みなさんこんにちは。

 

今日は「個人輸入の医薬品」についてお話しします。

 

 

個人輸入の医薬品を飲んでいてAGA(薄毛)が進行した患者さんを何人も診察しています。

 

個人輸入で手に入れたフィナステリドが偽薬だったという結果なのでしょうが、長年の治療(のつもり)にお金も努力も使ったでしょうに大変に残念なことです。

 

 

今回は、個人輸入の是非はともかくとして、

 

個人輸入の医薬品は偽薬が多い

 

という事を強調してお話しさせていただきます。

 

厚労省の調査でも、「個人輸入医薬品の約40%が偽薬だった」と報告されています。

 

興味のある方はこちら参考にしてみてください。

医薬品等を海外から購入しようとされる方へ - リスクが潜む個人輸入 (mhlw.go.jp)

これは実はED薬についての調査なのですが、AGA薬についても需要対象も同じなのでほぼ同程度だろうと言われています。

 

厚労省からの注意喚起もありますので、詳しくはこちらもご覧ください。

健康被害などリスクにご注意! 海外からの医薬品の個人輸入 | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)

 

 

 

話を「個人輸入薬を長期間飲んでいてAGAが進行した患者さん」に戻します。

 

今現在の髪の毛を見ただけなのになぜAGAの進行がわかるのかというと、

植毛手術後の植毛部分以外が薄毛になっていた為です。

 

植毛手術をしていなければAGAが自然に進行するだけなので、今現在だけの状態を見ても何もわかりません。

 

10数年前に植毛手術を受けて以降約10年間、個人輸入のフィナステリドを飲んでいた、

というのが皆さん共通の経過です。

 

植毛した毛は確かに残っているのですが、明らかにそれ以外の部分が薄毛、無毛状態になっていました。

 

植毛手術の時に無毛部分にあえて植毛しない事は考えにくいので、その時にはまだ毛が残っていたという事でしょう。

 

 

せっかく10年以上も前にフィナステリドで薄毛が治るという情報と出会い、薄毛にならないで済む機会があったにもかかわらず、さらに高い金額で植毛手術までうけ、長期間治療(と思い込んで)を継続したのに、結果として偽薬に騙されて薄毛になってしまった。

とても残念な事です。

 

 

皆さんも、薄毛を治療できる(もしくは、ならないで済む)せっかくの機会を、金儲け業者に騙されないよう、ちゃんとした治療を受けるようにしてください。

 

 

最近コメントをいただけることが多く、大変ありがたいです。

今後もご質問やわかりにくい部分などあればコメントお待ちしております。
最近ブログのネタが思いつかなくなることもあるので、コメントをいただけると大変助かります。
コメントの際に「掲載OK or NG」など書いていただければ配慮致します。

 

今後とも、ブログ、コメント共々なにとぞよろしくお願いします。

 

 

 

 〇東京メモリアルクリニック

 

  自分が院長を務める、実際に植毛手術を受けたクリニックです。

  美容外科も専門的に行っています。

  28年前からAGA治療を学術的に行っているクリニックです。

  https://tokyo-memorial.clinic/

  ℡:03-5351-0309

 

   

 

 

 〇「Oops(ウープス)」 オンラインED診療

  ネットで予約、電話でEDの診察と処方が受けられます。

  東京メモリアルクリニックでオンライン診療を行っています。

  Oops (ウープス) | ED診療、ぜんぶオンラインで。 (oops-jp.com)
  

 

 

 〇佐藤明男 医師ブログ

  私の師匠であり、AGA診療の第一人者、佐藤明男医師のブログです。

  現在は新潟の「さとう美容クリニック」の院長をされています。

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  私の植毛の師匠でもあり、手術執刀医になってくれた長井正寿医師のブログです。

  日本で唯一のアメリカ毛髪外科学会専門医試験官でもあります。

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