今さらですが、DCCは楽しゅうございます! | 16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージレイアウトのこと..など

16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 当鉄道では、DCC(デジタルコマンドコントロール)を楽しんでいます。
 とは言え、ポイントは手動だし、2列車同時運転もめったにしないし、パソコンやスマホとも接続してません。自動運転なんて考えてもいません。
 それでもDCCは十分に楽しく、末永く続けていきたいと思っています。
 しかし、残念なことに、国内のDCC市場は縮小しているような気がします。
 そこで、今さらではありますが、DCCの普及を願って、微力ながら私もDCCの楽しさをお伝えすることにしました。
駅に並ぶ86と96

1:車両から音が出る。

 KATOのサウンドボックスや車載スピーカーもあるので、DCC特有の楽しさではなくなりましたが、車両から色んな音が出るのは非常に面白いです。

2:停車中もライトが点灯する。

 アナログでも常点灯できますが、DCCでは室内灯と前照灯、標識灯を個別に操作することが可能で、アナログのように、車両側の標識灯スイッチを切り替える必要がありません。
 また、アナログのような走行中のチラつきは、ほとんどありません。

3:スローが得意です。

 DCCを始めた時、あまりの遅さ驚きました。発進、停車が実感的ですし、入換運転に重宝します。
 
 以上を動画にまとめました。
 こんな順序で動作します。
  1. 8620の前照灯点灯
  2. 短ホイッスル吹鳴
  3. 長ホイッスル〃
  4. ダブルホイッスル〃
  5. ワフの室内灯点灯
  6. ワフの標識灯〃
  7. ゆっくり発進

4:1両でも楽しい、小スペースでも楽しい。

 忙しいけど、模型に触りたい!

 そんな時私は、1両の機関車で、ちょっとだけ構内の往復運転を楽しむことがあります。

 小スペースでも、作り込んだ機関庫セクションなんかは、きっと楽しいと思います。

 
 

5:レイアウト上で複数の機関車が生きています。

 「1両でも・・」と書いた後ですが、逆のことも書きます。

 上記1や2はアナログでもできますが、複数同時は難しいと思います。

 DCCでは、レイアウト上で複数の機関車が生きています。

 私の蒸気機関車は、クマタ貿易で購入したESUのデコーダーを搭載しています。

 このデコーダーは、停車中も安全弁やエアポンプの音がランダムで鳴り、複数の機関車が奏でる息吹は、かつての駅や機関区の喧騒を偲ばせます。

 動画ではそう上手くいかなかったので、最後は2両一緒に動かしました。

6:レールがあまり汚れません。

 ズボラな私にとって、とても嬉しい効果です。
 DCCのレールが汚れにくいのは、アナログに比べて、レールのスパークが発生しにくいためだと言われています。
 私のレイアウトはアナログ走行もできるので、アナログも昔に比べてレールが汚れにくくなったことを実感しているのですが、DCCは、その上を行きます。
駅構内のレール
 以上、私なりにDCCの楽しさを書いてみました。
 おそらく、こんなのはDCCのほんの入り口に過ぎないと思いますが、これだけでも実感してしまうと、もうDCCを止める気にはなりません。
 でも、日本の鉄道模型の現状は、DCCを気軽に楽しめるものではなく、かなりの苦労を伴います。みなさんにお勧めするからには、マイナスの部分もお伝えしなければなりません。
 次回は、DCCの苦労話を書いてみたいと思います。
 本日も、ご訪問ありがとうございました。