みなさんこんにちは。
今日はいわゆる「育毛剤」についてお話しします。
いわゆる「育毛剤」にAGAによる薄毛を治す効果はありません。
あくまで「医学的・科学的根拠を前提に」言わせていただいています。
決して特定業種への挑発的な意図はありません。
そもそも「育毛」「発毛」という言葉は某ヘアサロンの創業社長が創り出した言葉です。
「増毛」は某義髪メーカーだと思われます。
どれも正式な医学用語（専門用語）ではなく、商業用語です。
少なくとも私の考えでは
「育毛剤とは効果の医学的根拠（エビデンス）がない商業的な製品」
というように言葉を使っています。
「ミノキシジル外用剤は効果がある」と私がいつも言っているのはどうなんでしょう？
「ミノキシジル外用剤」はれっきとした医薬品、治療薬、外用剤、であり、
効果のない育毛剤ではありません。
では、育毛剤は本当に効果がないのでしょうか？
まず、少なくとも医学的根拠となる確実な研究報告、論文発表などが行われていません。
数十人に使ってみて、「薄毛が気にならなくなりました～♪」というのはただの個人的感想で、確実な研究ではありません。
（医学的根拠、科学的データではありません）
「毛根、毛乳頭に〇〇物質が浸透して細胞増殖を～」
というやつは、確かに〇〇物質には細胞を増やす効果があるのかもしれませんが、それは顕微鏡レベル（ミクロ）での細胞の話です。
実際の臨床（マクロ）で効果があるのかどうかが問題となります。
実際に薄毛の方の頭皮にその〇〇物質を塗って、実際に写真などの客観的な指標に照らし合わせて薄毛が改善した
という確実な研究が「複数」行われて効果が確認できたのであれば、それは医学的根拠になりえますが、
それはもう「育毛剤」ではなく「治療薬」です。
（承認、云々の話はまた別の機会にさせてください）
少なくとも、DHTが原因となるAGAによる薄毛については、育毛剤で治ることは一切ありません。
AGAでお悩みの方が育毛剤だけ使って不幸な結果になる事を避ける意味でも、ご理解いただけると良いと思います。
もちろん化粧品メーカー等が「育毛剤」を宣伝、販売する事は何の問題もありませんし、言葉の意味としても何も間違ってはいません。
（私ごときがとやかく言うことではありません）
もちろん企業の営業活動に反対する意図も一切ありませんのでご理解いただければと思います。
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自分が院長を務める、実際に植毛手術を受けたクリニックです。
美容外科も専門的に行っています。
28年前からAGA治療を学術的に行っているクリニックです。
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東京メモリアルクリニックでオンライン診療を行っています。
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日本で唯一のアメリカ毛髪外科学会専門医試験官でもあります。
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