みなさんこんにちは。
さて今日は「AGAの追加治療」についてお話しします。
昨日は
AGA治療はフィナステリド・デュタステリド内服治療さえしていれば、まずは大丈夫!!
というお話をしました。
AGAは内服治療が基本であり、大前提です。
それ以外の治療は、あくまで希望があれば行う「追加治療」と思ってください。
追加治療についてはガイドラインを参照するのが良いでしょう。
日本皮膚科学会による
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」
というものがあります。
AGA_GL2017.pdf (dermatol.or.jp)
インターネットで簡単に閲覧できます。
推奨度は以下の通りです。
A:行うよう強く勧める
B:行うよう勧める
C1:行ってもよい
C2:行わない方がよい
D:行うべきではない
それでは個別に追加治療について説明していきましょう。
〇ミノキシジル外用
フィナステリド・デュタステリド内服治療と並んで、ミノキシジル外用も推奨度Aになっています。
つまり、追加治療として優先的に行うものと考えてよいでしょう。
同じ推奨度Aでも、ミノキシジル外用だけで内服治療をしないとAGA(薄毛)は進行しますので注意が必要です。
〇植毛手術
次に推奨度Bのものとしては「植毛手術」「LED・低出力レーザー」「アデノシン」があります。
「LED・低出力レーザー」「アデノシン」については安全性から推奨度Bになってはいますが、明確な効果実績は少ないです。
ですので、次に考えるべき追加治療は「植毛手術」です。
植毛手術は長年の実績に加え、内服治療(根本治療)でも治りきらない薄毛を劇的に改善できるポテンシャルがあります。
比較的高額なことと手術であることから、強くお勧めする治療ではありませんが、追加治療を考えるほどのさらなる改善希望がある場合には考えるべき治療でもあります。
さらにそれ以外の治療となると、いわゆる「AGAによる薄毛を治療する」という効果からは離れてきますのでAGAの追加治療としては当てはまらないと考えてもらっても大丈夫です。
ですが「かつら」(推奨度C1:行っても良い)については少し話が違ってきます。
かつらはAGA治療にはなりませんが、薄毛を対処する方法としては確かに一つの選択肢です。
かつらについてはまた別の機会にお話ししようと思います。
AGA追加治療についてはガイドラインなども参考にしたうえで、効果の確証や費用なども十分に考えてから行うようにしてください。
繰り返しますが、AGAは内服治療だけでもちゃんと良くなります。
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