みなさんこんにちは。
今日はコメントでもいただきました「フィナステリドが将来的に効き続けるか」についてお話しします。
結論から言うと、
「フィナステリドを飲みつづける限りは、薄毛改善・維持効果は持続します(たぶん)」
(たぶん)と自信なさげなのは、フィナステリドがAGA(薄毛)治療に使われ始めて約20年しか経っていないので、
厳密に言えば治療20年以降の事は予測になってしまうからです。
ですが、少なくとも20年間については治療効果は持続します。
当院で20年以上治療を継続している患者さんは、改善した後に肉眼的な維持状態をキープしていますし、
また70-80歳の方も多く内服治療を受けていますが、問題なく改善効果が見られます。
AGAの原因となるDHTを作り出す酵素を阻害する作用なので、薬が効かなくなるという事も原理的にはあり得ません。
「薬の耐性ができる」と心配される方もいるかもしれませんが、フィナステリドは20年間の治療経験から耐性の心配はなさそうです。
男性の薄毛の場合9割以上はAGAが原因なので、フィナステリド内服でAGAの進行は止めることができます。
あとは「髪の毛の老化現象」による薄毛は起こるかもしれませんが、加齢による薄毛ともなるのは70-80歳ころだと思います。
加齢性変化は開始時期も進行速度もかなり個人差も大きいのですが、健康、体力維持などが良いのでしょうか?
髪の毛の老化を予防する明らかな答えはわかりません。
将来の髪の毛を心配する気持ちもわかりますが、加齢性変化が始まる前にAGAによって薄毛になってしまっていては元も子もないので、
少なくとも老化が始まるまでは出来るだけ早期から薄毛を予防、改善しておいた方が良いと思います。
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