2023年4月14日 手術から44日後あたり
がんセンターの主治医から電話あり、今の状態を見ながら面談をしたいとのこと。
夫は、相変わらずリハビリへの意欲があんまり見られなくて、
最近は薬の内服も拒否の姿勢が見られるらしい。
がんセンターへ転院してきたばかりの頃は食事は順調に行っていて、全粥も上手に食べられていたが、
今週からは食事も取れていないと。
怒ることが多くコミュニケーションもほとんど取れないので、家族からの声かけをお願いしたい、とのことだった。
半月ぶりに夫に会った。
痩せて小さくなった夫を見て、正直驚愕した。
久しぶりに会いに行ったのに、布団を頭からかぶって、こちらを見てくれようともしない。
夫の名前を呼び続け、しばらくしてやっと声が聞けた。
「帰れよ!!!」
今まで聞いたこともないくらいの大きな声で、こちらを睨みながら。
すごく、すごく悲しかった。。。
私なら、夫と話せると思ったのに。
「ご飯は、お願い、食べて!」
と何度も何度も説得したけど、首を縦には振らなかった。
今まで病気のこと、余命のことは直接伝えていなかったけど、伝えると夫の気持ちも変わるかなと思って
言葉を選んで選んで、伝えてみた。
それでも、何も変わらなかった。
主治医の先生からは、抗がん剤治療で気持ちが悪いとかではなく、
夫の意思で食べるのを拒否しているように見える、と言われた。
今の状況に絶望して、生きるのを諦めて食べるのをやめてしまったのだろうか。
食べるのをやめるほど、今夫は辛いのか、と思うと本当に本当に辛かった。
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この時期が一番辛かったです。
コロナ禍で会えないし、薬を飲まないと再発の恐れもあるし、
本当に、もう死ぬのを待つだけなのかと思うと、辛すぎました。
この時の姿を思い出すと、今でも胸がギュッとなります
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続きは3月18日(月)19時30ごろ更新します!
「それでも、毎日大好きだよと伝えた」