みなさんこんにちは。
今日は「薄毛治療のガイドライン」についてお話しします。
現在、薄毛治療については効果の有無に関わらず様々な治療法が氾濫しています。
どの治療を選択すればよいのか迷ってしまう事も少なくないと思いますが、「ガイドライン」を確認すれば一目瞭然です。
日本皮膚科学会による
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」
があります。
AGA_GL2017.pdf (dermatol.or.jp)
インターネットで簡単に閲覧できます。
推奨度については
A:行うよう強く勧める
B:行うよう勧める
C1:行ってもよい
C2:行わない方がよい
D:行うべきではない
と分かれます。
C2、Dについては推奨されないと思ってください。
ここに載っていない治療法については「検証するほどの研究実績がない」と思ってもらって結構です。
もちろん、今後ガイドライン自体が改定されて評価が変わったり新たな治療法が追加されることもあり得ます。
例えば「CQ13」については現在研究中の再生医療による培養毛包移植が「C2:行わない方がよい」となっていますが、これは現在ではまだ確立した技術ではなく、研究実績も安全性確認も十分に行われていないからです。
将来の技術革新で優先度が変更される可能性は十分にあります。
現在のガイドラインは2017年に改訂され数年が経過していますが、私の知る限り今のところガイドラインが大きく書き換えられるような革新的な治療法はないようです。
色々な治療法に迷っているようであれば、一度ガイドラインを参考にすることをお勧めいたします。
数年のうちにガイドラインの改定も行われるのではないかと思います。
私の師匠、佐藤明男先生をはじめ普段お世話になっている先生方がガイドラインを作成されていますが、私もいつかガイドライン作成委員会に呼ばれるよう実績を積んでいきたいと思います。
今年も、ブログ、コメント共々なにとぞよろしくお願いします。
〇東京メモリアルクリニック
自分が院長を務める、実際に植毛手術を受けたクリニックです。
美容外科も専門的に行っています。
28年前からAGA治療を学術的に行っているクリニックです。
https://tokyo-memorial.clinic/
〇佐藤明男 医師ブログ
私の師匠であり、AGA診療の第一人者、佐藤明男医師のブログです。
現在は新潟の「さとう美容クリニック」の院長をされています。
旅成分多めです。
〇島倉康人 医師ブログ
一緒に勤務している大先輩、美容外科・形成外科の島倉康人医師のブログです。
食事(とお酒)多めです。
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〇長井正寿 医師ブログ
私の植毛の師匠でもあり、手術執刀医になってくれた長井正寿医師のブログです。
日本で唯一のアメリカ毛髪外科学会専門医試験官でもあります。
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