レイアウトの風景(4) | 16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

  今回お目にかけるのは、当鉄道の駐泊設備です。

16番ゲージレイアウト駐泊設備

 手前に給炭台と給水柱、その左手が乗務員詰所、見にくいですが、給炭台の向こう側の線路にはアシュピットがあります。その線路を挟んで給水塔とポンプ小屋、さらに線路を挟んだ機関庫からは、9600が出庫中です。

 乗務員詰所の陰では、C58が転回しています。その向こうにも建物が見えますが、これは転車台のモーター隠しを兼ねた倉庫です。

 私は、今年56歳になりますが、蒸気の現役時代を定かには知りません。蒸気機関車ブームは覚えていますが、実家の前を走る久大本線の煙はすでに消えていました。

 そんな私が制作の参考にするのは、諸先輩方の著作やWebサイトです。

 機関庫は、河田耕一さんの「シーナリィガイド」から、貴生川駐泊所と五条支区のイメージを合わせて作りました。給水塔も、同書収録の河田さんのイラストを基に作ったものです。

 給炭台は、肥薩線吉松機関区のコンクリート脚のものを参考にしています。これはWebサイトで見つけました。このコンクリートの表現法は、自分では上手くいったと思っているので、ちょっと書かせてください。

 材料は白い香炉灰と灰色の木灰です(私はネット通販で購入しました。)。これを混ぜ合わせて好みの色にします。木工ボンドを塗った面を、混ぜ合わせた灰の山に押し付け、余分を落とせば完成です。

 私の作例は、粘度が高く厚塗りになる木工ボンドを使ったせいか、ご覧のとおり角が出てません。今なら粘度の低いマットメディウムを使うでしょうね(それでもカッチリとした角は出にくいと思います。)。

 ちなみに、給水塔の脚のコンクリートは、セメダインの木工パテを、アルコールで溶きながら筆で塗り付け、乾燥後に塗装したものです。木工パテの質感も好きですが、灰に軍配を上げたいところです。でも写真ではどっちもいまいちですね。モデラーとして、これからもコンクリートの質感を追及することにします。

16給水塔コンクリート画像16番ゲージレイアウト給炭台コンクリート画像