばんは。
現在放送されているドラマ「春になったら」の第3話をTVerの配信で視聴しました。
第3話で早くもストーリーの風向きが変わっていき、視聴者を飽きさせない脚本で素晴らしいと思います。
まだ3話目なのに、早くも起承転結の「承」の部分に入ったような気がします。
久々に大当たりのドラマを観ているように感じます。
続きが楽しみですね。
父親役に木梨憲武さんを抜擢したのは大正解だと思います。
ぶっきらぼうだけど根は優しく、少し子供っぽいところはあるけど娘を想う強い気持ちがブレることはない。
陽気な演技から繊細な演技まで、木梨さんも見事に演じてます。
観てるこちら側も違和感なく感情移入できます。
娘役の奈緒さんの熱演も素晴らしいです。
最近よくありがちな、俳優経験が少ない若手を事務所のゴリ推しで抜擢というわけではなく、父親役と娘役をしっかりとベテランでかためたのは良い判断だと思います。
やっぱり主演とヒロイン(今作の場合はダブル主演ということになっています)の演技が安定してると、それだけでドラマ全体が締まり、上手く軌道に乗れるんですよね。
これって本当に大事だと思います。
アクションシーンが無いヒューマンドラマの場合は特にその傾向が強いように感じます。
第3話では、父親と娘さん、娘さんの婚約者とその息子さんの四人で遊園地に行くシーンがありました。
父親と遊園地。
また私の自分語りになってしまうのですが、私も亡くなった父と生前に「いつかもう一度、富士急ハイランドに行こう」と話してたんですよね。
父は胃ガンにより、62歳で他界しました。
偶然にもドラマの父親と同じ年齢です。
父の病気に関する話は端折ります(一応リンク貼っておきます)。
なんで富士急ハイランドかというと、私が小学生の頃に家族旅行で富士急ハイランドに立ち寄った思い出があるからです。
当時、富士急ハイランドは現在のように入場無料ではなく、「入場チケット+乗り物単品での支払い」か「入場チケット+乗り放題(フリーパス)」の二種類でした。
私達家族はもちろん全員が後者のフリーパスを購入。
父との富士急ハイランドにおける一番の思い出は、「戦慄迷宮」というお化け屋敷でした。
日本でも超有名なお化け屋敷ですね。
当時は現在ほどのスケールはなく、ウォークスルー形式なのは同じですが、所要体験時間は30分ほどで料金は1人500円と格安でした(フリーパス適用外)。
現在は、たしかフリーパスをお持ちの方で、1組4名を1セットとして4,000円の料金となっています。
カップルや夫婦などの2人だけで利用した場合でも4,000円払う必要があるので、そのあたりはちょっと考えものですね(^-^;)
1人、つまりソロの場合でも4,000円なのはキツすぎる…。
当時、小学生だった私は父と二人で戦慄迷宮に入りました。
料金は合わせて1,000円。
廃墟風セットの作り込みや演出などがとても凝っていて、良い思い出となっています。
ただ、所要体験時間30分というのはやや大げさで、最初に5分ほどの短い映画を観て、それから15~20分ほどでアトラクション内を歩ききる感じでした。
あの思い出深い戦慄迷宮、あれから年々スケールが上がって進化しているため、そういうのもあって父とは「もう一度行こうね」とよく話していました。
私は当時まだ子供だったので絶叫系が全然ダメで、対する父は逆に絶叫系が大好きだったのもあり、父だけが乗って私は下でその様子を眺めていました。
大人になった現在、私も絶叫系は平気になっていましたので、戦慄迷宮と一緒に絶叫系にも親子で一緒に乗ろうねということも話していました。
ただ、私と父の仕事の都合や、そもそも富士急ハイランドが遠方にあることもあり(一泊二日ですら無理。二泊三日で真ん中の日にガッツリ行く必要があるぐらい遠い)、なかなか親子で行く予定が立てられなかったんですよね。
そんな中で父に胃ガンが見つかり、旅立ってしまいました。
絶叫系はともかく、戦慄迷宮にだけはもう一度父と入りたかったなぁと今でも悔やんでます。
でも、そのかわりに父とは亡くなる約1年前に一泊二日で祖母の墓参り&秋葉原観光という形での小旅行ができたので、富士急ハイランドではないけど、父と二人で旅行をするという目的自体は果たせました(^-^)
あぁ、でも62歳で他界は早いですよね。
もう何度も言ってますが、日本人の男性の平均寿命より20年近くも短い。
でもガンだけはどうしようもない。
生活習慣や食生活で確率を減らすことはできるものの、それらの影響は微々たるもので、結局のところ誰がいつどのガンになるかは運次第なところがあります。
だからこそ早期発見がなにより大事ですよね。
父の場合は早期発見ではなかったものの、それでも手遅れではなくて1度目の手術は成功したのですが、その約1年と6ヵ月後に再発したときがダメでした。
リンパに転移していたため、もう投薬治療しか道がありませんでした。
その投薬治療も効果はなく、再発から約1年後の夏の終わり頃に父は旅立ちました。
親孝行、したい時に親はなし
考えさせられますね。
ドラマ「春になったら」の第4話も楽しみにしています。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!
では、また!(^-^)