高速時計を使ったダイヤ運転の楽しさとは? | 16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 当レイアウトは、以前から運行ダイヤに沿って列車を走らせてきましたが、時刻を意識することはありませんでした。

 それでも十分に楽しんでいたのですが、前回報告した高速時計を傍らに置いたところ、新たな楽しみを覚えたのです。今回は、その楽しみについて書くことにします。

 

高速時計を傍らにした鉄道模型の運転

その1:鉄道の役割を実感しました!

 レイアウトの地域設定を具体的に創造すると、列車の利用者や積荷が明確になり、意味を持ったダイヤ編成ができます(川正線の地域設定の一端は前々回の記事に書きました)。その上で、時刻を意識して運転すると、自分でも不思議ですが、こんな感情が湧いてきました。

  • 通勤、通学のみなさんを時間通りに送り届けなければならない。
 続いて、ここから考えが飛躍していきます。
  • 地元で作られた品物を運ぶのも責任重大、安全に届けないと商売が成り立たない。
  • 通勤、通学に限らず、大切な待ち合わせや、通院、観光など、乗客のみなさんには、それぞれ大事な用事がある。くれぐれも安全第一。
  • 安全な定時運行は、みんなの暮らしを支える基盤のひとつかも!

 こんなことを考えながらのスロットル操作は、ちょっとした緊張感を覚えます。それを「楽しい」と言ってしまうと語弊がありますが、趣味の世界の話なのでお許しください。

 
ホームの乗客
「↑これは、ナローのレイアウトです。筑紫川正駅に人がいなかったので・・・」
 
川正漆器を運ぶ貨物列車

その2:手動のポイント操作も楽しくなった!

 転轍機標識を可動にするため、川正線のポイント操作は全て現場扱いの手動です(過去記事参照)。

 最近はこれを億劫に感じていたのですが、手動の転轍も「安全な定時運行」のために頑張る駅員さんの疑似体験だと思えば、楽しさを感じるようになりました。

 動画は。転轍機標識が動く様子です。

その3:カプラーの手動解放も悪くない!

 川正線は、ケーディーカプラーの自動連結・解放を楽しんでいますが、アンカプラーの設置が間に合っていません。このため、アンカプラーのない箇所での解放は、リックススティッカー(過去記事参照)を使っているのですが、これも億劫に感じていました。

 でも、この作業だって、駅員さんや乗務員さんの疑似体験だと思えば、楽しくなるから不思議です。

貨物ホームの9600

 

 この他にも、レールクリーニングは保線掛の仕事と言えますし、運転士は言うに及ばす、信号梃子を操作する信号掛など、安全な定時運行に関わる多くの職員さんの疑似体験ができます。

 高速時計を導入しただけで、こんな楽しみを感じるとは自分でも驚きです。

 連れ合いや娘にこの話をしたら、「暗い!」、「キモい!」と言われてしまいそうなので、レイアウトルームでほくそ笑むだけにしておきます。

高速時計をさらに改良しました。

 ダイヤ運転の最中、ボタン操作を間違えてエラーを出してしまいました。

 左側のボタン(コマドボタン1)で動作がスタートするのですが、動作中に間違ってこのボタンを押してしまうと、エラーが出るのです。

 

 そこで、間違えてボタンを押しても動作が続くように改良しました。

 同時に、真ん中のボタン(コマンドボタン2、時計の倍率変更)を間違って押しても、倍率を変更しない選択ができるようにしました。

 さらに、右側のボタン(コマンドボタン3、終了)を押しても、終了しない選択をできるようにし、前回記事のVBAコードを書き直しておきました。

 なお、書き直したのは、コマドボタン1に関連付けるVBAコードだけです。

 
 本日も、ご訪問ありがとうございました。