イミズスタン・アンバサダー
カレー探偵 やみちゃん です。
大名古屋カレー遠征2023初夏#5(全5回)
南インド料理 マドライキッチン
(名古屋市北区大曽根2丁目1-13)
※2023年6月中旬の調査内容に基きます。
6月の或る夜、昼に国際村で”まねきの大将”のマトンラーンをいただいた日の翌日の話です。
名古屋にはスリランカ人がたくさんいて、スリランカ料理店が多いと前回書きました。
では、南インド料理はどうかというと、そもそも名古屋には南インド出身の人があまり多くいないし、それゆえ南インド料理を紹介する人も少なかったため、人口の割には専門店がぜんぜん少ない現状があります。
(※ただし、スリランカ人の20%はタミル人なので、彼ら”スリランカン・タミル”経由でのタミル料理ならスリランカ料理店で食べるチャンスはあった)
そんな中で、おそらくは先駆者として日本人の土屋さんが手がける「カルナータカー」がドーサを初めとした南インド料理を啓蒙され、
その後は岐阜を本拠地とする日本企業「エリックサウス」がいくつもの段階を経て名駅に現在の店を開き、幅広い客層にミールスを普及させて、
それを追うかのように、日本人の近藤さんが「spice & cafe imairo.」を開いてさらにミールスの魅力を発信し、
最近では、なかなか予約が取れず、私も未訪問な日本人による「too much india」が話題になっています。
こうしてみると、ほぼ日本人による南インド料理店であり、もっぱら日本人が先行してその魅力を発信してきた経緯があるんです。
そんな中でむしろ開業が遅すぎた感もある、今回の「マドライキッチン」さん。
満を持して、本場タミル人によるミールスレディなわけです。
(※とはいえ、内装やメニューの美的感性など、随所に日本人の関与が感じられます)
とても美しいミールス。
10年前には、長いごはんにヨーグルトをぶっかけて酸っぱくして食べて美味しいと思える日本人は、まだそう多くは無かったんです。
この日のカレー一覧
そして、カレーといえばバターチキンのようにコッテリッチ©なドロドロカレーと、ふわふわ・あまあまなナーンのイメージしかなかった時代には、ごはんにサラサラ・シャバシャバな汁をぶっかけて、豪快に手喰いするのが美味しいと思う日本人も、少なかったことでしょう。
そんなわけで、やさしい味付け、油が少なめでさらっと野菜スープ的なカレーを一通り食べられるお店でした。
もうちょいヒングを効かせた華やかさが欲しいかも。
ノンベジもあるけれど、”肉をがっつり”という感じではないです。
店主(?)のお兄さんがなかなかおしゃべりで日本語も上手なので、いろいろ談義して仲良くなるのも良いかと。
(※ただし、マドゥライ出身というわけではなさそうでした。マドライは店名だけみたいです)
■カレー遠征2023初夏、大名古屋カレー遠征 編
全5回
(了)
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
***
マドライキッチン (インド料理 / 森下駅、大曽根駅、平安通駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.9
***
■カレー遠征2023初夏、大名古屋カレー遠征 編■もくじ
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12812016143.html
イミズスタン公式本
「おいしいイミズスタン・富山の現地系カレーストリート」
1冊500円(税込み)
”イミズスタン”の名付け親、カレー探偵やみちゃんが地元のおいしい現地系カレー店を紹介します!
巻末の”イミズスタン興国史”は必読!
※お買い求めはこちら
↓↓↓
泥棒と探偵 STORE
https://curry-dorotan.stores.jp/