みなさんこんにちは。
今日は「頭皮の色」についてお話しします。
正常な頭皮の色は何色でしょうか?
当然個人差はありますが、その人の肌の色というのは全身でほぼ同じなので、頭皮の色は(位置が近い)顔とほとんど同じ色のはずです。
ですが、毛の生えている頭皮は顔の肌色と比べてやや白っぽく見えることが多いです。
上の写真の「おでこ」と「分け目の頭皮」の色を見比べてもらうとわかりやすいと思います。
これは髪の毛によって頭皮が接触刺激や紫外線から保護されているために、
その人の(紫外線など浴びてない状態の)元々の皮膚の色に近いのではないかと考えられます。
髪の毛が黒いのでコントラスト、目の錯覚などで白く見えている可能性もあります。
(明らかな確証や研究がないので、あくまで推測です)
赤ちゃんなどの頭皮を見てみると、頭皮の色は顔の皮膚と全く同じに見えます。
まだ刺激の蓄積による肌の色調の変化が少ないせいかもしれません。
一方で、薄毛が進んで「髪の毛がなくなった頭皮」を見てみると、ほとんど顔の皮膚と同じ色に見えます。
髪の毛がなくなることで頭皮はに紫外線や接触刺激が当たるようになるため、皮膚が厚くなり色素も作られるようになり、顔の肌色に近くなる(顔と同じ状態の皮膚になる)のかとも思われます。
(これも推測です)
(学術的な意味ではなく)一般的な感覚からすると
髪の毛がある頭皮は、その人の顔の肌色よりもやや白く見え、
髪の毛がなくなって頭皮がむき出しになると、顔の肌色に近くなる
と思われます。
「皮膚がやや白い」というと血流不足を想像しがちですが、頭皮は血流が豊富な場所です。
頭皮の手術や、ケガをした際にはイヤというほど出血します。
本当に血流不足の皮膚は「蒼白」で「冷たく」、「乾燥」するものですが、頭皮はそんなことまずありません。
「血流不足が薄毛の原因」とたまに耳にしますが、あくまで事実と異なるウワサに過ぎません。
頭皮の色は「紫外線や接触刺激を受けていない素の白い肌」と思ってもらえると良いでしょう。
頭皮の色と薄毛との関係については明らかな研究や報告はありません。
少なくともAGA(薄毛)の原因がDHTであることは明らかなので、
頭皮の色はAGAによる薄毛とは関係ない(もしくは薄毛による結果)
と思ってよいでしょう。
AGA(薄毛)については、DHTさえ内服治療で対処しておけば「頭皮の色」「頭皮の血流」などは気にするだけ時間の無駄です。
一方で、脱毛の原因にもなる頭皮湿疹や炎症、毛嚢炎などががあると頭皮は赤くなるので、こちらは注意が必要です。
この時期は湿度や蒸れでかゆみや頭皮湿疹ができやすい季節です。
かゆみなどの頭皮トラブルがあるようなら早めに皮膚科などを受診する事をお勧めします。
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