週末は工作の時間が取れなかったので、今日のネタは、ケーデイーカプラーに関する話です。
厳密に言うと、ケーディー社の特許切れ以降、各社から同じタイプの製品が出ているので、”ケーディータイプ”カプラーの話ですね。
私の16番レイアウト、白縫鉄道川正線は、前に書いたように、ダイヤ運転を志向しており、主役は蒸気機関車です。
そこで、非常に重要なのが、カプラーの連結・解放なのですが、私は、ケーディーカプラーの動作をあまり信用していません。
昔、実家にいた頃、アメロコの入換機を主力にした小半径のHOレイアウトを作っていたのですが、ケーディーの誤作動が頻発して、非常に困っていました。よくお邪魔する「Happy Railwayのブログ」にもケーディーの誤作動のことが書かれてありますが、まさしくこの通りです!
私の場合、走行中にアンカプラー上での自然解放が頻発しました。
そういう訳で、白縫鉄道川正線では、ケーディーの解放に「Rix Sticker」を使っています。ご存知の方も多いと思いますが、ご存知でない方も、写真をご覧になれば、解放動作の理屈はお分かりだと思います。
Rix Stickerのおかげで、場所を選ばずどこでも解放できるのですが、当鉄道は、これまた前に書いた通り、ポイントが手動式なので、最近になって、カプラーくらいは自動で解放したいという思いが強くなってまいりました。
そして、ついにケーディーのアンカプラーを仮設した次第です。
設置した結果、誤作動は生じますが、頻度はそれほどでもなく、走行中の自然解放は皆無です。
これなら使えそうです。予想外の好結果に気をよくして、動画を撮影してしまいました。
走行中の自然解放に関しては、昔のレイアウトより今のレイアウトの方が、水平が取れていることや、台車の転がりに差がないことが改善の原因だと思います。昔のレイアウトでは、米国製のプラキット組立品など、国産品に比べると転がりの良くない台車を履いた車両を混結してましたからね。
自然解放以外の誤作動も昔より少ない気がします。恐らくこれもレイアウトの水平性が影響していると思われますし、昔のレイアウトより直線が長いことも好結果の原因かもしれません。カーブ区間を推進運転すると、動きの渋いカプラーは、カーブの外側を向いたままになることがありますからね。こうなるとアンカプラーの磁力では、カプラーが正常に動きません。
多くの車両は問題が少ないのですが、当時から在籍している天賞堂のプラ貨車は、誤作動が多いです。明らかにカプラーの動きが渋くなっており、カプラーを交換すれば解決するのでしょうが、若かりし頃、近在には模型店が無く、博多の模型店にも常に在庫がある訳でもなく、結構苦労して手に入れたカプラーです。30年以上を共にしていて愛着があるんですよ。
交換する前に、カプラーポケットの潤滑剤であるケーディーのグリーセムを試してみることにします。いずれ、結果を報告しますね。
本日も、ご訪問ありがとうございました。