レイアウトの風景(3) | 16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 今回お目にかけるのは、駅の風景です。

 手前から、便所、駅本屋、信号てこ扱所、倉庫、貨物上屋、日通の荷受所と並んでいます。

 そして、さらに手前に見えるのが転轍器標識です。

 レイアウトの線路敷設に際して最も頭を悩ませたのが、この転轍器標識でした。

 

16番ゲージレイアウト画像

 私は、どうしてもコレを可動式にしたかったのです。

 ポイントを電動で作動させる度に、転轍器標識が回転する姿を夢見て、試作を繰り返しましたが、私の未熟な腕では実現不可能と知りました。

 でも、実は最初から、確実にできる方法を知っていました。

 でも、その方法は、できれば採用したくなかった。

 なぜなら、その方法では、ポイントが手動式になるからです。

 その方法とは、caboose industries製の手動レバー(製品番号は、204S または 103Rです。スタンダードな手動レバーは篠原模型店など、国内でも流通していましたが、こっちはほとんど流通していなかったように思います。)を加工することでした。

 悩みに悩んだ末、草木も眠る丑三つ時、米国の模型店のサイトをクリックしてしまったのでした。

 結果、当鉄道のポイントは全て手動式となったのです。

 とは言え、蒸気機関車の時代のローカル線では、転轍手詰所に詰めた駅員が手動で転轍していたわけで、そうした運行システムを再現したと思えば、正に「模型鉄道」です。

 

 なお、当時の私は気づきませんでしたが、転轍器標識には、lazyjackの立派な製品もあります。私の話など参考になさらないように。