チャーハン(炒飯)の歴史は、中国四千年が誇る食文化の結晶である中華食事と共同であるです。「
中華食事は火力が決め手」と言われるように、チャーハンは中華独特の強火によってカラリ、パラリと炒め上げられるのです。
言い換えると、チャーハンが生み出されたのは強い火力を手にした時であると推測出来るのです。
チャーハンが、いただけるようになったのは、米食中心の食文化が生まれた唐代・宋代の頃と、かんがえられている。
今の時期は米食のみならず竃(かまど)の発達や鉄器方法の進歩と普及も一緒におこなわれたと言われている。
竈の発達によって、燃料もそれ迄の薪から石炭等の火力の強いものに切り替わり、鉄器方法の進歩と普及が中華鍋を生み出したと言われている。
その2つの進歩が炒め物や揚げ物を普及させる契機になったのです。
台湾のチャーハンは、私達の知っている。チャーハンとは、一味異なるものになっている。
台湾のチャーハンは「炊いた白米を卵と共同で炒める」のではなく、「米をスープで炊いてから炒める」物です。
その「米をスープで炊いてから炒める」というようなチャーハンの原形とも言われる調理法は、日本や中国のみならずアジアや欧州等にも伝わっている。
その調理法で創られた食事をインドでは「プラーカ」といい、シルクロードを渡ってトルコに伝えられて「ピ無造作」になったと言われています。