みなさんこんにちは。
今日は「日本人が書いた世界初の植毛論文」についてお話しします。
昨日は、いかに日本の植毛手術の知名度が低いかについてお話ししました。
世界から見てみると、日本における植毛手術の件数、規模はちょっと小さすぎる気もします。
植毛手術について後れを取っているようにも見える日本ですが、実は、植毛手術についての論文発表を世界で初めて行ったのは日本人なのです。
実に昭和14年(1939年)に奥田庄二先生が皮膚科泌尿器科雑誌に発表した論文が世界で初めて植毛手術について書かれた論文でした。
ですが、日本国内雑誌でありもちろん日本語で書かれており、その後の戦争もあったため、この論文の存在は永らく知られていませんでした。
同じ理由で技術も伝承されずに途絶えてしまったようです。
時は過ぎ、2004年に日本国内でこの論文が発見され、更に英語訳されることで
「世界で最初の植毛手術についての論文」
としてISHRS(国際毛髪外科学会)に認められました。
“Okuda Papers”と呼ばれるこの論文は2015年にISHRSで最も栄誉のあるマンフレッド・ルーカス賞にも輝きました。
ISHRSのHPにもそのあたりの事が書いてあります。
https://ishrs.org/okuda-papers/#more-1985
“Okuda Papers”の中で使われていた植毛手術は
ほとんどがパンチグラフトというやや大きめの組織移植による植毛手術でしたが、
一部では1mmで毛包をくり抜いて移植するという現在のFUE手術とほぼ変わらない技術も使われていました。
世界的に植毛手術、毛包の移植という事自体は、他に行われていた記録が残ってはいるのですが、
「正式な論文として発表」
「1mmパンチでFUE植毛手術を行う」
という事については、間違いなく世界初の事として認められたわけです。
植毛手術開祖の国
FUE発祥の国
として、植毛手術が廃れていくというのはさびしい限りですので、
植毛手術に限らず、AGA治療についても盛り上げていこうと思っています。
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自分が院長を務める、実際に植毛手術を受けたクリニックです。
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