みなさんこんにちは。
年末年始にかけて少し基本的な事についてお話ししました。
今日はちょっと概念的になりますが「ヒトはなぜ薄毛になるのか」についてお話しします。
結論から言うと、なぜ薄毛になるのかはわかりません。
人がなぜ薄毛になるのか、仕組みは一部わかってきていますが、なぜ進化と共に薄毛になるようになったのかはわかっていません。
地球上に数多くいる生物のうちで薄毛になるのはヒトだけではなく、実はアカゲザルの一部にも進行性の薄毛を起こすらしいです。
ペットなどの動物がストレス性の円形脱毛症を起こす、というのは聞いたことがありますが、
進行性の形式的な薄毛を起こすのは知る限りはヒトとアカゲザルだけのようです。
一応、霊長類の長たるヒト(と比較的近いアカゲザル)に見られるという事で、進化と共に薄毛を獲得してしまったのかもしれません。
(失った、かもしれません)
ヒトは進化と共に、二足歩行、脳の拡大など特異的に獲得してきました。
その代わりかどうかはわかりませんが、体毛が少なくなりました。
もしかしたら頭が薄毛になるのも体毛と同様に進化の結果なのかもしれません。
ダーウィンの進化論に従えば、
より環境に適した、もしくは生存・繁殖に有利な特徴をもった個体が子孫を残す確率が高いことから、
その有利な特徴が種族に広まり進化として現れます。
薄毛が有利な特徴なのかと考えると疑問に思うかもしれませんが、
一説には、ヒトの体毛が少なくなったのは活発に長時間動くようになることで熱(体温)を逃がす必要があったためとも言われています。
そのためヒトの汗は蒸発して放熱しやすいように他の動物よりも水っぽいそうです。
生きる上で一番大事な脳(頭)の放熱について考えると、
・前頭部(ヒトで特徴的に発達している前頭葉の部分)と
・頭頂部(2足歩行で太陽から直接熱される部分)が
毛を失う事で脳がオーバーヒートするのを避ける点で有利だった、のかもしれません。
(あくまで私の思い付きです)
余談ですが、AGAによって毛が細くなると、代わりに周りの汗腺が増えます。
汗を増やすことで冷却効果、という風にもつながります。
女性よりも男性に薄毛が多いのは、昔々は男性は狩りをする上で長時間の活動が必要で、その分脳の放熱の必要があったから?
と妄想は広がりますが、あくまで私の妄想とご理解ください。
今日のお話は、全て私の思いつきなので何の根拠もありません。
なぜ(一部の)ヒトが薄毛になって視線を集めたりコンプレックスに感じたりしなければいけないのか、
考えても謎は深まる一方ですし、親や神(髪?)を恨んでも仕方のない事ですが、
もしかしたらご先祖様が薄毛のおかげで天敵から逃げおおせたか、その日の食事にありつけたか、
その結果として一族が生き残ってきたのかもしれません。
(それでも薄毛に感謝する気にはなれませんが)
現在はありがたいことにAGAに対して医学的な治療法が確立しています。
薄毛が進化だったとしても、私は治療を選択します。
最近コメントをいただけることが多く、大変ありがたいです。
今後もご質問やわかりにくい部分などあればコメントお待ちしております。
最近ブログのネタが思いつかなくなることもあるので、コメントをいただけると大変助かります。
コメントの際に「掲載OK or NG」など書いていただければ配慮致します。
今後とも、ブログ、コメント共々なにとぞよろしくお願いします。
〇東京メモリアルクリニック
自分が院長を務める、実際に植毛手術を受けたクリニックです。
美容外科も専門的に行っています。
28年前からAGA治療を学術的に行っているクリニックです。
https://tokyo-memorial.clinic/
〇佐藤明男 医師ブログ
私の師匠であり、AGA診療の第一人者、佐藤明男医師のブログです。
現在は新潟の「さとう美容クリニック」の院長をされています。
旅成分多めです。
〇島倉康人 医師ブログ
一緒に勤務している大先輩、美容外科・形成外科の島倉康人医師のブログです。
食事(とお酒)多めです。
https://ameblo.jp/drshimakura/
〇長井正寿 医師ブログ
私の植毛の師匠でもあり、手術執刀医になってくれた長井正寿医師のブログです。
日本で唯一のアメリカ毛髪外科学会専門医試験官でもあります。
https://ameblo.jp/shokumoushokunin/