みなさんこんにちは。
今日は「AGA治療で薄毛はどこまで治るのか」についてお話しします。
まずAGAの治療効果には個人差がかなり大きいことは最初に言っておきます。
短期間ですごく良くなる人もいれば、10年以上の長期間かけてもゆっくりしか良くならない人もいます。
人それぞれですが、それでもほとんどの方はちゃんと良くなります。
研究結果として、
「AGA早期から治療した方がより良く改善する傾向がある」
「（AGA早期ということはつまり）年齢が若いうちから治療した方がより良く改善する傾向がある」
ということは明確にわかっていますが、
「早期だから必ず元通り治る、、、というわけでもない」事にも注意が必要です。
また、ある程度進行していたとしても、治療効果はちゃんとありますのであきらめる必要はありません。
いつものN-H分類で説明します。
先ほどの研究結果を正確に解説すると
「N-H:Ⅰ～Ⅲから治療開始した人たちと、N-H:Ⅳ～Ⅶから治療開始した人たちを比べると、
N-H:Ⅰ～Ⅲから治療開始した人たちの方が、より良く改善した」
となります。
上の図でⅢ、Ⅲv、Ⅲaまでの人が治療をして、ⅠだとかAGAでない状態まで回復する事は十分考えられます。
ですが、Ⅵ、Ⅶの人が治療をしてⅠになるかと言うと、なかなか（かなり）難しいんじゃないかとも思えますね。
（もちろん、絶対に改善しないわけでもありません）
少なくとも改善はするので、どの進行度であろうとその人なりに改善はするのであきらめる必要はありませんが、
「Ⅲの人はⅠに回復する可能性はそれなりにあるが、Ⅳ以降の人がⅠに回復する確率は低くなる」
くらいに考えていただくと分かりやすいと思います。
では本題の「実際AGA（薄毛）がどこまで治るのか？」ですが、その人の治療経過によってだいたい予測することができます。
この辺りは「確証」ではなく「経験則」になってしまうのですが、
「AGA治療最初の1年目に効果が大きいと、10年後も効果が良く見られる」
という論文報告もありますので、特に治療1年目の写真の改善度が参考になります。
（ここで解説したイタリアのRossi先生の10年研究論文です）
AGA（薄毛）についての論文 | AGA 自毛植毛・形成外科医 栁澤正之 (ameblo.jp)
AGAの原因となるDHT自体は生まれる前から体内で作られているので、
自分では早期だと思っていても、20才の時と比べると実は変化に気づかずに進行している事もあります。
薄毛に気づいたらすぐに、もしくは気づく前に、とにかく
できるだけ早いうちにAGA内服治療を開始した方がより良くなる事は間違いありません。
最初にも言いましたが、治療効果には個人差がかなり大きく、AGA進行期間が影響していると考えられています。
過ぎた時間を悔やんでも仕方がないので、気づいたその時から治療を始めることをお勧めします。
ちなみに
「フィナステリド（デュタステリド）はAGA進行を止めるだけ、守るだけの薬」
という間違ったうわさがインターネットなどで流れていますが、
数多くの有名な研究、論文で「ちゃんと改善する」ことが証明されているので、
最後に付け加えさせていただきます。
最近コメントをいただけることが多く、大変ありがたいです。
今後もご質問やわかりにくい部分などあればコメントお待ちしております。
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今後とも、ブログ、コメント共々なにとぞよろしくお願いします。
〇東京メモリアルクリニック
AGA初診 オンライン診療行っています。
自分が院長を務める、実際に植毛手術を受けたクリニックです。
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28年前からAGA治療を学術的に行っているクリニックです。
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